(1)の
では,「互いに素の活用法
ア」が成り立つ理由を,「素因数分解の一意性」を前提として説明しました.ところが,実は大学以降の整数論では,「素因数分解の一意性」を証明する際,先に「互いに素の活用法
ア」を証明してそれを利用するのが一般的です.その見地からすると,この
はちょっとオカシイのですが・・・.このような不都合を回避するため,本書では,「素因数分解の一意性」を「互いに素の活用法
ア」を使わずに直接証明できることを
諸項目の厳密な証明・(3) 素因数分解の一意性 で示しています.
どのみち,生徒さんがそうした事情を心配する必要性はまったくありませんのでご安心を.