続・コーラス事件簿7

代表が間根さんになってすぐ

間根さんからLINEが来ます

「せっかく作ってくれた伝助ですが、今後は使いません。

団員さんから

いちいち入力するのが面倒くさい

先の予定なんて分からないのに、あんな先の予定まで入れなきゃいけないの？

という声が上がっています。

ごんべ先生にとっては、事前に参加人数を把握することは重要ではありません、参加人数やパートのバランスがレッスンの内容に関係することはないです。

事前に参加者が少ないと凹むだけなので、人数をお知らせするのも前日で良いんです。

それに、所属しているのだから、練習には出席することが前提ですよね？」

という内容でした。

これを読んだ時も、心に冷や水を浴びせられたように感じました

伝助の導入は、出欠を取りまとめる人がいない中で、より利便性の高いシステムを試みてみただけの話です。

大方の団員さんからは便利だねとの声を頂いていたし

今週の出欠をお願いします！と言ったことはあるけれど、先々の出欠の入力を強制した事もありません

何ヶ月も先の練習日程（時間、場所なども表に明記できるので）、団員さんへのお知らせとして伝助に記載していただけであって、必ず出欠を回答して欲しいなんて一言も言ってないのに

練習会場を確保する際、事前に参加人数が分かれば、どのくらいの大きさの会場を取れば良いか分かります

たとえば、12人越えるのか？越えないのか？で取るお部屋が変わってきます、大きさが違えばお値段も違う

12人定員の部屋しか空いていないという場合、事前に参加人数が分かっていれば、その部屋を押さえて良いのか、別の会場を探さなければいけないのかの判断ができます

合唱団を掛け持ちしている団員さんが多かったので、他団体の発表会などの日程がすでに決まっていて、欠席することが分かっている人が伝助に回答してくださっている状況でした

それに、私はお菓子係をやっていたので、事前に人数が分からないと、何人分買っていけば良いのか分からない

前日に回答だとちょっと困る

というのもありました。

「いちいち入力するのが面倒くさい」という団員さん、、、

いちいちお菓子を買って行く人がいるって知ってる？

「そんな先の予定まで入力しなきゃいけないの？」という団員さん、、、

入力の必要はありません！

分かっているならご回答いただけると嬉しいです

と言っているだけですって言いたい

でも、そもそも本当にそんな事を

そんなニュアンスで言っている団員さんがいるの？？

これ、本当に疑問、、、

そして、それをわざわざ伝えるほどの必要性があるの？

もし本当にそのような不満を団員さんから聞いたとしても、私だったらそれを相手にそのまま伝えるようなことはしないだろうと思います

人間関係に緊張感を強いることになるよね？

誰がそんなこと言ってるの？

とか

私って、もしかして嫌われてる？

っていう

ネガティブな感情をもたらすことに繋がるよ

伝助の利用をやめるにしても

良かれと思って提案した人に対して、もう少し違う物の言い方ってないのかしら？

労を労う言葉は一つもなかったし

伝助はＡ先輩が表の作成、団員の名前の入力、今後の練習予定の記載、終了したものの削除などという管理の仕事をしていてくれていたので

Ａ先輩には、間根さんからのLINEの内容は伝えずに、今後は使わないそうですとだけ伝えました

Ａ先輩は

「今後は代表さんのやり易い形で進めていけば良いと思うので、了解です」

って返事がきました。

Ａ先輩が良い人で良かったと思いました。

でも、私の「合唱団ごんべ」に対するモチベーションはダダ下がりました

間根さんに伝助の不満を言った人がいたとしたら、、、

それは誰か、、、

というのはだいたい分かります

間根合唱団1にも間根合唱団2にも所属していて

「合唱団ごんべ」にも参加している間根さんに近しい団員さんがいました

この方と、私は他の合唱団でご一緒しているのですが

私が間根さんから伝助に関してのLINEを貰ったころ

他の合唱団の練習でお会いした時、目を合わせてくれませんでした、、、

いつもなら、「おはよう〜」って普通にご挨拶があるのに

さっと視線を外された感じがして、挨拶することができませんでした

その後も暫く、なんだか分からないけれど打ち解けない、何となく感じる緊張感があって、嫌だなぁ

なんなんだ？？

一緒に歌う仲間の中に、自分に対して何を考えているのか分からない人がいるというのが、、、なんとも気持ち悪く

「合唱団ごんべ」の練習もなんだか味気ないものに感じて、、、

冷や水を浴びてしまった心をなかなか回復させることができず、、、

突然のごんべ先生からの主催撤退宣言と、間根さんの代表就任の決定で、先生に対する一抹の不信感も芽生えてしまい

自分が傷ついているの感じていました