「FFmpeg」基本情報
■概要
FFmpeg(エフエフエムペグ)とは、クロスプラットフォームのマルチメディアフレームワークで、ビデオ(オーディオ)ファイルに関する録音/変換/ストリーミング機能を提供します。
■基本説明
FFmpegは、動画ファイルや音声ファイルに関して記録/変換/再生などの機能を提供します。
「デコード(エンコード)」「トランスコード」「マルチプレクサ(デマルチプレクサ)」「ストリーム」「フィルタリング」「トリミング」などの機能を備えています。
■動作環境
FFmpegは「Linux」「Mac OS X」「Windows」「BSD」「Solaris」などのさまざまなOSに対応しています。
■経緯
・2000年 初版リリース
■ユースケース
FFmpegは、「メディアプレーヤーソフトウェアVLC」や「YouTubeのコア処理」など、数百ものソフトウェアプロジェクトの中核機能の一部として利用されています。
主な特徴
■サポートコーデック
FFmpegは対応コーデックが非常に多いことで知られています。
既知のほとんどのオーディオフォーマットおよびビデオファイルフォーマットに対してエンコードおよびデコードできるコーデックが含まれているため、多くの主要ではないフォーマットにも対応できます。
■コマンドラインツール
FFmpegは、コマンドラインツールとして利用します。そのため、スクリプトなどのバッチ処理などでも利用できます。
FFmpegツール
■ビデオ/オーディオコンバータ「ffmpeg」
ffmpegは、オーディオまたはビデオ形式を変換するコマンドラインツールです。
TVキャプチャカードなどのさまざまなハードウェアおよびソフトウェアソースからリアルタイムでキャプチャしてエンコードできます。
高品質のポリフェーズフィルタを使用して、任意のサンプルレートとオンザフライでビデオサイズを変更できます。
■メディアプレーヤー「FFplay」
FFplayは、FFmpegライブラリとSDLライブラリを使用するシンプルなメディアプレーヤーです。
■マルチメディアストリーム処理「ffprobe」
ffprobeは、メディア情報(テキスト、CSV、XML、JSON)を表示するためのコマンドラインツールで、マルチメディアストリームから情報を収集し、人間や機械で読み取り可能な方法で出力します。
スタンドアロンアプリケーションとして、統計処理やプロットなどのより洗練された処理を実行するテキストフィルタと組み合わせて使用できます。
→FFmpeg →ffprobe Documentation
ライブラリ
■FFmpegライブラリ
FFmpegは高機能なライブラリを提供しています。
プログラミング支援ユーティリティライブラリ「libavutil」
→FFmpeg →Libavutil Documentation
エンコーディング/デコードライブラリ「libavcodec」
→FFmpeg →Libavcodec Documentation
ストリーム多重化ライブラリ「libavformat」
→FFmpeg →Libavformat Documentation
デバイスライブラリ「libavdevice」
→FFmpeg →Libavdevice Documentation
フィルタライブラリ「libavfilter」
→FFmpeg →Libavfilter Documentation
スケーリング/ピクセル変換ライブラリ「libswscale」
→FFmpeg →Libswscale Documentation
リサンプリング/フォーマット変換ライブラリ「libswresample」
→FFmpeg →Libswresample Documentation
■外部ライブラリサポート
FFmpegは多くの外部ライブラリに接続して、より多くのフォーマットをサポートできます。
→FFmpeg →General Documentation →1 External libraries
補足情報
■オフィシャルサイト
オフィシャルサイト
ライセンス情報
FFmpegのライセンスは「GNU Lesser General Public License(LGPL)バージョン2.1以降」です。
詳細について、こちらを参照ください。
→FFmpeg →FFmpeg License and Legal Considerations
ダウンロード
参考元サイト
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