沖縄県は31日、新たに111人が新型コロナウイルスの陽性だったと発表した。100人を超えたのは、1月27日の131人以来。このときは宮古島で大規模な市中感染が出ていた。累計は9482人。
直近1週間の人口10万人当たり新規感染者は36.19人で全国2位。
行政検査162件のうち陽性だったのは9人、保険診療で101人、検査事業で1人が判明した。保健所管内別では、那覇市29人、北部3人、中部35人、南部41人、宮古1人、八重山2人だった。
30日現在の病床占有率は71・2%となり、警戒レベル判断指標で第4段階の「感染蔓延(まんえん)期」に達した。20代男性の感染が際立っており、飲み会で拡大しているとみられている。玉城デニー知事は「驚異的な速度でリバウンドしている。第4波が到来したと言わざるを得ない」との認識を示し、4月1日から本島20市町村の飲食店などに営業時間短縮を要請している。
在沖米軍関係では、新たに7人の感染が報告された。内訳は嘉手納とキャンプ・フォスター各2人、キャンプ・ハンセンとキンザー、コートニー各1人だった。(人数は速報値)
▼沖縄に第4波「驚異的なリバウンド」午後9時までの時短要請 本島20市町村に