「第2回漫才台本甲子園」結果発表


8月31日に締め切りました高校生限定の漫才台本コンテスト
「第2回漫才台本甲子園」の審査が終わりましたので結果を発表します。


応募作品総数 71作品(37名)


■入選作品

「電車」 佐々木直人さん(同志社国際高校3年)



■佳作作品(五十音順)

「初デート」    浅海智雅さん(広島・ノートルダム清心高校2年)
「握手会」     神崎辰也さん(大阪府立北野高校3年)
「金太郎」     佐川雄剛さん(兵庫県立三田西陵高校2年)
「怖い話」     佐川雄剛さん(兵庫県立三田西陵高校2年)
「十年後の私へ」 高松奈々さん(横浜・フェリス女学院高校2年)


<総評>

 今回は前回の59作品を上回る71作品の応募があり、神奈川、静岡、富山、広島、沖縄など
全国各地から寄せられました。

 高校生限定なのですが、他のコンテストと比べると、そのレベルは一般より高いと思われます。
というのも、審査員各自がA・B・C・Dランクに分けて審査したのですが、Dランクは6~7本しか
ありませんでした。

 今年の注目は、去年、質と量共に圧倒的に強かった佐川さんの2連覇なるかということでしたが、入選した佐々木さんが何と13本を応募、出来不出来はあったものの、入選した「電車」は、電車の中で携帯電話をしている人に注意するという話で、テンポもよく、新鮮なボケが随所にあり、今すぐにでも使える
内容でした。

 それと対抗したのが佐川さんの「金太郎」で、最後まで審査は難航したのですが、今回は演者をABで書くという漫才コンビを指定しないものでしたので、誰でもやれるというネタであることと内容を重視しました。佐川さんは、もう一本の「怖い話」もそうなのですが、演者を指定し、そのコンビがどう動くというものの方が力を発揮できるようです。

 他の佳作作品の浅海さんの「初デート」はいかにも高校生の女の子らしい初々しさが出ていました。神崎さんの「握手会」はアイドルの握手会に行くという話で、内容はいいのですがセリフが長く、テンポがもう少し良かったらというのが感想です。「十年後の私」の高松さんは前回も佳作に入り、テーマとしては最も斬新でしたが、自分が演じるという形になっているため、ABで書く今回の方向ではマイナスとなったようです。