恵比寿から広尾に向かう日比谷線で、乗車拒否をされました。

恵比寿駅で乗ろうとしたら「広尾駅はバリアフリーになっていないので、他の駅を利用してください」と言われる。
私「あと30分で広尾で結婚式が始まるんですけど」
駅員「他の駅から歩けませんか?」
私「・・・」

駅員「わかりました、人を手配します。」

広尾は小さな駅なので、電動車いす80kg、私を乗せると合計100kg、を持ち上げられるだけの駅員数がいないとのこと。
ということで、5分後には、駅員が集まってくれました。

無事広尾駅到着。
階段を持ち上げるときは、バッテリー二つ、合計60kgを解体して外し、なるべく軽くする。

駅員「帰りは人数を手配するのは無理です」
私「では、どうしたらいいのですか?」
駅員「恵比寿駅まで歩くか、タクシーで行って下さい」
私「電動車いすはタクシーには乗りません。恵比寿駅まではどれくらい歩きますか?」
駅員「30分です。」
私「それは厳しいです。どうすればいいですか?今のように他の駅から人を呼べませんか?」
駅員「夜なので人員が減るので無理です。今も無理にやっているのです、これ以上言わないで下さい」
私「そういう言われ方をされましても、私だって帰れないので困ります。そもそもここがバリアフリーじゃないのが悪いのですから。こうやって手伝っていただいたのは感謝をしてますが。」
駅員「とにかく無理です」
私「ではどうしたらいいですか?」

その繰り返し。

そうこうしているうちに、一人の駅員が
「帰り8~9時でしたら、手が空きやすくなりますので、その時間に来てもらえませんか。来る前にお電話下さい。」
と駅の電話番号をくれる。

帰りは電話後15分で6人ほど集まってくれ、スムーズに持ち上げてもらいました。

私「広尾駅は結婚式や、外国人など、利用者も多いですし、エレベーターをつける予定はないのですか?」
駅員「そうしたいんですけど、広尾の商店街から反対があるんですよ。商店街を一部撤去、改装しないといけないので」
とのこと。

久々の乗車拒否でかなりびっくり。
しかも駅員の態度がありえませんでした。

困ったことや、こういうことがあると、いつも私は「では、どうすればいいですか?」を言うことにしている。
相手に考えて、解決法を見つけてもらうため。
拒否されても、他の方法がないと、私だって本当に困る。
相手はめんどくさいので、簡単に「無理です」と言うことがよくあるのだけど、ねばれば意外とどうにかなったり。
ねばるのも疲れるし、本当は嫌なのだけど、私だって困っているのだから仕方ない。

セレブな町と言われる広尾。
ベビーカーを持ち上げて階段を上る親子もたくさんでした。
そうするのが当たり前のようで、駅員も彼らを全く手伝いませんでした。
全然セレブじゃないじゃんね、広尾。
早くエレベーターがつきますように。
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