東京都蒲鉾水産加工業協同組合(井上卓組合長)では、先ごろ、豊洲市場の東京都会議室で役員会を開催して、組合の解散について協議した。
この背景には、井上組合長の掛け声に対し、組合員からの反応が鈍く、組合員の減少、高齢化などで、組合財政の見通しも厳しく、現状のままでは、立ち行かないとの判断で、役員会に諮ったもの。
「このままでは解散止む無し」と主張する井上組合長に対し「購買事業、技能検定など、組合がなくなったら支障が生じる組合員も多数いる。規模や活動を縮小するなり、存続の道をもっと慎重に模索するべきだ」と主張する役員からの意見も出たことから、役員会では、水協法による東蒲組合の解散も視野に、これまでの組合事業を継続してできる可能性を引き続き検討することとなった。
近く臨時総会を開催し、組合員の総意を問うこととした。
また、組合事務の代行を引き受けてくれる団体や企業がないか、検討することとしたが、事態は極めて流動的で臨時総会での結論が注目される。
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