調べてみますと2013年1月ごろからネット上で多く取り上げられているようです。
「変なお辞儀」「コンス」と聞いて意味がわからない方は、下記URLをごらん下さい。
[おかしなアノお辞儀は韓国式コンス]
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-1958.html
上記URLで大体概要はわかると思われますが、少し捕捉を・・。
美智子皇后が「変なお辞儀(コンス)」をしている、という話があります。
以下の写真ですね。。
この画像の上の写真は、皇族の方々の正装時の写真を見ますと結論がでます。
正装の場合、手に扇を持っているため、両手を重ねるような形になります。
それを略装時に、扇を持たずに行うと何かを持ったような形状になり手が重なったように見えます。
ポイントは、腕全体の形と位置でしょう。
手首の位置が低く、肘も不自然に左右に張り出していません、ゆったりとしています。
手も「持っている形」なので、朝鮮式(韓国式)コンスのように手の平全体を被せるように交差していません、指先を合わせる感じです。
(比較用)
(比較用2)
下の写真は、手の位置も高く朝鮮式(韓国式)コンスに見えなくもないのですが、拡大した写真を見てみますと、この時の美智子皇后はショルダーバッグを身につけておられるのがわかります。
私自身、試してみたのですがショルダーバッグを肩にかけてお辞儀をする場合、肩紐を「腕・肘」で押さえなければ、バッグが前に流れてきてしまいお辞儀がしにくいのです。
この時、腕全体を体側に押し付ける形になり、後方に引かれる形で肘が曲がります。
この様な状態で皇族正装式のお辞儀をしますと、朝鮮式(韓国式)コンスと似たような形態になってしまいます。
(それでも肘を左右に張ることはありませんし、全体的な形状も異なるように思います)
肩紐を押さえています
肩紐を押さえています
肩紐を押さえています(片手でもこうなります)
これはハンドバッグでも同じで、「持ち紐」部分を上腕に引っ掛けた場合、肘を大きく曲げ、落ちないようにしなければお辞儀自体ができません。
そして、扇を持つために手の指先を前方で重ねるようにするのは正装時の習わしです。
* * *
どうも、この朝鮮式(韓国式)コンスというは「肘の左右への張り出し具合」と「手の上下位置」がポイントのような感じです。
日本の伝統礼法、小笠原流では、お辞儀の際に手を合わせるようなことはしません。
しかし、以下のような形は、かなり昔からあると感じます。
上記の画像は、肘は張り出していませんが手は重ねています。
検索してみますと、前方で手を重ねるというのは、女性らしさを表現する効果があり、その是非については諸説あるようです。
色々と議論が展開されています。
1971年、銀座のデパートの風景とのことです(*)
また、仏教には「叉手(しゃしゅ)」とよばれる朝鮮式(韓国式)コンスに似た位置で手を重ねる方法があるようですが、「仏教において日常的に叉手でお辞儀をする」という資料は発見できませんでした。
仮にそのような方法があるにしても、仏教の礼法を、なぜ日常のマナーで行なわなければならないのか謎になります。
「叉手(しゃしゅ)」
武道をやっている人は、朝鮮式(韓国式)コンスのようなお辞儀をすることがある、という情報も耳にしましたので、私の友人の柔道、合気道、空手の師範に聞いてみましたが三人とも「見たことも聞いたこともない」と回答されました。
お辞儀の際の手の位置は、武家のお辞儀であったとしても、かなり近い位置に来る場合もあるようです。
↓1907年頃の絵葉書(着色写真)です(*)
↓小笠原流でも人や写真によっては、かなり手が近い人もいますね
接客業の場合、大人数に対して一度に教育しなければならないことも多いでしょうし、「個人の癖によってまちまちでよい」では、サービス業として具合がわるいでしょう。
そういった場合、「前で組むように!」と教えることもあるのかもしれません。
これならば個人の裁量が入り込むことがありません。
また私個人の感覚ですが、特に立ち姿の場合、女性が手をダランと左右に下げているのは形状として違和感があります。
手の位置によって偉そうに見えたり、女性らしく見えたりします。
手を横に置くというのは相手に威圧感を与える印象を受けます。
皆様は、どのような印象を受けますでしょうか・・。
【結論】 『肘を不自然に横に張り出し、手の平を被せるように×に交差、腹部以上の位置に押し当てるのはNG。』 『肘を不自然に張り出さず、手を自然な形で前方で組み、下腹部以下の位置に置くのは、職種・性別によっては議論の余地あり。』 |
===9/24追記===
この記事の続編的な物を記しました。
もし、よろしけば、ご覧くださいm(_ _)m
[朝鮮式(韓国式)お辞儀 コンスについて考える]
http://3gensoku.seesaa.net/article/375676825.html
==========
もしよろしければ・・―→
皇后陛下に対するイチャモンが見事に論破されてて爽快です。
コメントありがとうございます m(_ _)m
参考になったのであれば幸いです(^^)
コメントどうもありがとうございました。。
2013年09月24日の
「朝鮮式(韓国式)お辞儀 コンスについて考える」も拝読しました。
正当であっても今の時代にはそぐわなかったり…難しいですね。
お辞儀も時代で変わっていくのでしょうか?
変わったほうがよいのでしょうか?
「変なお辞儀(間接侵略)」で検索してください。
こちらも保守の方のブログです。
昭和の皇室のお写真、華子妃殿下のお写真もありました。
国民が美しいと思える正しいお辞儀はどういうものなのか
私にはまだわかりませんが、
皇室への敬愛を大切に暮らしていきたいと思っております。
>正当であっても今の時代にはそぐわなかったり…難しいですね。
そうですね、難しいですね。。
そもそも生活様式・風俗自体が変わることがありますし・・。
現在、和装で日常生活をおくっている方は、
ほとんど居ないと思いますし、
ほとんどの方が椅子文化に慣れてしまっていると思われます。
情報どうもありがとうございます。
ブログ運営の参考にさせていたただきます(^^)
ブログ運営の参考にしたいと思います。
ご意見どうもありがとうございました。
叉手は叉手当胸と言いますから、基本的には胸に当てるもので写真の僧侶の位置なら問題ないでしょうが、後ろの在家らしき方々の手の位置は低すぎますし、コンスの写真の手の位置も低すぎます。
両手を振って歩かないように叉手当胸にて一挙手一投足に行動する為のもので何ら因果関係はないと思います。
ご指摘通り叉手で頭を下げることはあり得ません。頭を下げる時は必ず合掌に変わります。
以上、ご参考迄。合掌
叉手とコンスの違いを本職の禅僧の方から
解説していただけるとは、ありがたいことです(^^)
叉手とコンスは何ら関係が無いとのこと、
貴重な情報ありがとうございます。
サイト運営に役立てたいと思います。
おそらくこれは宗教から根付いたものと考えられます。叉手、結手、法界定印等色々組み方はありますが、重ねる場合左手が外側になります。
右手が外側になるのはお釈迦様だけ。我々僧侶はお釈迦様に遠慮してその反対にするわけです。神道の作法はよく知りません^^;。
しかし、写真のコンスは皆右手が外側じゃないですか?
やはり何の関係もないでしょう^^実際私も右外で手を重ねるとかなり違和感を感じます。
禅宗で叉手もそうですが、結手という組み方も、法界定印という坐禅の時の組み方も必ず同様に左が外、右が内になります。(お釈迦様だけが反対。我々は遠慮して)
そういったところが由縁と考えられます。神道の作法よくぞんじませんが^^;
皇后陛下も左手が外側ですよね。
しかしコンスの写真は皆右手が外側になってますね?やはり何の関係もないと思います。^^
さらなる情報ありがとうございます。
宗教特有の作法は一般人にはわかりにくく、
情報も出回らないことが多いため勉強になります。
貴重な情報ありがとうございます。
サイト運営に役立てたいと思います。
コンスとどう違います?
http://blog-imgs-57.fc2.com/n/e/z/nezu621/2013072318560770b.jpg
少なくとも皇后陛下以前にこういう手を組み合わせるお辞儀は皇室には
ありませんでした。コンスに見える「我流」が問題なのではありませんか?
天皇陛下がお話になっている時の、低頭も皇后陛下で絶えてしまいました。
和服の時もコンスなさってますよ。
肩紐抑えのためのコンスではないです。
肘の張りも、手の位置もコンスです。ただ手の組み方が
皇后陛下のは貝合わせでバレリーナのやり方です。
でも、だからコンスもどきがいいとは思いません。
レス遅れて申し訳ありませんm(_ _)m
体調が悪く、気付くのが遅れていまいました。
(持病が悪化しており、最近は思うような活動ができない状態です(+_+))
レスを書こうと思ったのですが、
この記事は古くなっており、あらたに様々な情報が出てきています。
なにか書こうと思ったのですが、
少々おもうところがあり、質問させてくださいm(_ _)m
まっちゃん さんが、
引用されている画像の文章に以下のように書かれています。
「…写真のように両手を前で自然に合わせます。これをハングルで“コンス”と言います。…目上の人の前ではこの姿勢をします」
以下のようなポーズを「コンスである」としています。
https://3gensoku.up.seesaa.net/image/78ec308ef0c33b9383b7cd3d37326980.jpg(文章は同じです)
以下のものはコンスなのでしょうか?
https://3gensoku.up.seesaa.net/image/Emperor_Showa_2526_Empress_Kojun_1956-11.jpg
https://3gensoku.up.seesaa.net/image/uk-queen-christmas-message.jpg
https://3gensoku.up.seesaa.net/image/22821042_o1.jpg
https://3gensoku.up.seesaa.net/image/ns2.jpg
https://3gensoku.up.seesaa.net/image/c73dc9b2.jpg
レス遅れて申し訳ありませんm(_ _)m
体調が悪く、気付くのが遅れていまいました。
(持病が悪化しており、最近は思うような活動ができない状態です(+_+))
>和服の時もコンスなさってますよ。
上に和装の写真がありますが、
手の位置が低く、形もコンスに似てないように思います。
また癖になってしまっている可能性もあるように思います。
一つ上のコメントにも書きましたが、
もしよろしければ質問させてくださいm(_ _)m
以下のようなポーズをコンスと言うそうです。
https://3gensoku.up.seesaa.net/image/78ec308ef0c33b9383b7cd3d37326980.jpg
以下の物は“コンスもどき”なのでしょうか?
https://3gensoku.up.seesaa.net/image/Emperor_Showa_2526_Empress_Kojun_1956-11.jpg
https://3gensoku.up.seesaa.net/image/uk-queen-christmas-message.jpg
https://3gensoku.up.seesaa.net/image/22821042_o1.jpg
https://3gensoku.up.seesaa.net/image/ns2.jpg
https://3gensoku.up.seesaa.net/image/c73dc9b2.jpg
動画
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150513/k10010077981000.html
動画
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150513/k10010077981000.html
お身体のお具合はいかがでいらっしゃいますか。
いくつかの保守系ブログで先日の赤十字大会の女性皇族の皆様方の所作について
色々と語られていましたが、私にはまだよくわかりません。
そのお手の位置がお楽なのかもしれませんし、
あるいは小さなお帽子のように深いご慈愛からくるご理由で
そうなさっているのかもしれません。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/f0/282e5a0aa48b73f2ecd7a3bb7bd6d06e.jpg
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/0f/0f37ef7eec25c9b8bf6f43c8541e5036.jpg
これからも皇室を敬愛する気持ちを大切にしてまいります。
美樹様、どうぞくれぐれもご自愛下さいませ。
体調は今もあまり良くはないのです(^^;
動画・画像資料ありがとうございます m(_ _)m
上にも書いてありますが、
この記事は、内容が若干古くなってしまっています。
新たな情報を精査しますと、
日本国内では古来より手を腹部で合わせた“お辞儀”を
使用していることが確認でき、
海外においても、手を腹部で交差した状態で
“お辞儀”の動作をすることが確認されています。
https://3gensoku.up.seesaa.net/image/kon.jpg
新たな情報を加味した新しい記事を書きたいとも思っているのですが、
体調の問題もあり、なかなか書くことができない状態です(+_+)
しかし、資料ありがとうございました。
サイト運営の参考にしたいと思います m(_ _)m
この記事は、書いてから時間が経っており、
内容が古くなってしまっている部分があります。
ちなみに以下についてどう思われますのでしょうか?
https://3gensoku.up.seesaa.net/image/kon.jpg
今後の更新の参考にしたいと思いますので、
アドバイスいただけますと幸いです m(_ _)m
論破なんかされてませんよ。
扇を持つ形を平常時からやる必要はないし、華子妃の姿が
本来の皇族の立礼です。
皇后が批判されているのは「コンスだから」ではなく、コンスもどきで
必要が無いときもその形なので、批判されているのです。
皇太子妃時代にこんな、しなを作った妙なお辞儀はしていません。
皇后のもどきが、コンスを広める動機の一つとなったことは否めません。
どうせまたお得意の在日認定したいから無理やり色々と難癖つけてコンスを生み出したんだろうけど、皇后陛下もやってたお辞儀の一種だったって恥ずかしい結果になっただけ
それを何とか擁護するために、皇后陛下のはコンスではないって主張するのは恥の上塗り
コンスなんてなかった、お辞儀の形は国によって異なるものではなく、その人によって異なるものだった、って素直に認めたほうがいいと思う
https://3gensoku.up.seesaa.net/image/kon.jpg
米国には礼法がないでしょうから、リラックスの姿勢のままのお辞儀ですね。
コンスとは異なります。
日本にはきちんとした礼法があるのですから、公の場では、特に要人にはそれに則った所作をお願いしたいものです。