大阪市職員9人が焼き肉店で送別会、2人感染…「あってはならないこと」
大阪市は3日、市高齢施設課の職員9人が飲食を伴う送別会を開き、うち2人が新型コロナウイルスに感染していたと発表した。市は「4人以下での『マスク会食』の徹底」や「歓送迎会の自粛」を呼びかけており、同課は「市民に要請する中で、あってはならないことと重く受け止めている」としている。
発表によると、送別会は、3月26日午後6時過ぎから約2時間、市内の焼き肉店で開かれ、課員10人のうち当時の課長を含む9人が参加した。二つのテーブルに分かれ、飲食中はマスクを着用していなかったという。
このうち1人が27日に発熱し、29日に検査を受けたところ陽性が判明。市は同日、同じテーブルで飲食した3人を自宅待機とし、今月2日に、このうち1人の感染がわかったという。
奈良県橿原市の県立医科大付属病院も、医療従事者5人の感染が確認されたと発表。5人とも3月20日、今春の同医科大の卒業生1人と飲食店で飲酒を伴う会食をしており、31日に卒業生の感染が判明していた。会食が原因で感染が広がった可能性があるという。



