”‐新型コロナは『資本主義』をあやめるのか?(ウイルス「南極誕生説」の話など)‐” | midori itouの尹浩睦研究所
次の記事

朝日の誤報の有無はそんなに関係ない?

テーマ:変態尹浩睦

昨日からの続きになります。
 この記事は、4/13(月) にプレジデントオンラインによって配信された古谷経衡氏の論説を部分的に転載させていただいたものです、丸写しではなく要旨を抜粋するかたちにしてありますことを、読まれる前にご了解していただきたいと思います。全文を読まれたい方は下記へお願いします。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200413-00034383-president-pol&p=2

■朝日の誤報の有無はそんなに関係ない

 それでも日本の「保守派」は、従軍慰安婦報道は朝日新聞による捏造で、欧米人はこれに騙されているだけ、という手前勝手な主張を展開している。現在も、である。

 確かに、著述家・吉田清治による済州島における慰安婦強制連行証言は、早い段階から実証史学者の秦郁彦らによって矛盾や捏造が指摘されていた。結局吉田の証言は完全な作話であると朝日新聞も認めるに至るのであるが、欧米人はこの朝日新聞による誤報があろうとあるまいと、日本軍による従軍慰安婦への戦時性暴力を「認定」して、日本が加害者であるという「常識」を崩していない。

 国連の戦時性暴力を扱った「クマラスワミ報告書」では、日本軍の従軍慰安婦問題について多くの元慰安婦から膨大な証言を引用しているが、その中で吉田証言の引用はわずかに2カ所だけである。これを以て日本の「保守派」は、「国連が韓国に騙されている」と主張しているが、吉田証言がなくとも同報告書は十分に成立するので、残念ながら欧米人の有識者は日本の「保守派」の主張を「火星の人面岩」と同等にトンデモ扱いしているか、あるいは考慮するに値しないとして無視している。


 吉田清治(通名)の証言に関しては、河野談話が出されたときにも資料としては用いられておらず、国連も殆ど問題にしておらず、分かり易いが内容的にはあまり信憑性がないのではといった扱いで、例えて言えば、最初から戦国史に於ける「武功夜話」のような存在で、飛びついた朝日新聞もやはりこれは駄目だとして、作り話を掴まされたことを認めるに至ったわけです。<吉田「証言」は当局が「慰安婦狩り」にj関与したという唯一の証拠だったが、それがない以上「慰安婦狩り」などフィクションだ。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E7%94%B0%E6%B8%85%E6%B2%BB_(%E6%96%87%E7%AD%86%E5%AE%B6)

 まともな研究者にとっては吉田証言は済んだ話になっていますが、草の根「保守自由民主主義」団体の構成員や自称市民=ネトウヨだけが、これを葵の印籠のようにして、お前は朝日新聞の珊瑚落書き事件を知っているのか、吉田証言を捏造と認めて謝罪したことを知っているのか、と言えば、河野談話も、クマラスワミ報告書も問答無用で否定することが出来るとしており、自分たちはその主張に対して一切証明の責任を負う必要はないが、相手方には完璧な証明を求めることができるというネトウヨ特権に基づいて、吉田証言ひとつが誤りであったならば、韓国人慰安朝鮮売春婦に関しては多数の証言や証拠を無視して、全ての構造を否定できるとしているのです。<朝鮮売春婦の証言がどれだけひどいもいのか知っているか?https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%80%8C%E6%85%B0%E5%AE%89%E5%A9%A6%E3%80%8D%E8%A8%BC%E8%A8%80

 自分たちはその主張に対して一切証明の責任を負う必要はないが、相手方には完璧な証明を求めることができるとするネトウヨ特権を認めなければ、双方が公平な条件で議論をやるという世間の常識に立てば、絶対に成立しないものなのですが、ネトウヨ特権が否定されない日本のネットではこの議論が通ってしまっていて、吉田証言の誤りで慰安婦に関することは、韓国による捏造で決定してしまったような結論になっています。<朝鮮売春婦に現在の日本と日本人に責任はない。

 しかしこの議論が欧米人には通用しないものであることは、昨日紹介したサンフランシスコ市で慰安婦像設置に関する公聴会で明らかになっていますが、韓国の捏造で決定だとする日本のネットの決定は動かないものになってしまっています。この国のネットは完全におかしくなってきています。<おかしいのはお前らだ。https://ameblo.jp/huyunohi1684/entry-12589270437.html