社員の声

土井 龍侍

所 属 衛星技術部 宇宙機エンジニアリンググループ
名 前 土井 龍侍(2019年度入社)
出身校 法政大学 理工学部 創生科学科

これまでの業務
2019年~2020年
・実験装置搭載インテグレーション支援
2019年~現在
・JEM曝露部実験装置の運用管制
2020年~現在
・JEMでの宇宙飛行士によるアクティビティ手順等準備

  • Q

    現在の仕事

    A

    JEM曝露部実験装置の運用管制
    JEMでの宇宙飛行士によるアクティビティ手順等準備

  • Q

    大学(院)の研究内容

    A

    宇宙重力波検出を目指す衛星の軌道設計を研究テーマとしていました。
    宇宙重力波とは、質量を持つ物体が運動した際に発生する空間の歪みの波です。歪みの割合は地球から太陽までの距離に対して水素原子1つ分ほどと極微小ですが、例えば質量を持つ私が身振り手振りであなたに話しかけているとき、あなたはほんの少し歪みます。
    宇宙重力波の検出はこれまで地上の検出器によって行われてきましたが、地上での限界を打破すべく衛星の打ち上げが計画されており、その最適な軌道の設計を行いました。

  • Q

    学生生活について

    A

    学生の頃は、とにかく自分がやりたいと思ったことをやれるだけやってきました。2度経験した英語留学のためには、アルバイトで何連勤もしてお金を貯めました。私は、やりたいと思ったことを何でもできるのが学生の特権だと考えますし、学生の間と、社会人になってからでは同じことを経験するにも感じ方がまた変わってきます。
    今経験できるものに一生懸命チャレンジした結果は思い出としてはもちろん、社会人になってからの行動力、活力になると考えます。

  • Q

    (院進せずに)早く就職して良かったと思うこと

    A

    大学院生活によって得られるものは経験していないため分かりかねますが、社会に出て多くの方と関わりながら得られるものは、技術のみならず非常に濃厚です。
    私の場合、少しでも早くからこのような環境に身を置くことができ良かったと感じています。

  • Q

    仕事のやりがいと大変なこと。またそれが楽しさに変わった瞬間。

    A

    入社してからはとにかく覚えるべき情報が多く大変でした。しかし、時が経てばそこで学んだ知識をフルに活用し議論できる日がやってきます。努力が実を結んだとき、仕事のやりがいを感じますし、非常に楽しいです。

  • Q

    仕事をしていて興奮した瞬間

    A

    日々興奮することがありますが3つ挙げます。
    1つ目は、初めてJEM曝露部実験装置管制官としてコマンドを打った時です。手元のマウスクリックにより宇宙空間で実験装置が動いていることに興奮しました。また、その時には数名の先輩方が集まってきて初コマンドの祝福をしていただき感動しました。
    2つ目は、自分が管制するハイビジョンカメラ映像のYouTubeライブ中継です。JEMから放出される超小型衛星を曝露部ハイビジョンカメラにより追尾した映像がYouTubeでライブ中継されました。何千人もの視聴者がおり、「カメラマンすごい!」等のコメントも多く寄せられ最前線で働いていることを実感しました。
    3つ目は宇宙飛行士についてです。私の職場では日々宇宙飛行士の近くで仕事をします。宇宙にいる飛行士のサポートや、地上にいる飛行士への訓練等があります。たまに飛行士との飲み会もありますが、大勢の応募から選抜され、実際に宇宙で仕事をした方からの言葉は非常に新鮮ですし、自分の力にもなります。

  • Q

    仕事をするうえで大切だと思う能力

    A

    仕事をするなかでは、必ず自分だけでは判断できないことが出てきます。どんなときにも積極的なコミュニケーションが必須です。そして質問できる先輩を増やすことが大切です。
    新社会人になった時には皆同じ線からのスタートなので、これができるかできないかで大きな差が出ると考えます。

  • Q

    入社前と入社後での会社の印象の違い

    A

    入社前からも、SED社員の宇宙の仕事に対する気持ちの強さを感じていましたが、入社後はこれに加え、SED社員それぞれがメンバーに対して思いやりがあり、とても過ごしやすい職場環境であったことに安心しました。

  • Q

    就職活動中のみなさんへメッセージ

    A

    今現在やりたいと思っている仕事がある方、どんな仕事でもやってみたいと思っている方、人によって様々だとは思いますが、就職後の未来は可能性にあふれています。是非自分の今後の人生について多くの観点から検討し、魅力を感じた会社に挑戦してください!応援しています!

令和2年10月14日現在