変異ウイルス、感染者の6割に 和歌山県検査、増加傾向に
和歌山県は30日、新型コロナウイルスの感染者のうち、29日までの1週間で確認された人の64.2%から変異ウイルスを検出したと発表した。県は3月に入り、全ての新規感染者の検体に変異ウイルス用のPCR検査を試みている。
直近1週間の変異ウイルスの割合は15日時点で25%だったが、22日に40%、26日には62.5%に上昇していた。県内ではこれまでに47人の変異ウイルス感染が分かっている。
県福祉保健部の野尻孝子技監は「大阪や兵庫でも変異ウイルスの陽性者が増えており、ウイルスが(既存の型と)置き換わってきている可能性が高い。改めて早期受診・検査への協力をお願いしたい」と呼び掛けた。
県は30日、10~60代の男女16人が新型コロナに感染したと発表した。県内での感染確認は1273人となった。〔共同〕