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日本の感染状況
新型コロナウイルス
3日は全国で2772人の新型コロナウイルスの新規感染者が報告された。7日間平均は2314人で、1週間前に比べて43%多い。感染状況をチャートで見る。
2021/4/4 09:53 最終更新
東京都
新規感染者数
人
4月3日は東京都で新たに446人の感染者が確認された。前週の同じ曜日に比べて16人増えた。7日移動平均は384人になっている。1日の感染者数は1月7日の2520人が過去最多。ピーク時は1週間に1万3028人の感染者が見つかり、7日移動平均は1861人だった。
新規感染者のうち経路不明者の比率
%
東京都の感染者のうち、感染経路が分からない人はどれくらいの比率なのか。7日移動平均で経路不明者の比率を見てみると、4月3日時点で54.3%になっている。政府の分科会は50%以上なら感染段階が1から4まであるステージの3、4に該当するとしている。
直近1週間の年代別感染者
(4月3日時点)
20代
26%
30代
16%
60歳以上
22%
その他
36%
東京都で直近1週間に見つかった感染者を年代別に見てみる。20~30代の比率が合計で42%と高いが、重症化リスクの高い60歳以上も22%を占めている。
入院患者数
人
東京都の入院患者は4月3日時点で1526人だった。前日から10人増えた。東京都はコロナ患者用に5048床を用意しており、使用率は30.2%となっている。東京都の入院者数は1月12日に過去最多の3427人を記録した。
重症患者数
人
東京都の入院患者のうち、人工呼吸器や体外式膜型人工呼吸器(ECMO)を使っている重症者は4月3日時点で48人いる。前日から5人増えた。東京都はコロナ患者用に332床を用意しており、使用率は14.5%となっている。東京都の重症者数は1月20日に過去最多の160人を記録した。厚生労働省の重症基準は集中治療室(ICU)の患者を含めるが、東京都は除外している。
検査の陽性率
%
東京都で検査を受けた人数に占める陽性者の割合(陽性率)は4月2日までの7日平均で4.3%となっている。東京都は感染経路や濃厚接触者を追跡する調査を縮小しており、調査結果に影響している可能性もある。政府分科会は10%を超えると感染状況がステージ3(感染者の急増)、ステージ4(爆発的な感染拡大)に相当すると見ている。
全国の感染状況
新規感染者数
- 0
- 1
- 10
- 20
- 50
- 100
4月3日に新たに確認された国内の感染者は2772人だった。前週の同じ曜日から703人増えた。1日の感染者がどのように増えたり減ったりしているのか、都道府県別のヒートマップで見てみる。色が赤く、濃いほど感染者が多いことを示す。大阪は東京を上回っている。
都道府県別
のデータを表示する
大阪府の新規感染者
人
大阪府のベッド使用率
%
厚生労働省集計
大阪府の感染者、回復した人、死者の数
人
大阪府の人口10万人あたりの感染状況
人
(4月2日時点)
大阪府のPCR検査人数
人
全国
首都圏1都3県とその他の新規感染者数
- 首都圏
- その他
人
1日に確認された感染者の数をみてみる。4月3日は2772人だった。このうち首都圏は814人だった。空港検疫では15人が見つかった。全国の新規感染者の7日移動平均は2314人と、1週間前に比べて690人(42.5%)増えて増加傾向を示している。1日の感染者数は1月8日の7949人が過去最多になっている。
首都圏1都3県とその他の累計感染者数
- 首都圏
- その他
人
全国の累計感染者は4月3日時点で48万3235人になった。首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)が48.4%を占める。空港検疫で見つかった人は累計で2438人になった。月別の感染者数は2021年1月の15万4925人が最多になっている。
首都圏1都3県とその他の新規死者数
- 首都圏
- その他
人
4月3日に国内で新たに確認された死者数は8人だった。131日ぶりに10人を下回った。7日移動平均の死者数は26.9人で、1週間前に比べて4.6人減った。1日の死者数は2月10日の121人が過去最多になっている。
首都圏1都3県とその他の累計死者数
- 首都圏
- その他
人
累計死者数は4月3日時点で9224人となり、感染者の1.9%が亡くなった計算になる。全国の累計死者数のうち首都圏は3840人。第2波からは地方での死者が増え、20年8月28日以降は首都圏の割合が5割を下回っている。月別の死者数は1月の2261人が過去最多になっている。
変異ウイルスの週間感染者数
人
厚生労働省によると、3月24日~30日に国内で確認された変異ウイルスの感染者(国内事例)は129人だった。前週から21人減った。検疫で見つかった23人を含めると、1週間で152例が確認された。国内事例の変異ウイルスをタイプ別に見ると、英国型が126人、南アフリカ型が2人、ブラジル型が1人になっている。
変異ウイルスの感染者数(検疫除く)
人
厚生労働省によると、国内で確認された変異ウイルスの累計感染者(国内事例)は3月30日時点で678人だった。空港などでの検疫で見つかった123人を含めると801人になる。国内事例のうち、英国型が627人で全体の92.5%を占める。南アフリカ型は15人、ブラジル型は36人。変異ウイルスの累計感染者は3月下旬に500人を超えた。
感染者、回復した人、死者の数
- 感染している人
- 死者
- 回復した人
人
累計感染者を現在感染している人、回復した人、死者に3分類した。感染している人は、累計感染者から回復した人と死者を引いて計算した。4月2日時点の感染している人は、前日から1373人増えて2万4472人だった。1月17日の過去最多(7万5902人)からは5万1430人減った。累計感染者の93%にあたる44万6781人が退院したり、療養期間を終えたりして回復している。
重症者数
人
厚生労働省によると、4月2日時点の全国の重症者数は前日から14人増えて408人だった。重症者数は増加傾向にある。2020年秋以降に本格化した第3波で、全国の重症者数は第1波のピークだった20年4月30日の328人を11月下旬に超えた。過去最多は1月26日の1043人。
感染者の年代別比率
%
感染者の年代別比率(不明分除く)を1週間ごとの推移でみてみる。厚労省によると、3月31日までの1週間に確認された感染者のうち、20~30代は4702人と前週から1428人増えた。全体に占める割合は36.9%で、前週に比べ1.6ポイント増えた。60歳以上は3139人と前週から637人増えた。割合は24.6%で、前の週から2.4ポイント減った。年代別の人口あたりで見ると20~30代の感染者が最も多かった。
入院患者のベッド使用率
(3月31日時点)
ベッド使用率(%) | 入院者数 | ベッド数 | |
---|---|---|---|
兵庫県 | 60.1 | 504 | 839 |
福島県 | 47.1 | 221 | 469 |
宮城県 | 46.7 | 161 | 345 |
沖縄県 | 43.4 | 220 | 507 |
山形県 | 42.3 | 94 | 222 |
奈良県 | 41.9 | 156 | 372 |
大阪府 | 38.8 | 772 | 1990 |
徳島県 | 33.5 | 67 | 200 |
千葉県 | 32.7 | 445 | 1361 |
埼玉県 | 31.7 | 478 | 1509 |
厚労省資料で、都道府県が確保している病床数に対する入院者数の比率を算出して上位10位を並べた。3月31日時点で、1つの自治体が50%を上回っている。重症者用の病床に限ると、1つの自治体が50%を超えている。各都道府県が最大で確保できる病床数で計算した使用率が50%を超えると、政府分科会が示す感染状況で最も深刻な「ステージ4」に相当する。厚労省資料の病床数と、実際の病床数とにズレがある自治体もある。
直近1週間の人口10万人あたりの感染者数
人
(4月3日時点)
直近1週間の人口10万人あたりの感染者数を都道府県別に見てみる。4月3日時点で沖縄県が42.7人と最も多い。沖縄県を含む3つの自治体で25人以上になっている。全国では1週間で人口10万人あたり12.8人が感染した計算になる。この数値は政府の分科会が都道府県別の感染状況をステージ1から4までに分ける目安にしており、15人以上ならステージ3、25人以上ならステージ4に分類する。
人口10万人あたりの累計感染者数
人
(4月3日時点)
都道府県別の累計感染者数を人口10万人あたりで見てみる。グラフは上位10位を並べた。東京都は4月3日時点で人口10万人あたり878.9人に達した。累計感染者は12万2347人になっている。最も少ないのは秋田県の30.8人で、累計感染者を298人に押さえている。都道府県別で見た累計感染者の最少は鳥取県の277人。全国の累計感染者を10万人あたりにすると383人で、11の自治体が100人を下回っている。
年代別の感染状況
人
(3月31日時点)
厚労省によると、3月31日時点で70歳以上の死者は7487人で、全世代の累計死者の88.6%を占める。感染者のうちで亡くなった人の比率を示す致死率は、60代は1.6%、70代は5.4%で、80歳以上になると14.3%と高くなる。40歳未満の死亡者は21人と少ない。
年代別の人口10万人あたり感染者数
人
(3月31日時点)
厚労省によると、3月31日時点で20代の累計感染者は10万2315人に達している。人口10万人あたりの感染者数も810.2人で突出している。30代も488.8人と多い。最も感染者が少ないのは10歳未満で10万人あたりで139人にとどまっている。
PCR検査の実施人数
人
PCR検査の実施人数を見てみる。4月2日時点の7日移動平均は5万2266人になっている。検査人数は第3波が到来した2020年11月から増加傾向になった。ピークは1月22日の7万4090人。7日移動平均の感染者数と検査数で単純計算した検査陽性率は4.23%で、1週間前に比べて1.1ポイント上昇した。PCR検査の実施状況は、休日などの要因で曜日によってバラつきがある。厚労省は20年9月29日から福岡県の民間検査機関なども集計対象に含めてそれまでの実施件数を一括計上したため、同日の数値が突出している。