永久就職も果たしたことだし、パートナー君には頑張って稼いでもらい、私はしばらく関東に来てみました。

しかし今回の上京は、初の波乱となったのです。
那覇→羽田間のスカイマークの飛行機は一日三便のみ。
午前のフライトを予約すると、荷物を預ける入口が狭いので、電動車椅子を持っていくのが無理だと言われる。
仕方なく電動車椅子が預けられる最終便、10時羽田着の便に乗ることに。

ここからが緊急事態。
ヘルプミー。
出発当日、羽田空港の滑走路混雑のため、那覇からの出発が遅れることに。
そうなると羽田に着いて、終電に乗れない可能性が大。
しかしもしそうなったとしても、スカイマークはホテル代などを一切出してくれない。
交渉したが無理。
沖縄の出発を翌日に延期することはできたが、そうしたとしても、同じ事態になりうるので、いちかばちかで搭乗。
搭乗前にパートナー君に電話し、空港近くのホテルの予約をお願いする。

予定通り(?)一時間遅れて羽田につき、電動車椅子にバッテリーを取り付け、ホテルに向かう予定が…
スカイマークが私の帰路に使う鉄道会社4社すべてに電話し、終電にのせてほしいと交渉。

なんとかできそうだということでホテルをキャンセルし、電車に乗ることに。
ここからがすごい。
電車に車椅子が乗る時は待ち時間がかなりあるのに、見事な連携プレーが繰り広げられる。
次から次に駅員が待機。
閉店している駅ビルのシャッターを開けたり、メガフォンで「お客様到着」と叫ばれ案内されたり。
しまいには電車の発車を止めるまでに。
終電だから一本も逃せない。

駅員に「今回だけです。次からは無理」ときっぱり言われる。
あたしだって嫌だよ、と心の中で叫び、「すみません」と謝る。

そしてどうにか夜中1時すぎに目的地の姉の家に到着。
ふー、寿命が縮まりました。

最終便以外、電動車椅子をのせることが出来ないスカイマークが原因で、保証がないスカイマークが悪いんだけど、かなり安く乗れるから乗っちゃうし。
保証の大切さを痛感したけど、かなり複雑な心境です。
寒さすら感じる余裕がないほど緊張し、ぐったり疲れました。