札幌市は3月30日、新たに新型コロナウイルスの患者2人が死亡し、33人の感染が確認されたと発表しました。
亡くなったのは80代男性と70代女性で、3月29日から30日にかけて死亡しました。
感染者は非公表含む20代から90代の33人。2日連続で50人を下回りました。
新たに25人が「変異ウイルスの疑い」であることが確認されました。
これで北海道内で「感染」83人、「疑い」195人、このうち札幌市内では「感染」59人、「疑い」179人となりました。感染者と疑いを含めると計278人に増えています。
新たなクラスターが確認されました。
【札幌市内190例目のクラスター】
●通所介護事業所:5人
従業員の陽性が3月24日に確認され、濃厚接触者の検査を進めたところ、計5人(従業員2人、利用者3人)の感染が判明しました。
30代から90代で、軽症または無症状で、このうち4人が「変異ウイルスの疑い」だということです。
札幌市は感染拡大の恐れのある期間に濃厚接触した可能性のある32人(従業員8人、利用者24人)を特定できているとして、事業所名は非公表としています。
ススキノの接待を伴う飲食店、いわゆる"夜の街"関連は確認されず、204店舗、718人のままです。
33人中、11人の感染経路が不明で、重症者は前日から3人増えて15人となりました。
市立病院職員の感染も確認されています。
●市立札幌病院
医療技術職員2人(30代女性、50代女性)の感染が確認されました。2人は勤務場所が異なり、接触もしていないため、関連はないとしています。
30代女性職員と接触した可能性のある12人にPCR検査を行い、50代女性職員の濃厚接触者はいないとしています。診療業務への影響はありません。
学校での感染も確認されています。
●札幌市立八条中学校(豊平区)
生徒1人の感染が確認されました。札幌市内の小中学校は現在春休み中で、濃厚接触者にあたる生徒は、4月10日まで出席停止とします。
以下のクラスターは29日付で収束したと発表しました。
●178例目 医療機関(14人)
北海道は、感染の拡大傾向が続く札幌市を北海道独自の警戒ステージ「4」に相当するとし、感染リスクが回避できない場合、札幌市に「不要不急の外出自粛・他地域との往来自粛」を要請。3月27日から4月16日までの3週間での感染防止に協力を求めています。
【3月1日以降の北海道の新規感染者数(札幌市分)】
3月 1日: 29(10)
3月 2日: 29(19)
3月 3日: 60(21)
3月 4日: 65(20)
3月 5日: 64(31)
3月 6日: 47(23)
3月 7日: 84(39)
3月 8日: 63(18)
3月 9日: 63(15)
3月10日: 65(18)
3月11日: 71(34)
3月12日: 52(15)
3月13日: 58(25)
3月14日: 44(28)
3月15日: 54(32)
3月16日: 68(28)
3月17日: 72(38)
3月18日: 96(65)
3月19日: 77(47)
3月20日: 50(28)
3月21日: 60(39)
3月22日: 50(41)
3月23日: 42(32)
3月24日: 81(54)
3月25日: 67(46)
3月26日: 69(53)
3月27日: 62(41)
3月28日: 74(58)
3月29日: 45(33)