新幹線の車内でマスクの着用を拒否してトイレなどに居座り、業務を妨げたとして滋賀県の男が逮捕されました。

 逮捕されたのは滋賀県草津市の無職・高永浩一容疑者(50)です。

 高永容疑者は2日午後4時半ごろ、名古屋駅に向かう上りの新幹線「のぞみ34号」の車内で、車掌からマスクの着用などを指示されたものの従わず、トイレや喫煙ルームに居座り「お客さんを人質にとって暴れてもいいんだぞ」などと言い業務を妨害した疑いが持たれています。

 JR東海から「コロナを持っているとの言動をする男が車内にいる」という通報を受け、防護服を着た警察官4人が駆け付けたことから現場は一時騒然としました。

 この影響で新幹線の出発が23分遅れました。警察によりますと高永容疑者に発熱などの症状は見られないということです。

 調べに対し高永容疑者は「間違いありません」と容疑を認めています。