熊本県内初の変異株疑い 大阪由来か

 熊本県は30日、新型コロナウイルスに感染した御船町の70代女性について、県の検査で変異株感染の疑いが強いと発表した。同居の70代夫も陽性と確認され変異株の可能性があるが、遺伝子量の不足で判定不能。県は同日、2人の検体を国立感染症研究所に送った。確定すれば県内で初めて。

 23~25日に夫婦宅に遊びに来ていた孫の20代女性=大阪市在住=の感染が26日に判明。濃厚接触者として夫婦を29日に検査し、30日に変異株を調べた。夫婦はほとんど外出しておらず、県は孫から感染したとみている。

 県は2月中旬から全陽性者の変異株検査を実施。大阪市は孫の変異株の検査に至っておらず、県は同市の保健所に情報提供した。

 30日公表の居住地別の感染者数は、ほかに熊本市3、和水町1。 (古川努)

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