大阪市職員が送別会などで5人感染 マスクもつけず
飲食の場での感染対策が求められるなか、5日から「まん延防止措置」が適用される大阪市。市役所職員の会食で5人が感染が明らかになっています。
大阪市によりますと、先月26日、福祉局高齢施設課の職員らが飲食を伴う送別会を開いていました。
市内の焼き肉店で当時の課長を含む9人は2つのテーブルに分かれ、午後6時すぎから約2時間半にわたって会食。飲食中にマスクはしていなかったということです。
大阪市では4人以下での「マスク会食」の徹底や歓送迎会の自粛を市民に呼び掛けているにもかかわらず、職員らは送別会を行ったうえ、参加者9人のうち2人が検査で陽性と判明しました。
さらに、同じ日には市の建設局でも居酒屋で5人が懇親会を開いていて、このうち3人が感染していました。
これまで再三、要請してきた「会食ルール」の呼び掛けがいずれも市の職員により破られていたことに松井市長は全庁で調査していると明かし、ルールの厳守を改めて指示したと説明。
こうした事態に市民は…。
50代:「皆、自粛しているところで、そういう所に行こうとすること自体がちょっと考えられない」
70代:「その程度は仕方ないのかもね。年度替わりで。そんなに厳しくすることはないんやないかなと」
30代:「自覚が足りなかったんじゃないかなと思います。自分たちが率先してそういうのをやるべきだと思いますし、お手本にならなければいけない人たちがそうなるというのは残念な話」
福祉局や建設局で相次いで送別会や懇親会が開かれ、合わせて職員5人の感染が分かった大阪市。 市長は「市民から到底、理解されない」として、飲み会の参加者らを厳正に対処すると話しています。