オオムラサキ飼育事業
これまでの取組みと今年の状況
清瀬市では、市の財産である「みどり」を次世代に引き継ぐため、平成24年度より市有林の萌芽更新を開始しました。雑木林の若返り・更新を図り、将来的に国蝶「オオムラサキ」が舞うような雑木林の再生を目指しております。この飼育事業は、清瀬にもかつて存在した「オオムラサキ」を雑木林の環境整備の象徴として、開始したものです。平成25年度には、台田の杜に高さ8m・幅5m・長さ10mのケージを設置しました。この中で産卵、孵化に成功し、清瀬産のオオムラサキが誕生しました。今年で、清瀬で生まれたオオムラサキも7世代目となり、順調に成長しています。
これまでの飼育は、市が中心となって、ボランティアの方々とともに行ってきましたが、飼育技術もある程度確立できたことから、今年度より、ボランティア団体である「ボランティアきよせびと」が中心となり、清瀬市みどりのサポーター、清瀬市の三者で協力して飼育してまいります。
令和2年度飼育状況
- 4月18日
冬眠から目覚めた幼虫は、木に登り、エノキの葉を食べ順調に育っています。脱皮して緑色に変わった幼虫が初めて確認されました。 - 5月14日
汗ばむ陽気が続き、幼虫たちはエノキの葉を多量に食べています。大きなものは8センチくらいになり、サナギになる日も近いようです。 - 5月20日
今年、初めてのサナギ(3匹)を確認しました。6月初旬には、オオムラサキ蝶が見られそうです。 - 5月31日
今年初めてのオオムラサキ蝶(オス)が羽化しました。 - 6月9日
羽化したオオムラサキ蝶10匹、サナギの数50を超えました。
成虫となったオオムラサキがケージ内を飛び回り、餌(バナナ)を食べる姿がみられるようになりました。 - 6月12日
今年初めてのオオムラサキ蝶(メス)が羽化しました。 - 6月26日
交尾中のオオムラサキ蝶を発見しました。
これで来年も飼育を継続できそうです。 - 6月30日
エノキの葉の上に、タマゴを発見しました。 - 7月5日
孵化した一齢幼虫を発見しました。6月20日頃には、すでに産卵があったようです。(産卵後2週間程度で孵化するため)
※コロナウィルス感染防止対策のため、例年行っているケージの一般公開は中止とさせて頂きます。来年の公開を楽しみにしてください。
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