タクシーの空車の時間を有効活用。
日本で初めてのサービスが始まる。

タクシーの窓に映し出された画像。

日本初の車窓型のサイネージサービス「Canvas」。

配車アプリを提供するエスライドと、タクシー広告などを手掛けるニューステクノロジーが17日、発表した。

どのように窓に映し出しているのかというと、実は、天井にあるプロジェクターから投影されている。

窓に特殊な加工がされたガラス製のスクリーンを使用することで、クリアな投影が可能に。

映していないときは、通常の窓としての役割を果たす。

なぜ、タクシーの窓を広告に活用したのか。

注目したのは、空車時間。

ニューステクノロジー・三浦純揮代表取締役「実は、実車の時間というのはだいたい50%くらい。空車の時間というのが49%くらい」

空車状態のタクシーが向かうのは、人通りが多い場所。

さらに、タクシーの窓は人の目線の高さにあり、人の目に止まりやすいため、多くの人たちに情報が届けられるという。

そこで、乗客がいない空車時間でも、広告媒体として有効活用することで、タクシー業界を盛り上げたい狙い。

また、今後は、位置情報のデータと連携し、ロケーションや時間帯に最適化した広告の表示もしていきたいという。

三浦代表取締役「東京だと、法人タクシーが約2.7万台という規模あるし、今後、車両も大きく増えていくと思うので、まだまだすごく可能性がある媒体なのかなと思う。インバウンドは、いつか戻ってくると思うが、まずは、国内の企業だったり、自治体のプロモーションとかで使っていただければ」

タクシーの車窓サイネージは、6月から100台、東京都内での運用開始を予定している。