地デジ放送の遅延は何秒なのでしょうか?これは今後改善されたりしてく(いる)のでしょうか。
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>これは今後改善されたりしてく(いる)のでしょうか。 地デジに使われている動画圧縮(MPEG-2)は15フレームを1ブロックとして伝送されます。 放送用動画は30フレーム/秒ですから、この1ブロックのデータは0.5秒分のデータです。 そして、この15フレームの中には、1枚のフレームを静止画圧縮したIフレームとこれからの差分データとなるBフレーム、Bフレームが連続することで生じる誤差の蓄積を補正する前後Bフレームとの差分データのPフレームで構成されています。 そして、その伝送順番は伝送中のエラーの影響を軽減するためのインターリーブによって必ずしも最初のフレームから順番には送出されません。 なので、このMPEG-2データブロックは15フレーム分のデータが揃わなければ送信も復号もできません。 つまり、15フレーム分のデータ蓄積に0.5秒、15フレーム分のデータ伝送に0.5秒、15フレーム分の復号に0.5秒必要となります。最後の0.5秒は短くする余地はあるかも知れませんが、基本的には0.5秒分のデータを0.5秒で復号することが必須条件です。 なので、生中継であっても1.5秒程度の遅延が発生する事が前提となっています。 実際のTVなどでは0.5秒分のデータを0.5秒で復号できないため更に0.5秒で処理できるよう再分割してパイプライン化しているようです。 この為、パイプラインの段数分更に遅延時間が増えます。 アナログとのサイマル放送当時、アナログ放送からの遅延が明らかになり、時報の同時性がかなり問題になりました。 アナログでは、1フィールド単位の垂直同期タイミングレベルで撮像・送り出しと受信・画面表示が同期していましたから、このような遅延は一切発生していませんでした。 デジタル生放送の同時性に関しては、1.5秒程度の遅延が技術的な目標でしょう。
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