北海道内で4月3日、新たに新型コロナウイルスの感染者が65人(再陽性1人)確認されました。
北海道内での死者発表は7日ぶりにありません。
感染者は65人。北海道発表分14人、札幌44人(再陽性1人)、函館市1人、旭川市6人です。5日連続で50人を上回りました。
3日は「変異ウイルスの疑い」が新たに札幌で11人、北海道分で1人の計12人が確認されました。これで「変異ウイルス」は北海道内で「感染」104人、「感染疑い」267人、計371人となりました。
旭川市は3日会見を開き、新たなクラスターが確認されたことを発表しました。
●カラオケ教室:7人
3月31日に講師の感染が確認され、濃厚接触者の検査を進めたところ、60代から80代の計7人(講師1人、生徒等6人)の感染が判明しました。
旭川市によりますと、講師はカラオケ教室3か所で1回ずつ教室を開いていて、すべての教室で感染者が確認され、立ち寄った飲食店でもスタッフの感染が判明したということです。カラオケ教室ではマスクを着用していない状況も確認されています。
これまで「クラスター」は「同一空間」での感染者が出た場合に認定をしていましたが、今回は「同一人物」によって感染が拡大したことが明らかになったことで、旭川市としてクラスターと認定したとしています。
【4月3日北海道発表分の感染者情報】
▼空知地方:2人
▼石狩地方:5人
▼渡島地方:2人
▼上川地方:1人
▼オホーツク地方:2人
▼十勝地方:2人
政府は大阪府、兵庫県、宮城県を「まん延防止等重点措置」の対象地域として初めて指定し、4月5日から5月5日までの1か月間飲食店に午後8時までの時短営業の要請をすることを決めています。
北海道は、感染の拡大傾向が続く札幌市を北海道独自の警戒ステージ「4」に相当するとし、感染リスクが回避できない場合、札幌市に「不要不急の外出自粛・他地域との往来自粛」を要請。3月27日から4月16日までの3週間での感染防止に協力を求めています。
4月2日の感染症対策本部会議で、「まん延防止等重点措置」の対象地域との不要不急の往来自粛を求めることを決めました。
北海道内の感染者は、計21117人となりました。