CHART・CAST相関図・キャスト
吉丸圭佑(よしまる・けいすけ)(37)
生田斗真
子どもの頃からテレビドラマが大好きで脚本家を志すが、コンクールでは落選ばかり。脚本家の夢は諦め、不動産会社に就職した。部屋探しに来たシングルマザー・奈美に一目ぼれし、交際を経て結婚。妊娠中に書いた小説が新人賞を獲得、人気作家となった奈美の執筆活動を応援するうちに、忘れかけていた脚本家への夢が再燃、再びコンクールに応募するのだが、ここでも落選続き…。
しかし32歳の時、ついにコンクールで受賞! テレビ局から細々と仕事が来るようになり、脚本に専念しようと退職するが、仕事はほとんどなく、子どもたちの世話や家事を担当することになる。
5年が過ぎ、脚本家としての道は開けない…が今の生活にもなんとなく満足していた…その矢先、突然ゴールデンタイムの連ドラの仕事が舞い込む。期待に胸を膨らませて執筆を始めたものの、いきなり無理難題が山積み! 次々に降りかかる災難、好き勝手言う人々に振り回されながらも必死に執筆を続けるが…?
吉丸奈美(よしまる・なみ)(39)
吉瀬美智子
「香坂りり子」のペンネームで小説やエッセイ集を出版しているベストセラー作家。
大学3年生の時に妊娠しシングルマザーになった。両親の助けもあり、大学を無事卒業、書店で働いている時に、部屋を紹介してくれた不動産会社の圭佑と結婚した。妊娠中に書いた小説が新人賞を獲り、小説家デビュー。一躍人気作家の仲間入りを果たす。
現在の吉丸家は奈美の収入で生活している。基本的に家事は圭佑に任せている。圭佑への愛情は変わらないが、ゴールデンタイムの連続ドラマのメインライターを引き受けたことには、「本当にちゃんと執筆できるのだろうか…」と、戸惑っている。しかし、悩みながらもゴールデンタイムの連ドラを必死に執筆する圭佑を見ているうちに、どんどん応援する気持ちが強くなっていく。
仙川俊也(せんがわ・しゅんや)(23)
菊池風磨
空の家庭教師。大学3年生で大手外食チェーンに内々定をもらっているが、すでに長続きしない気がしている。大人びた絵里花に好意をもっているため、やたらと吉丸家にやってくる。勉強を教えながらも上の空で絵里花を気にしているため、空にあきれられている。執筆に追われる圭佑の代わりに、夕食作りを手伝うこともあるのだが、バイト経験を生かして、素晴らしい腕前を披露する。“そこそこイケメン”なのに、好きな女の子の前では浮足立ってしまうクセが災いし、絵里花との距離は縮まらない。
篠田重幸(しのだ・しげゆき)(69)
小野武彦
奈美の父親。ベストセラー作家の娘が何よりの自慢。孫の絵里花と空を溺愛している。
大手企業の役員を定年退職してから暇をもて余しており、何かと理由をつけて夫婦で吉丸家にやって来る。12年前、シングルマザーだった娘の奈美と結婚した圭佑には感謝している。…が、奈美が一家の大黒柱になってからは圭佑に対して若干上から目線に。普段ドラマを観ないので、“脚本を書く”ことが何なのかピンとこない。圭佑にはそんなことよりちゃんと家事をしてほしいと思っている。
篠田芳恵(しのだ・よしえ)(69)
梅沢昌代
奈美の母親。暇をもて余している重幸とは違い、習い事などで忙しく、充実した毎日を過ごしている。重幸同様、シングルマザーだった奈美と結婚した圭佑に感謝している。また、ドラマが大好きなので、圭佑が売れっ子脚本家になることを心の底から願っている。人気作家の奈美が忙しいことは理解しつつも、絵里花や空にもう少し母親らしいことをしてあげてほしい、とも思っている。
吉丸絵里花(よしまる・えりか)(17)
山田杏奈
奈美の娘。私立女子高校に通う高校2年生。弓道部に所属し、成績も優秀。見た目も性格も大人びている。実の父親のことは知らない。3歳の時に奈美と圭佑が再婚し、最初は圭佑に懐かなかったが、今では当たり前に父親だと思っている。人気作家の母と比べ、売れない脚本家の父の存在感は薄め。仙川が自分に好意をもっていることには薄々気づいているが、ついそっけない態度を取ってしまう。
吉丸空(よしまる・そら)(9)
潤浩
圭佑と奈美の息子。公立小学校に通う大人びた小学4年生。口調は論理的だが中身は幼い。人気小説家の母は自慢だが、その小説は難しくて読めない…。実は圭佑が書いた脚本の方が面白いと思っている。絵里花に好意をもつ仙川がまったく相手にされていないことを面白がっている。クラスでは女子の方が強く、やや女性恐怖症ぎみ。ゲームとYouTubeが大好きで、スマホが欲しくてたまらない。
秦野ゆかり(はたの・ゆかり)(30)
野村麻純
奈美の編集担当者。圭佑の主夫としての腕は買っているが、仕事に対しガツガツしていない性格にもどかしさを感じている。
スキンヘッドの男
浜野謙太
ドラマ関係者たちに振り回され、追い詰められた圭佑の前に突然現れる謎めいたスキンヘッドの男。
ある意味、圭佑の分身ともいえる存在で、ほかの人には見えない。圭佑の胸の内を見透かしたかのような発言で、どんどん追い込んでいく。圭佑いわく「ツルツルの男」。
八神隼人(やがみ・はやと)(28)
岡田将生(友情出演)
今をときめく大人気俳優。しかし、とにかく注文が多い。
「設定を変えて」「ラブシーンを入れて」「大勢の女の子に囲まれたい」など、思いつきでのムチャぶりやワガママで圭佑を翻弄する。自分の主演ドラマに無名の脚本家・圭佑が起用されたことが気に入らない…が、脚本が面白ければ素直に喜ぶ純粋な一面ももち合わせている。
松尾めぐみ(まつお・めぐみ)(28)
長井短
東西テレビのアシスタントプロデューサー。バラエティー番組を作りたくてテレビ局に入社したのに、ドラマ制作に配属されてしまった。最初はイケメン俳優や美人女優に会えると興奮していたが、面倒なことも多いと気づき、今は関心ゼロでやる気ナシ。内心では東海林のことをちょっとバカにしているし、角は暑苦しい、圭佑はまったくの無名…ということで、このドラマは適当に流して仕事をしようと思っている。
角隆史(すみ・たかし)(35)
小池徹平
圭佑が書くことになったこのドラマで初めてチーフを任された監督。
ポジティブな性格で、どんな状況に陥っても常に前向きでやる気満々。その前のめり感で周囲の人々からはちょっと暑苦しいヤツと思われている。笑顔で圭佑を励まし、打ち合せでも撮りたいイメージがどんどん湧いてきてアイデアを出すのだが、それが逆に圭佑を追い詰めることに…。
東海林光夫(しょうじ・みつお)(45)
北村有起哉
東西テレビのプロデューサー。ここ数年ヒット作がない自分とは違い、後輩のプロデューサーが評価されていることに焦りを感じている。木曜9時というゴールデンタイム枠の連続ドラマを担当することになるが、脚本家がケガで降板。しかもタイトルはもちろん内容すらまったくの白紙だった…という不運に見舞われる。放送スタートまで時間がなさ過ぎるため、おじけづいて誰も脚本を引き受けてくれず、無名の圭佑に依頼せざるを得なくなる。特に具体的なアイデアをもっているわけではないため、ふんわりした雑な発注と無謀な締切設定で、圭佑をとことん振り回す。口グセは「当たってバズればいいんだよ」。