続・コーラス事件簿16
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音子さんの音源事件について、ちょいと付け足すと
合唱指導者の考え方は色々あるようで、自宅で自主練すると変な癖がつくからやらない方がマシとか言う先生もいるらしい

ので様々なお考え、独自のお考えがあると思うのですが、、、
私が「合唱団ごんべ」に入ってすぐ、あまりにも音の取りにくい難しい曲だったので、ごんべ先生に、音源の配信などは考えていないのですか?と聞いてみました。
というのも、それまで私が所属していた合唱団は、新しい楽譜が配られると、一緒に音源も配られて、家で音を取ってきてね!という進め方でした

音符を見ても、その音が頭に鳴らない、いわゆる楽譜を読めない人が多い団だったし、家にピアノはないという人もいるので、音源を聴きながら練習できるのは大変ありがたかったので

ごんべ先生の回答は、音源を配るつもりはありません、それよりも練習中に耳を澄まして、音に集中して掴むことを重視してください
ということでした、、、

先生の言う事も凄くよく分かるのです。
音源配信の長所は、早い段階で音程を取ることができるので、練習開始初期の段階ではスムーズに進めることができます。
ただその反面、私が感じる短所は、練習が中盤に入ってもまだ音源を聴いて音を確認していると、どうしても音源のテンポが体に染み付いてしまって、音源のイメージに引っ張られて、グルーヴ感が生まれにくくなってしまうように感じていました。
音取りの為の音源は楽譜通りにきっちりと、あるいは分かり易いようにゆっくりと弾かれていたりするので、実際の音楽として完成させる時、もたついたり遅れたり、先生が何度注意しても癖がついてしまっているのか、なかなか直らなかったりと悪影響も感じていました。
なので、先生には
「まったくその通りだと思います。なんとかおっしゃる通りに頑張ります」と返事をしたのだけど
あまりにも出来が悪かったか

私があまりに不安と緊張で死にそうになっているのを見兼ねたのか
音源を作ってくれました

優しいね〜💕
と落ちこぼれメゾメンバーでホッとしたものです
先生のピアノ音源は、音取り音源であるにも関わらず、すでに音楽✨✨
毎日、聴いていても飽きない、、、不思議だよね〜

よし!これで頑張ろう💪
と皆んなで気合いを入れました!
その後は、ごんべ先生から
今後は団員さん同士協力して、音源作りをしていただけると嬉しいです、という言葉もあったので
音子さんの音源配信が、先生の意向に沿わなかったということは無いと思う
それでは、次は音子さんが辞めるきっかけとなる謝礼問題です

が、、、、
今私の身の上に起きている事件を考えると
この頃の問題なんて可愛いもんなんだなぁ







全〜部、端折って、一っ飛びに今の記事を上げた方が面白い?興味深い?のではないかと思えるほどだけど、、、



でも、全てが伏線になっているので
一つ一つ順番に進めていこうと思います💨
3月から活動を自粛した「ごんべ」
時の頃は5月になっていました
間根さんから、
「活動休止状態ではありますが、謝礼の件を役員で話し合いました。
誠意を尽くしたいと思いますので
3月は満額
4月5月は半額にしたいと思います。」
というお知らせがありました。
それに対して、団員Aさんから
「謝礼の支払いは練習再開時で良いのですか?」
と質問があり
間根さんが
「はい、団費のストックが無いので、再開してからのお渡しと考えています。」
と返答
このやり取りを多くの団員が、謝礼を月謝と読み間違えてしまいました
団員Aさんの「謝礼の支払いは、、、」
という言葉は、自分が払うつもりで言ってるニュアンスよね

だから、みんな活動休止中だけど、
月謝は3月は満額払う
4月5月も練習はないけど、半額払う
って勘違いした団員さんが多かったのです、私もそうだと思ってた

読み返すと、謝礼って書いてあるのだけどね

コロナ禍で活動休止した合唱団が沢山ある中で、ご指導の先生にいくら払うのか、会費はどうするのかは大問題だったと思います

去年の今頃、多くの代表さん、団長さんが頭を悩ましていたと思う

先生方への補償問題
天災とは言え、突然に収入を絶たれたら死活問題です
心情的にはお支払いしたい
でも、規模の小さな合唱団は月謝収入がなければ、謝礼も支払えません
先生にはできれば支払ってあげたい
けど、、、
練習もないのに団員さんから会費を集めて、経済的負担をかけさせて良いのか?
皆んな納得してくれるのか?
の板挟みになって、みんな悩んだと思います

この頃、合唱仲間同士で、あなたの団はどうしてる?
うちはこんな感じと情報交換も頻繁に行われていました
そして、月謝徴収を決めた団は、退団する団員が続出します

合唱仲間もみんな辞める合唱団、残す合唱団、と整理していた

ちなみに私が所属する合唱団の場合は
90人規模の合唱団は、潤沢な運営資金に物を言わせて、先生にも謝礼満額支払い、団員からの会費徴収も無しという双方に幸せな判断

30人弱の合唱団は、練習が再開されるまで先生方へは謝礼の半額を支払い、団員からも会費半額を徴収すると決まりました。
しかし、この合唱団、もともとの月謝が一万円と高額だったので、半額と言われても5000円

これが、いつ再開されるとも分からない状態で、いつまで払い続けるの??

と疑問に思う団員が次々と辞めてしまいます
私も辞めたうちの一人

先生に支払う謝礼がもともとが高いので、家でのんびり自粛してるだけで5万円も貰えるって何か納得いかないと感じる団員さんもいたようです

もう一つの合唱団、こちらも団員数は30人ぐらい。
こちらは活動を一年凍結、先生が謝礼も辞退されたので、会費の徴収も無し。
先生には申し訳ないけれど、団員にとっては揉める要素がない、ある意味幸せな選択ですね。
この時期、音楽家の方々は突然、入ってくるはずの収入が途絶えてしまって、本当に深刻な状態だったと思う

そして、「ごんべ」の話に戻るのだけど
上記の合唱団はどこも決断をする前に団員に相談しています。
提案して了承を得るとか、アンケートを取るなどをして、団員の意見を聞く機会がありました。
団員が会費を支払うことになる場合は尚更、色々な意見があるので、丁寧な説明と、理解協力をお願いしながら進めて行かないと難しいと思います。
「ごんべ」は、結局は団員からの月謝徴収は無かったのに、不幸にもお知らせを読み違えて
月謝を支払う必要があると思った団員さんがいて
音子さんも、その一人
「納得が行かないので辞めます」って間根さんに伝えたそうですが、
間根さんから、それは誤解ですって説明はなかったそうです

説明されても辞めていたと思うから、今更言っても仕方ないけど、、、

でも、後になってこれが誤解だったと分かった時、音子さんに
「会費徴収がなかったら辞めてなかった?」って聞いてみました。
「そうねぇ、それならそう早まって判断しなくても良かったかもしれないね」
って言っていました
残念です、、、


この一件で
音子さん、楽子さん、そして、音子さんが連れてきたお友達の団員さんの計3人が辞めてしまいます

あ〜あ、今、音子さんと楽子さんがいてくれたらなぁ





きっと寄り添ってくれたのに
力になってくれただろうなぁ
色々と助けてくれただろうなぁ
この間、会った時
何もかもが終わったら、会おうねって言ってくれました
