リバウンド鮮明　各地で感染急増…“第4波”に警戒[2021/03/29 20:02]

　新型コロナウイルスについて、東京では新たに234人の陽性判明がありました。各地で「リバウンド」が鮮明化していて、いわゆる「第4波」への警戒が高まっています。

　これは、「第4波」だとの認識を示しました。

　吉村洋文知事：「恐らく今週また増えてくるのではないかと思ってますし、山になるという可能性は十分高いと。感染の状況を見て“第4波”に入っていると思います」

　28日、東京を超える感染者が確認された大阪府です。リバウンドは鮮明に表れてきました。

　吉本新喜劇の座員・内場勝則さん（60）ら2人の感染も分かりました。

　吉村知事は、緊急事態宣言の前段階となる「まん延防止等重点措置」適用の要請に動き出しました。

　宣言の“全面”解除から1週間。“第4波”へ大きく舵（かじ）を切った店もあります。

　緊急事態宣言解除から3週間経った兵庫県。27日には、解除後最多となる164人の感染が確認されました。兵庫県では、病床占有率が全国で唯一、ステージ4の基準となっています。

　29日、対策会議が開かれ、31日までの4つの市の飲食店の時短要請を延長する方針を固めました。

　人口10万人あたりの療養者数が全国トップでステージ4の数値となっているのが宮城県です。

　県は、感染者が多数確認された繁華街の3000店舗に対し、集中的にPCR検査を行います。

　その仙台市のラーメン店、いや、本来は違う業態です。

　夜は居酒屋を営んでいますが、昼に売り上げが見込めるラーメンを始めました。

　緊急事態宣言が解除され、1週間が経った1都3県。

　埼玉県では、カラオケ大会での感染も確認されています。70代女性は主催者も含め84人が参加したカラオケ大会に出場。この大会での感染者は、合わせて6人になりました。

　29日、都内で確認された感染者は234人です。10日連続で前の週を上回りました。知事は人出の多さを相変わらず嘆いています。

　緊急事態宣言が解除されて1週間が過ぎました。東京都は今後、その影響が感染者数に現れてくると警戒を示しています。