Twitter上で大規模なステルスマーケティングを行っている疑いのあるSNSアプリ「Gravity」について、提供元とされている実態不明の企業「HiClub株式会社」の会社役員が、筆者の入手した資料から明らかになりました。
中国検索大手「Baidu(百度)」の日本法人「バイドゥ株式会社」代表取締役社長の張成煥(Charles Zhang)氏が、HiClub株式会社の代表取締役社長に就いていることが判明しました。
(2009年から商号Baid”o”株式会社、2015年からHiClub株式会社。HiClub株式会社とバイドゥ株式会社の登記簿謄本履歴事項全部証明書)
バイドゥが絡んでいることはGravityアプリの解析と会社所在地から突き止めていたものの、引き続きの調査でより確実なものとなりました。
(NSx.BAIDU.COM)
(通信パケットキャプチャー)
(HiClub所在地にオフィスは確認できず、代わりにバイドゥとその100%子会社popIn)
また、バイドゥに経営統合し、バイドゥと同施設同階にオフィスを構えるバイドゥ子会社「popIn株式会社」の取締役副社長である髙橋大介氏も、HiClub役員に名を連ねていることがわかりました。
バイドゥ広報および「Gravity開発元」にコメントを求めており、説明が待たれます。