他人のいいように使われることを防ぎ、メンタル消耗を予防するための俺的心得です。
素直だから上手くいく??結論、関係なし
・あの人は素直だから上手くいった
・あの人は素直さに欠けていた、だから失敗した
上記2つはよく聞くフレーズです。
「素直かそうでないか」と「上手くいくか否か」2×2の4パターンに分類します。
①素直で上手くいく人
②素直だが失敗する人
③素直さが無いが上手くいく人
④素直さが無くて失敗する人
①と④が多い、かつ②と③がほとんどいない、であれば「素直さは成功の必須要件」と言えますが、
①②③④いずれも余裕で多数存在します。
素直さの有無と、物事がうまくいくかどうかには関連性がありません。
素直であることが成功の法則?そんなこと言えたもんじゃないです。
素直であることの大切さについて、過去の他人の成功を引用して説かれるケース
こんなお話もあります。セミナーに行くとよく聞く話です。
「あの人(成功者)は、その昔、○○さんという人に△△しろと言われ、その通りに△△を実行したから成功した。(だからお前も素直になって俺の言うことを聞け。)」という具合です。
この論もおかしいです。
・その成功者は、○○さんが言った別のアドバイス(△△以外の言葉)にも全て従ったのか?
・○○さんでない別の人のアドバイスにも全て素直に従ったのか?
・成功に至る行動について、他人がアドバイスできない要素も必ずあり、そこは自分自身で勝手に考えてやってるはず
・そもそも自分はその成功者とは別の人間である
・さらに、この論を説く人自身も、話に出てくる成功者や○○さんとは別の人間である、という場合もある
どう考えてもツッコミ要素が多すぎます。
「素直さ」は、ただのパワハラワード
人間だれしも
A:ある点については素直
B:ある点については頑固
このAとBのバランスがあります。
人があなたのことを評価するとき、このAの部分にだけ着目しBを無視して、「あの人は素直だからうまくいった」などと表現したり、逆にAを無視してBを取りざたして「お前には素直さが足りない」などと言ったりします。
評価する人の匙加減でどのようにも評価できますので、「素直さ」は、ただのパワハラワードです。
勝てば官軍負ければ賊軍、要は結果を出せばよい
結果が出れば「素直」あるいは「独創的」と言われ、結果が出なければ「自分の考えがない」「頑固」「頭が固い」などと言われます。
・素直で、上手くいった⇒「あの人は素直だ」と評される
・素直じゃないが、上手くいった⇒「あの人は独創的カリスマだ」と評される
・上手くいかなかったが、素直である⇒「鵜呑み、勘違い、単なる言いなり、素直さが足りない」と評される
・上手くいかず、素直でもない⇒「独善的、頭が固い、古い」と評される
上記いずれも成立します。勝てば官軍、負ければ賊軍。
要は素直さなんてどっちでもよくて、結果を出せばそれでいいんです。
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以上です。
素直さの概念とは適当に付き合って、あまり本気にしないようにしてください。
「素直さの大切さ」を否定すると、周囲の反論に遭ったり、コイツはダメだと罵られてメンタルを消耗します。
逆に「素直さの大切さ」を鵜呑みにすると、あなたを躍らせる輩に捕まっていいように使われてメンタルを消耗します。どっちもダメです。
素直であると人に思わせるかどうか?については、戦略的に調整してもよいです。
・ある特定の人について、その人が本当に素直なのかどうかは、その当人にしかわからない
・素直かどうか関係なく、その人のプロフィールと言葉と行動と運が成果の要素になる
・素直であるかどうか?は個人個人の勝手(ただの好み)
素直さというのはこんなもんなので、素直が好きな人があなたの周りに多ければ、そんな自分を演じて差し上げればよいと思います。
本気でやるとメンタルが消耗しますので、ハイハイと合わせてあげるぐらいのサービスで充分です。
聞きたい人の言うことは素直に聞けばいいです。聞きたくなければ頑固に聞かなければいいです。
否定せず鵜呑みにもせずパワハラの餌食にもならず、淡々と自分が思う行動をすることをもって
他人が言う「素直さは大事」この概念から積極的に逃げましょう。という提案でした。
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