モニターアームを使えばデスクが広々。選び方とおすすめ品をレクチャー
パソコンを使って仕事をしていて、デスクが狭いと感じたことはありませんか? そんなときに活用したいのがモニターアーム。選び方からおすすめ品までを徹底解説します。
デスクが手狭だな……と感じたら。モニターアームを活用しよう
自宅などでリモートワークをしていて、デスクが手狭だと感じたことはありませんか? パソコンで作業をする機会が多いなら、モニターアームを活用することで解決できるケースが少なくありません。モニターアームとは、モニターの位置を自由に変えることができるツールのこと。設置スペースが少なくて済むため、デスクが広く使えるようになります。
モデルによっては複数の液晶ディスプレイを設置してマルチモニター環境を構築することも可能。高さや角度が自由に調整でき、画面が見やすいポジションをキープすることもできます。デスク環境を自由に設定できる状況なら、スペースが有効活用できるモニターアームを活用しない手はありません。いろいろなタイプがあるので、自分にぴったりのモニターアームを見つけて仕事がしやすい環境を整えましょう!
モニターアームの取り付け方法とは? 4つの定番タイプを解説
意外なほどいろいろな種類があるモニターアーム。最初にチェックすべきは、取り付け方法です。実際に選ぶ際の大前提となるため、まずは取り付け方法を決めてから細かいスペックなどをチェックするのが賢明。まずは以下の4つの取り付け方を把握しておけば問題ないので、ここで一気に覚えましょう。
タイプ1
天板を挟み込む「クランプ式」
モニターアームでもっともポピュラーな取り付け方法が「クランプ式」。デスクの天板を上下から挟み込んで固定する方式で、簡単に設置できるのが大きな魅力です。設置場所を自由に選べるのも長所。その一方、天板を痛めやすく、設置スペースがやや広めになるので、その点は注意しましょう。
タイプ2
穴に通して設置する「グロメット式」
天板の穴にボルトなどを通して固定するのが「グロメット式」です。配線用の穴が開いているデスクならそのまま使えますが、穴がない場合は新たに開ける必要があります。しっかりと固定できるので、大きなモニターや複数のモニターを設置するのに最適。また、机と壁を隙間なく配置できるのもポイントです。金具などを付け替えることでクランプ式になる併用タイプもあります。
タイプ3
壁にセットする「壁面固定式」
ネジ留めなどで壁に固定するのが「壁面固定式」。壁に穴を開けることになるので、設置場所には十分な配慮が必要です。また、いったん取り付けると場所が移動しにくくなるので、その点も注意しましょう。デスク上には設置しないので、スペースがもっとも広く確保できるのが最大のメリット。モニターが浮いたような状態になるので、スタイリッシュなデスク周りが構築できるのも魅力です。
タイプ4
パイプに取り付ける「ポール固定式」
単管パイプなどの支柱になるものを利用して固定するのが「ポール固定式」。支柱になるものさえあれば、デスクスペースを有効利用することができます。上下に大きく動かせるので、高さが調整しやすいのも大きな長所。サイズさえ合えば、ラックなどを活用して設置することもできます。
いざ購入。モニターアームを選ぶ際にチェックすべき4つのスペック
次は、チェックすべき少し細かいスペックをご紹介します。特に重要な4つに絞って解説しますので、ひと通り確認してからモニターアームを購入すれば、失敗を避けることができるはずです。
スペック1
サイズ&耐荷重
モニターアームはアイテムごとに設置できるディスプレイのサイズと耐荷重が決められています。ディスプレイの大きさは「型」か「インチ」、耐荷重は「kg(キログラム)」で表示されているので、実際に使用するディスプレイと照らし合わせて確認するようにしてください。
スペック2
軸数(可動性)
軸数とは、モニターアームの軸の数のこと。軸の数が多いほど、ディスプレイの位置が自由に調整できるということになります。水平方向と垂直方向に動かせる2つの軸があるだけでかなり自由に設定できますが、前後への移動や細かな角度調整もしたいならもっとたくさんの軸が不可欠です。反対に、モニターを動かす必要がなければ軸数は気にしなくても問題ありません。
スペック3
VESA規格
VESA規格は統一規格の1つで、ディスプレイの背面に取り付けるネジ穴の位置が決まっています。ディスプレイとモニターアームの両方がVESA規格に対応していれば簡単に適合。取り付けるのが非常に容易です。ただし、VESA規格には75×75mmの「VESA75」と100×100mmの「VESA100」の2種類があるので、その点は注意しましょう。
スペック4
セット可能な台数
モニターアームの中には、複数台のモニターがセットできるタイプも。2台はもちろん、3台や4台、6台を並べられるタイプまであります。パソコンのスペックに余裕があるなら、複数の画面を並べて仕事がサクサク進む環境を目指してみてはいかがでしょう!
最適な1台を見つけよう。モニターアームのおすすめアイテム10選
チェックすべきポイントがわかったら、あとは自分の環境にマッチするモニターアームを探すだけ。マークすべきブランドを中心におすすめのアイテムをピックアップしたので、参考にしつつ最適なモニターアームを見つけ出しましょう。
アイテム1
『エルゴトロン』LX デスクマウント モニターアーム アルミニウム
洗練されたデザインと優れた機能が両立しているのが『エルゴトロン』のモニターアーム。種類も豊富なので、予算に余裕があるなら最初にチェックすべきブランドです。このシングルアームタイプは、細かい調整が可能。取り付け方法はクランプ式とグロメット式の併用タイプです。
アイテム2
『グリーンハウス』モニターアーム 5軸 クランプ式
画面の前後調整も可能な5軸タイプ。VESA規格に対応し、ケーブルガイドで背面までスッキリまとめることができます。『グリーンハウス』はリーズナブルな価格も魅力的。横並びの2画面、縦並びの2画面などもラインアップしています。
アイテム3
『フィッツアイズ』液晶ディスプレイアーム ガススプリング式
ディスプレイとの距離が調整しやすい仕様がポイント。前後に動かしやすい「くの字」型のアームを採用しています。上向き90度&下向き45度、左右180度、回転360度の調整ができ、細かいアレンジも可能です。
アイテム4
『アマゾンベーシック』モニターアーム シングル 壁掛けタイプ
クールでスタイリッシュな壁面固定式のモニターアーム。デスクのスペースを取らずに設置することができて便利です。適正な高さに調整することで首や肩、目の負担を軽減することも可能。『アマゾンベーシック』には、クランプ式のシングルアームタイプやデュアルアームタイプも揃っているので、併せてチェックしてみてください。
アイテム5
『イーサプライ』モニターアーム ポール取付 4関節
支柱にしっかりセットできるポール固定式の逸品。重量8kg、サイズ32インチまで対応可能なので、大半の人には十分すぎるスペックを備えているといえるでしょう。使わないときにはアームを折りたためばさらにコンパクトにすることができ、デスクの上の空間を開放的に使うことが可能です。
アイテム6
『アイ・オー・データ』モニターアーム 2画面 クランプ式
2つのディスプレイを自由に調整することができるダブルアームタイプ。それぞれ最大6kgまでの液晶ディスプレイがセット可能で、自分好みのデスク環境を構築することができます。アームの前面にUSBポート、マイク端子、オーディオ端子を搭載しているのも便利。
アイテム7
『ベステック』PC モニター 2画面
ポール式に近い安定感とクランプ式の手軽さが共存しているデュアルタイプのモニターアーム。27インチまでのディスプレイ2つを横並びでセットでき、ワイドな疑似画面を築くことが可能です。
アイテム8
『サンワサプライ』モニターアーム デュアルモニター対応
2つのディスプレイを上下に並べることができるモニターアームです。それぞれのディスプレイを細かく調節可能で、上の画面のみ下向きにアレンジすることもできます。横幅がなくても2台使いできるので、コンパクトなデスクを使っている人にもおすすめです。
アイテム9
『フェイスエイト』モニターアーム ガススプリング式 トリプル
15~24インチのディスプレイを3つ並べて使うことができる優れモノ。ガススプリング式なので、高さ調整をする際の安定感も抜群です。付属のケーブルガイドを使えば、ケーブルをまとめてスタイリッシュにまとめることが可能。
アイテム10
『アボルト』モニターアーム 4画面
4つの液晶ディスプレイを設置することができるモニターアーム。4台を1つにして大きな画面にすることができるのはもちろん、2つずつを背中合わせにして並べて2人で使うこともできます。複数人がリモートワークをする必要がある家などで活用すると便利です!
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