スレッド

会話

ネットでは「私服に着替えて逃げることは交戦法違反」なる議論を見かけることがあります。従って、「南京安全区掃蕩」で私服に着替えて逃げた中国兵は「戦時重罪人」だから、即時殺していい、というわけです。逃げ回るために私服に着替えるだけで「戦時重罪人」になる、というのも違和感がありますが、
返信先: さん
これは戦時国際法上では「奇計」をめぐる議論になるようですね。立作次郎『戦時国際法論』の「奇計」の章には、こんな議論があります。「国旗、軍用標章及敵の制服」は、戦闘中に使用してはならない。しかし、戦闘の前後、敵に近接し又は敵より逃れるために、これらを使用することを認める学説がある。
1
34
62
立自身はこの議論に否定的ですが、現代の国際法学者、足立純夫「現代戦争法規論」には、こんな記述がありました。「接敵又は退却行動中、敵の国旗及び制服を使用できるかどうかについては確定していない」(P74)。現代においても、「敵の制服着用」はボーダーラインにあるようです。
1
27
50
以前davsさんに教えていただいた、児島襄 『第二次世界大戦 ヒトラーの戦い11』にも、敵軍の制服を着て敵陣地内に潜入するように命じられた「スコルツニー中佐」の話が出てきます。詳細はこちらのアドレスの中頃に、「2020.2.23追記」として掲載してあります。yu77799.g1.xrea.com/nankin/y1892a4
1
28
44
そんなことしていいの、と逡巡する中佐に、法務局長ヴィンダー中将は、こんな説明をします。「要するに、敵の軍服を着て戦闘してはまずいとみるべきだ。だから、内側にドイツ軍服を着用しておいて、敵を攻撃する前に上の敵軍服を脱いだらよかろう」
2
32
53
児島氏。「この見解は、米陸軍省の解釈とも合致していて、戦後、中佐が米軍の捕虜になったさいの軍法会議でも、その米軍服着用の潜入作戦は「国際法違反ではない」と判決される・・」 この説明によれば、敵の制服使用に問題なし、という学説に沿った判決がなされたようです。
1
28
56
いずれにしても、以上は、あくまで「敵の制服」の話です。「私服で逃げること」を禁ずる条文・学説は、私が知る限りありません。「敵の制服着用」というかなりきわどい行為までボーダーラインにあるのに、たかだか「私服で逃げること」を「国際法違反」と決めつけることはできないのではないか。
1
43
86
私は国際法にはあまり詳しくありませんので、以上のような議論は、とっくにどこかで行なわれているのではないか、と思います。どなたか詳しい方がいらっしゃいましたら、ご教示いただければ幸いです。
2
24
58
返信をさらに表示

Twitterを使ってみよう

今すぐ登録して、タイムラインをカスタマイズしましょう。
アカウント作成

トレンド

いまどうしてる?

訃報
昨日
俳優の田中邦衛さんが死去 『北の国から』など出演
エンターテインメント · トレンド
声優さんの声
2,650件のツイート
日本のトレンド
ねるちゃん
東洋経済オンライン
昨日
14歳の少女が精神病院で体験した「極限の地獄」
文春オンライン
2021年4月1日
初出社して、就職先が「ブラック企業」だと気付いたあなたへ