皆さん、「格安スマホ」や「格安SIM」という言葉を聞いたことありますか?多くの方は聞いたことがあっても詳しい意味は分からなかったり、何となく不安なイメージをもっていたりするんじゃないでしょうか。
でも実は、使った方からは満足度が高いという声もあるなど、注意点を理解すれば安くて便利に使えるサービスなんです。
こちらでは概要や注意点、メリットなどを解説します!
「格安スマホ」(格安SIM)」とは、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクなどの大手携帯会社から「ネットワークを借りて」携帯電話サービスを提供するMVNO(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体通信事業者)と呼ばれる事業者のサービスを指すことが一般的です。
大手携帯会社と比較して注意すべき点もありますが、一般的に価格が安い、利用がお手軽、といったメリットがあります!
このような点をきちんと理解して、「格安スマホへの不安」を解消できれば選択肢の一つになるのではないでしょうか。
MVNOは、上に書いたように、大手携帯会社から回線を借りてサービスを提供していますが、全てが大手携帯会社のサービスと同様という訳ではありません。
例えば、サポート面では、大手携帯会社のような実店舗での対応ではなくインターネットなどで対応する事業者が一般的です。
また、利用できる地域は大手携帯会社と同じである一方、「必要な分」のネットワークだけを借りているため、お昼休みなどの混雑時間帯には比較的通信速度が低下してしまうケースが見られます。
具体的には、業界団体がこれらの事項を簡潔にまとめているのでご参照ください。
(一社)テレコムサービス協会「MVNOサービスの利用を考えている方へのご注意とアドバイス」(https://www.telesa.or.jp/mvno-checkpoint)
しかし、これらの注意点は、MVNOが、多額の設備投資を行うことなく、低価格のサービスを実現していることの裏返しでもあります。
また、MVNOとして多種多様な業種の事業者が参入しているので、単純に安いというだけでなく、「ウ MVNOの料金プランの特徴」に記載したように、利用者のニーズに合わせた特色あるサービスが提供されています。
なお、大手携帯会社から乗り換えた場合に、緊急速報メールなどが引き続き利用できるのか不安なイメージを持つこともあるかもしれませんが、実際には、端末の性能による部分もありますが、引き続き利用できる場合が多いです。
まとめると、MVNOは、一般的に【ご自身のニーズに合わせて安く便利に使える携帯会社】といえます。
なお、複数の調査で大手携帯会社と比べてMVNOの満足度が高いという結果が出されているため、参考までご紹介します。
【MMD研究所】
・ MMD研究所2020年11月13日報道発表「MVNOの総合満足度 イオンモバイルが759点でトップ、NPSはmineoがトップ」
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1897.html
・ MMD研究所2020年11月9日報道発表「大手4キャリアの総合満足度 楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)が713点でトップ」
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1894.html
【J.D.POWER】
・ J.D.POWER2020年5月27日報道発表「格安スマホはmineoが第1位、格安SIMはUQ mobile が2年連続第1位」
https://japan.jdpower.com/ja/press-releases/2020_Japan_Low-priced_Smartphone_SIM_Card_Service_Customer_Satisfaction_Study
・ J.D.POWER2020年9月25日報道発表「NTT docomoが総合満足度第1位 コロナ禍で動画やゲーム、ネット通販利用が増加 新体系の料金プラン、ユーザーから一定の評価」
https://japan.jdpower.com/ja/press-releases/2020_Japan_Mobile_Phone_Service_Satisfaction_Study