303話 師弟
ザースデンの中央部を通る大通りの一角。
モルテールン地域においてザースデンの領主館が政治の中心であるならば、経済の中心は大通りの終点にあった。
ここにはモルテールン家の物資貯蔵所と並んで最も大きな建物が建っている。モルテールン家御用商人デココ=ナータの経営する、ナータ商会本店だ。
ただ単に一等地に有るだけではない。領主館を除けば最も高い建物でもあり、そして面積も領主館以外で最も広い建物。他の建物がこの建物を超えることは無い。作ろうとしないわけでは無く、作るための土地の確保で、モルテールン家による規制がかかっているからだ。
つまり後にも先にも、街で最も大きな民間建築物はナータ商会の建物ということ。モルテールン家が興隆する以前から付き合いがあったからこその、超が付くほどの優遇措置を受けているわけだ。
そんな大きな建物。荷馬車が直接出入り出来るような作りになっているところに、一台の馬車がゴトゴトと入っていった。
商会の建屋内に馬車が停められ、一人の青年が降りてくる。ひょろりとした体格で、こげ茶色の髪は帽子に仕舞われていた。
年若さが垣間見え、その割にナータ商会には親しんでいるようにも見える。
モルテールン領を中心に活躍する行商人デトマール=シュトゥックだ。
彼は、商会の人間としばらく会話した後に建屋の中へ案内された。
通されたのは、執務室や応接室ではない。商会の主が私室として使っているプライベートな部屋だ。
「デトマールじゃないか」
「師匠!!」
デトマールの顔を見た瞬間、部屋の主であるデココは破顔した。
自分が手塩にかけて育てた初めての弟子がデトマールである。行商人としての知識を教え込んだ愛弟子が、元気そうな姿を見せに来たというなら喜びもするだろう。
デココは、“ベッドに寝たまま”デトマールを部屋に招き入れる。
横たわったまま笑顔を見せる師匠に対し、デトマールの方は渋い顔を作った。
「師匠、聞きましたよ」
ベッドの脇にあった丸椅子に腰かけながら、デトマールは師に対して苦言を呈する。
「何をだ」
「病気なんでしょう。急に倒れたと聞いて、俺もビックリして。こうして無事な姿を見るまでは、心配で心配で」
デトマールは、日頃は神王国南部を中心に行商している。ボンビーノ領で果物を仕入れたかと思えばそれをレーテシュ領で船乗りに売り、果物を売った金で舶来品の綺麗な布地をたっぷりと買い付ける。買い付けた布は行く道々で農作物と交換しながらモルテールン領に足を運ぶ。モルテールン領では余った布や農作物を売って、お菓子を買い込む。そしてまた他の領地にお菓子を売りに行く。といった感じであちらこちらをぐるぐると回りながら商売をしているのだ。
それを今回、道中の商売を二の次にしてデココの下まで駆け付けたのである。勿論、空荷で来るはずもなく商品は積んできたのだが、今回の品は少なからず冒険していた。師匠を見舞うために
しかし、そんなリスクのある商品を運んできたようなそぶりは少しも見せない。師匠に対して、弟子の見栄である。自分は上手く商売をやっていますよと師匠に見てもらうのは、弟子としても自尊心を満たす喜びである。
「心配して、駆け付けてくれたわけか。それは嬉しいな」
「胸を患ったという噂でしたが、その様子だと本当のようですね」
デトマールが行商の途中で聞いたのは、ナータ商会の会頭が
胸の患いというのは、現代的に言えば肺結核や肺炎を指すことが多い。悪くすれば肺がんや心臓病という可能性もある。総じて胸の辺りが明らかに不調を訴える病気全般のことだ。
風邪なども喉や鼻に次いで肺を痛めることが有る為、この世界では基本的に胸を患ったなら安静に寝ているように指導される。
ベッドに長く寝かされているというのなら、胸を患ったというのも一層信憑性が出てこよう。
「ははは、お前がそう思うのも無理はない。しかし、大事ない」
「ベッドに寝ていて、そうはいかないでしょう。俺の前で無理は要らないですよ?」
弟子としては、師匠には強がってもらいたくはないのだ。まだまだ教わりたいことはいっぱいあるし、それでなくともナータ商会が揺れてしまえば自分の行商ルートの支柱が崩壊する。情としても利としても、無事でいて欲しいというのは本音である。
もしも治る病気だとするのなら、もしかすれば自分が何かの役に立てるかもしれない。師をよく知る弟子だからこそ出来ることも有るだろう。だからこそ、無理をしてほしくはないし、強がってほしくも無かった。
そんな弟子の心配そうな顔を見て、デココは一層笑みを深める。
「そうじゃない。これは仮病なんだ」
「仮病?」
「ああ」
いよいよもって面白く感じたのだろう。呵々大笑するデココ。それに対して、首を傾げるのは弟子である。
「どういうことですか」
「お前も、王都で結構な騒ぎがあったことは聞いているか?」
目じりに溜まった涙を拭いつつ、笑いの収まったデココは弟子に向き合う。
「勿論。情報が商人の命だって教えてくれたのは師匠でしょう。抜かりなく確認してますとも。王都が一時期封鎖されてたって話でしょう?」
「そうだ」
教えたことを覚えているようでよろしいと、頷く師匠。
「行商人の積み荷を、樽の中に棒を突っ込んでまで念入りに調べてたと聞いてます。それで何人か、怪しい商品を運んでたのが捕まったらしいですね」
先ごろ、王都は完全に封鎖された。その際の検問は徹底的であり、行商人は積み荷の隅々まで調べられる羽目になったのだ。デココもデトマールも、王都方面は商圏に入っているため、知らなかったでは済まされない情報である。
「ああ。ナイリエの『魚屋』ドーラ、グロンズ商会若手のジーズン、レーテシュバルの『大ぼら吹き』スッツ。捕まって牢屋に入れられたのはこの三人だ」
有名な商人とは、仲間内では二つ名で呼ばれる。商人の大半は平民で、家名すら持たない者も多いからだ。似たような名前も多く、ともすれば同じ名前というのも珍しくない。
例えばデココという名も、ディエゴやデーゴといった名前と混同されやすい。他の人間も似たようなものだ。覚えやすい名前はプラス面もあるが、混同されてしまいやすいマイナス面もある。
それ故、特徴をとらえて二つ名や屋号が付く。自然と生まれた風習のようなものだ。
ちなみに、デココの場合は『お菓子屋』や『甘党』である。
「名前まで分かってるんですか!!」
「情報は商人の命だと教えただろう」
デココは、からからと笑った。流石に、流浪の一行商人に情報面で劣るようでは、南部屈指の商会など経営できない。
ナータ商会は、モルテールン家の情報収集についても一翼を担っている。勿論、指揮系統に組み込まれているわけでは無くあくまでも協力という立場だが、モルテールン家とべったりのナータ商会としては最上位のお得意様に便宜を図るのも当然である。
商会として集めた情報を、モルテールン家に流す。そうすることでモルテールン家の庇護の対価とする。そして、逆もまた然り。ナータ商会がモルテールン家に出来得る限りの協力をする以上、モルテールン家もナータ商会に便宜を図ってくれるのだ。
王都では、モルテールン家は独自の情報網を築いている。元傭兵を抱えるだけに裏社会にまで顔が利くし、金は腐るほど持っているのだ。ゴシップから貴族の醜聞まで、色々な情報を集めているし、ナータ商会はそんな情報を利用して利益をうむ。産んだ利益の一部はモルテールン家に還元されるという、双利共生な関係性。軍事機密でもない限りは、デココの耳には王都の情報が逐一届くのである。
「『魚屋』は、主に魚介類の加工品を王都に卸す商売をしていたが、魚に紛れて盗品を運び込もうとしていて捕まっている」
「盗品?」
「ナイリエでは、ごく稀にだが底引きの網に魚以外が引っかかるらしい。海賊被害が頻発していたせいだろうが、船の積み荷だったと思しきものが引き上げられるらしいな。それを引き取って王都で捌こうとしていたらしいが、どうやらブツが過去に貴族の家から盗まれた貴金属だったとのことだ」
ボンビーノ子爵領の領都ナイリエは神王国でも一、二を争う天然の良港であり、行き交う船舶の数もかなり多い。特に鮮魚の水揚げという面では一日の長を持ち、王都に流入する魚介類の多くはナイリエから運ばれたものだ。地理的にも、そして街道を抑える流通面でも、他の港ではそうそう太刀打ちできない。
それ故に、ナイリエから魚を商材として運ぶのは手堅い商売だ。行商人も含めれば、何十人もの商人がこの商売に関わっている。
だが、手堅い上に参入者が多いということは、利幅はとても小さいことを意味する。仲間内では、ちまちまと小銭を稼ぐみみっちい商売、と罵られがちでもあった。
どこかで一発大きい商売をしてみたい。ナイリエや王都で魚に関わる行商人は、大なり小なり同じ思いを抱える。
つまり、出所の怪しい高額商品をこっそり運んで、モノを捌きやすい王都で処分して儲けよう、などという誘惑に駆られやすい状況があった。
「へえ、それは運が悪かったですね」
恐らく盗品と思われるものを買い叩き、王都でさも出物だったものを買い取ったように見せる。盗まれた貴族としてはあり難いだろうし、秘密裡に取引するのも嫌がらない。何なら、盗まれていた事実を無かったことにする工作まであり得る。あくまでも善意の第三者として買い取ったのなら、罪にも問いにくい。売り手も買い手も、秘密を秘密のままにしたい動機があるのだ。盗品売買というリスクの割には、比較的安全な交易と見込んでいたのだろう。
だが、よりにもよって王都で厳重な検問が敷かれているタイミングで盗品を持ち込むのは拙かった。捕まるのも仕方ないと、デトマールも頷く。
「グロンズ商会の奴は、若手がこっそり抜け荷を企んでいたようだ。王都で関税の掛かる金塊を二重底に隠して持ち込もうとして捕まった。商会の上の方は知らなかったという話だから、若い奴の単独犯だという話だ。ただし、細工に手が込んでいたから、初犯ではなさそうだとして取り調べられている」
だからこそ、王都では金の出入りには厳重な監視が有る。現代でも国を跨いだ貴金属の移動に制限のある国が存在している様に、神王国でも金を持ち出す場合や持ち込む場合、かなり厳重な手続きと、高額な関税を課せられるのだ。
これを利用し、こっそりと金を持ち込めば、相場通りに売ったとしても税金の分だけお得である。
デココも知っている程度にはありふれている違法行為だが、金の密売というのは昔から取り締まる側も警戒するもの。若い人間はその辺の知識に乏しかったのだろう。よりにもよって、といったところか。
「よくそこまで知ってますね」
「まあな。王都の情報は色々なルートから常に最新のものを集めている。ああそうそう、『大ぼら吹き』の奴は他所で下手を打って、詐欺で手配中だったらしい。多少顔形を変装していたらしいが、検閲が急に厳しくなったところでバレた。女に化けていたらしいぞ」
「流石ですね」
女装していたというところでデトマールは驚いた。
大ぼら吹きの異名を持つ男は、商人の間ではそこそこ有名な詐欺師である。いや、詐欺まがいの商人である。嘘も平気でつくために信用を無くし、信用がないためにまともな商人は
相手にせず、その為にまともな商売からはどんどん離れていっているという噂の男。
いよいよ性別まで偽ったのかと、笑いたくもなるだろう。
「斯様に王都の検問が厳しくなったのは、勿論モルテールン家が関わっているわけだ」
「やっと本題ですか」
「ああ」
さて、とばかりに居住まいを正すデココ。
「検問が厳しくなった理由なのだが、どうやらモルテールン家の持っていたものを、盗んだ奴が居たらしいんだ」
「モルテールン家から泥棒? 凄いですね」
天下に名高い悪童を擁する、国内屈指の実戦派貴族家を敵にする。自殺願望でも無いと出来ることではないとデトマールは驚く。
「それで盗まれたものは取り返したんだが、そこから少々トラブルがあってな」
「モルテールンは本当に来るたびに変なことが増えてますよね」
「それには同意するが、今回は飛び切りだからな」
「飛び切り?」
ただでさえ非常識な連中の、飛び切りというネタ。これはどうあっても聞かざるをえない。
「一応、大げさに言って回るなと釘を刺されているからそれを踏まえて聞いて欲しいが、実は龍の卵が見つかったのが発端らしい」
「え?」
「しかも、それがどうやら孵って、赤ん坊のドラゴンを育ててるとかどうとか」
「本当ですか?」
「情報の出所は確かだ」
なるほど、それなら王都で騒動の一つや二つ起きるだろう。
龍の卵というなら献上品になるのも納得だし、さらに卵が盗まれる騒動が起きたというのなら王都の検問も当然の措置だろう。
だが、それとデココの仮病に何の因果関係が有るのか。弟子は話の続きを促す。
「私がこうして寝ているのも龍の関連でね」
「何があるんですか?」
「お前の弟弟子になるラミトというのが居るだろう。あれは実はモルテールン家の人間でね。他領で活動する建前としてうちの看板を貸していたのだ。その彼を含め、協力員もモルテールン家に呼び戻して、警備に当てるそうだ。いきなり大勢が一斉にモルテールン家目指して移動すれば目立つから、ラミトさんが戻ってくる理由として、私が病気になったという訳だ」
薄々感じていたことではあるが、やはりという気持ちになる
ラミトなる弟弟子が出来たことは大分前から知っていたが、生まれから言ってもモルテールン家と強い繋がりがあることは自明だった。あれだけ身内に対しての情が深いモルテールン家で、長年尽くしてくれている従士の子供を、そう簡単に見放すはずもないとも思っていた。
実はモルテールン家の人間でしたと言われても納得だし、他人の目を欺くために行商人を装っているというのならナータ商会としては協力も当然と思える。
モルテールン家とは関係ないはずの人間を急遽呼び戻そうと思うなら、
「なるほど、俺が噂を聞いて会いに来たみたいに、ですか」
「そうだ」
「理由は良く分かりました」
王都で騒動があって封鎖があった件、そしてデココが寝込んでいる件が、実はモルテールン家という存在を介して繋がっていること。更には、その裏に龍の子というものの存在があること。今もって、警備を厚くせねばならない状況にあること。などなど。
デトマールは、おおよそ必要なことは理解した。
そこで、ふと思いつく。
「それなら、ちょっと売りに行ってきます」
デトマールは、かなりニヤついた顔になる。どうやら、自分が仕入れてきた物が、無駄にならずに済みそうだとの見込みが立ったからだ。
「何を?」
「とっておきのフルーツを仕入れたんです」
弟子の得意げなドヤ顔に、一抹の不安を覚えるデココだった。
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