298話 日常の風景と四方山話
水ぬるむ春という言葉も有る様に、赤下月にも入ると神王国は全体的に暖かな陽気に包まれる。日差しの強い日などは汗ばむほどであり、人々の活動も活発に動き出す。
神王国の南部辺境に位置するモルテールン領もまた、ここ最近は陽気にも恵まれて人の往来が常以上に活発になっていた。
賑やかな喧騒が街中に溢れ、華やかな装いの紳士淑女が闊歩するモルテールン領ザースデン。
そんな人々の様子を、部屋の中から見下ろす人影があった。
「平和ですねえ」
少年がぼそりと呟いた。
誰あろう、モルテールン家次期当主にして領主代行ペイストリー=ミル=モルテールンである。
呑気な、日向ぼっこでのあくびのような呟きに、傍に居た男が顔を顰めた。
「そんなことねえでしょう。どう見たら平和だなんぞとぬかせるんですかい」
青銀髪の上司に苦言を呈したのはシイツ=ビートウィン。四十路のイケオジであり、所帯持ちのパパだ。モルテールン家従士長という重鎮であり、ペイスのお目付け役でもある。現状のモルテールン家では、面と向かってペイスに苦言を呈することのできる数少ない人間。
文字通り大人と子供の年の差がある二人の間には、慣れ親しんだ阿吽の呼吸があった。
「戦争が起きているわけでなし、盗賊が襲ってきているわけでなし、外国人が暗躍しているわけでもない。実に穏やかでは無いですか」
「山一つ越えたお隣じゃぁうちを狙って虎視眈々と軍備を整え、ついこの間聖国人にお宝を盗まれたばかりってのを勘案しないってんなら、その通りでしょうぜ。ついでに言やあ、聖国人に関しちゃ今もって火種が盛大に燻ってると来てる」
「実に由々しき事態ですね。対処する人は大変です」
「どの口で言ってるんだか」
やれやれ、と従士長は肩を竦めた。
常日頃からのやり取りだ。シイツは、鉄面皮のお菓子狂いに普通というものを求めるのは既に諦めている。
気の置けない二人の会話。そこに、扉をノックする音がした。
「どうぞ」
「失礼します」
部屋に入ってきたのは、中肉中背のぱっとしない男ダグラッド=アラーニャ。モルテールン家では外務を一手に取り仕切り、外務長なる肩書で揶揄される古株の従士である。
「どうしましたダグラッド」
「はい、先日の放火についての情報がまとまったのでご報告に上がりました」
「ほう、聞きましょうか」
先日の放火とは、モルテールン家の王都別邸が放火され、隠匿していた龍の卵を盗まれてしまった事件を指す。
これについてはペイスの稚気もあり、盗まれたのは、親にも内緒でペイスが用意していた、龍の卵を模したイースターエッグだったということが後に判明。
また、ダグラッドの調べによれば、偽物が盗まれたことを隠し、国軍を巻き込んで大々的に王都でローラー作戦を行って、スパイを根こそぎ捕まえるという副産物も生んでいるとのこと。
転んでもタダで起きないのがモルテールンの流儀であり、聖国人の放火と窃盗を利用して、自分たち軍家閥の影響力を高めることに成功していた。
犯人も捕まえ、面目もたったモルテールン家としては既に済んだことではあるが、ことがことだけに関係した各所との事後報告も多々ある。それを一切合切取り仕切っていたのがこのダグラッドであり、報告とはこれについてのまとめだ。
「結構大変だったんじゃないですか?」
「そうですね。特にレーテシュ伯との調整が難航しました」
「あのお姉さんが、また無茶を言いましたか」
「無茶を言うというよりも、何故自分たちも一枚噛ませなかったのかと。自分ならもっと美味しい落としどころを用意できたと言っていました」
南部においては最上位貴族となるのがレーテシュ伯爵家。モルテールン家も南部に領地が有るだけに、基本的には彼女の影響下にある。領地貴族としての立場を同じくし、南部閥として一派を形成するに一翼を担う両家は、原則として利害が一致する。交易にしても良港を持ち、海外にも権益を持つレーテシュ家は、モルテールン家としても協力する旨味の多い家であった。他にはない、モルテールン家の特産品たる菓子を、レーテシュ領を通して広める。双利共生の理想的な関係だろう。
しかし勿論、モルテールン家としてもレーテシュ家に唯々諾々と従うような殊勝な心は持っていない。時には利害が相反して争う場合もある。
最近でいえば大龍の素材を巡ってひと悶着があった。競売という手段を通して利益を得ようとしていたモルテールン家に対して、その競売の客を狙って金貸し業に勤しんでいたレーテシュ家。人の店先で自分の店の呼び込みをするが如き所業に対し、苛立つ気持ちもあった。
かくの如き複雑な関係の両家である。今回の放火騒動と、それに関わる聖国の介入。更には外国勢力の暗躍に端を発して行われた軍家閥カドレチェク公爵派の勢力伸長に対して、レーテシュ家としても一言釘を刺しに来たという訳だ。
自分であればもっとモルテールン家に美味しい思いをさせられた。つまり、お前たちはうちの味方だよな、という念押しである。
「女狐が噛むとなりゃ、一枚どころか気づけば骨までしゃぶられそうですぜ」
「彼女は寂しがり屋なのでしょう。自分を除け者にしてお祭り騒ぎをしているのが、寂しいらしいですね。次のパーティーはお誘いするとしましょう」
レーテシュ伯は女傑と名高い名領主であり、名政治家である。傑出した才能は神王国でも五本の指に数えられ、狐と揶揄されることも常だ。
そんな人物をごく普通に扱えるだけペイスも又、ひけを取るものでも無い。ダグラッドなどはシイツとペイスの会話を聞いていてそう感じた。少なくとも、自分にはとても出来ない、と。
「パーティーといえば、社交のお誘いも多く来ています。自分も幾つか預かってきましたが、どうしますか?」
「お誘い? どこからですか?」
貴族の仕事の多くは人付き合いが絡む。外務を生業とするダグラッドにしても、報告しないわけにはいかない。
「目ぼしい貴族は全て。無視し辛い所でいえば、フバーレク家やボンビーノ家といった縁戚筋と、カドレチェク公爵やヴァッレンナ伯爵、ジーベルト侯爵といった国家中枢からのお誘いですね」
「少なくとも、リコリスの実家を無視する訳にはいきませんし、ジョゼ姉様の旦那を無視するのも後が怖いですよね」
「ええ」
フバーレク辺境伯家は、ペイスにとっては妻の実家。ボンビーノ家は実姉の嫁ぎ先であり同派閥の仲間。経済規模も相当に大きく、影響力も応分に大きい。機嫌を損ねるわけにはいかない家である。
「それに中央軍大将や内務尚書のお誘いを蹴るってのも、国に喧嘩を売るようなもんでしょうから。ペイス様ならやりかないてのが怖い話ですが」
ダグラッドの言葉に、ペイスは片眉をぴくりと上げる。
「流石にやりませんよ。僕は平和主義者ですよ?
「おうおう、そうでしょうぜ。坊は売られた喧嘩を片っ端から高値で買って回るだけでさあ」
ペイスの惚けた発言を、シイツが茶化す。ペイスにとってみれば叔父も同然のシイツである。ペイスが心外だと憤ったところで、シイツもどこ吹く風と平然としている。
「まあ、順番に片付けていくしかありませんね。王都に父様と母様が居る訳ですし、僕やリコリスがどうしても出なければいけないのはフバーレク家の招待ぐらいでしょう」
「ボンビーノ家の招待はどうするんで?」
「……行くしかないでそうね」
不本意そうに溜息をつくペイス。
元々末っ子であることから、上の姉達にはとことん
過去の経験からくる苦手意識はどうしても拭い難く、出来ることなら行かずに済ませたいという思いが溢れている。
行くべきであると頭では分かっていても、行かずに済ませられないかと考えてしまうのは業であろうか。
「国内の貴族からの招待はそれでいいですね。自分が返事を書いておきます」
「お願いしますダグラッド。……いえ、待ってください。今、国内の、と言いましたか?」
部下の言葉尻に不穏の匂いをかぎ取ったことで、返事を書きに戻ろうとしていたダグラッドをペイスが呼び止める。
「ええ。まあ。国内の貴族だけでなく、国外の貴族からも色々と招待が来てます」
「……ちなみに、相手は?」
「ちょっと待ってください。オース公国から八通、ヴォルトゥザラ王国からは確か……ニ十通ぐらい来てましたか」
「そんなに来てるんですね」
オース公国はペイス達の神王国の北にある国。ヴォルトゥザラ王国は、モルテールン領と山脈を隔てて西にある隣国である。
「今更若様に言う必要も無いでしょうが、国外の貴族からの招待は、今までは無視してきました」
「そうですね。お家の外交方針がありましたから」
モルテールン家の従来の外交方針は、等距離外交。どの貴族とも仲良くなり過ぎず、かといって疎遠になり過ぎずという中立的立ち位置を模索していた。ペイスの父たるカセロールが【瞬間移動】を駆使する歴戦の魔法使いであり、その魔法を使って傭兵紛いなことをして稼いでいたことが原因だ。
傭兵ということは、助力を乞われて武力を行使するわけであり、国内の貴族が全て潜在的顧客である。と同時に潜在的な商売敵である。誰かに肩入れしすぎると、それと敵対する側からは傭兵の仕事が来なくなるわけで、出来る限り国内貴族の中に敵を作らないようにしてきた。
それと同じ理由で、国外の貴族とは仲良くならないようにしてきたのだ。国外の貴族が敵対する相手となれば神王国貴族の場合もあり得る。まして傭兵ともなれば、率先して矢面に立たされるわけで、雇う側からすれば神王国貴族を使って神王国貴族を潰せるのだ。これほど美味しい話は無い。下手に
国外の貴族と仲良くなっても、モルテールン家の収入の柱がカセロールの出稼ぎである限りは厄介ごとの種にしかならない。そう判断して、今までは国外貴族との社交は避けてきた。
「しかし、最近は事情が変わったんですよね?」
「そうですね。父様と相談の上、外交方針を大きく変更しています」
現在のモルテールン家外交方針は、積極的な同派閥重視である。
とりわけ、距離的に近しいレーテシュ領主家と、国軍に極めて強い影響力を持つカドレチェク軍家閥領袖は、軍事的にも友好関係が必須と判断した。何なら他の貴族に恨まれてでも重要な貴族とは友好関係を作る覚悟も固めている。
モルテールン家が軍事的にはよく見て男爵家相当であるにも関わらず、経済的にはそこらの伯爵家以上に裕福であること。爵位も上がって国内の政治的パワーゲームを動かす立ち位置を得つつあること。更には、領地運営が殊の外上手くいっていて、収入が右肩上がりで安定していることなどが、外交方針変更の理由である。
丸々太っているのに牙も持たない羊が居たら、腹ペコの狼の御馳走でしかないのだ。せめて牧羊犬ぐらいは用意しておかねば、食われておしまいである。犬に対して餌を少々与えるとしても、必要経費と割り切るべきだ。
「オース公国の貴族からの招待は、最上位のもののみを参加。他は今まで通りやんわりとお断りしましょう」
「ヴォルトゥザラ王国の皆さまは?」
「……今までとは状況が違いますので、目いっぱい慇懃無礼に返答を」
「良いのですか?」
「構いません。外交方針を変更した以上は隣国の、それも地続きで境を接する相手との関係性を邪推されるわけにはいきません。第一に神王国の同胞と絆を深めなければ」
「分かりました」
ヴォルトゥザラ王国の中にも神王国融和派が居て、そちらからモルテールン家に対して友好の手が伸びてきているのは確かだ。しかしそれを握ってしまえば、神王国の貴族からは疑いの目を向けられる。ペイスは、李下に冠を正さずと判断した。
「いっそ坊が返事を書きゃ良いんじゃねえか? 慇懃無礼に煽るのは得意でしょうが」
「僕が得意なのはお菓子作りだけですよ。他のことはあまり自信が持てませんね」
「どの口で言うんだか」
自分の本分はお菓子職人である。領地経営も貴族としてのふるまいも、お菓子作りの為の手段であると言い切るペイス。
いっそ一周回って頼もしいですぜと、シイツは溜息をついた。
「しかし、有るべきものが有りませんね?」
「あるべき物?」
「ええ。聖国貴族……この場合は聖職者ですか。からの招待がありません」
「そりゃそうでしょう。放火しくさったばかりですぜ?」
聖国人がモルテールン家の別邸に放火し、龍の卵を盗んで逃げようとしたのは事実として確定していた。事件を外交的配慮で玉虫色に収めはしたが、感情的にしこりの一つや二つは残っている。
「だからこそです。モルテールン家とことを構えたくないのなら、自分たちに明らかに非のあることをやらかした以上、ご機嫌を取りに来るかと思っていたのですが」
「それが来てねえってことは、うちと一戦やらかすのも辞さねえってことですかい?」
「もしくは、うちが動かないと予想しているか。いや、この場合は動けない、と考えているのでしょう」
少しの間考え込んだペイスの言葉に、シイツは疑問を持つ。
「どういうことで?」
「龍の卵を、本物と勘違いしっぱなしだとすれば……先方から見て、うちは今、外交的にも大きく失点をした上、面目を潰したことになっているはずです」
「……まあそうですか」
「その上、カドレチェク家を巻き込んで王都で大きく軍を動かしている」
「ええ」
放火と窃盗騒ぎの後、モルテールン家はカドレチェク家を煽って王都を封鎖させ、スパイを根こそぎ除去した。物理的に。
つまり、今の神王国内の情勢は、聖国には上手く伝わっていない可能性が高い。少なくとも今までと同じ質での情報収集は不可能だ。
ならば、モルテールン家から盗んだ卵が、龍の卵だと未だに誤解している可能性も相応にある。
「失点を抱えて挽回できず、何なら王都で更なる失点を積み重ねたとなれば、当家が動きたくても動けないだろうと予測するでしょう」
「なるほど」
ペイスの意見に、シイツは頷いた。確かに、相手側から見た目線というのが不十分だったと。
「つまり、うちは聖国から舐められているってことですかい。どうせ大したことも出来ないだろうから、ご機嫌を取る必要も無いと」
「そういうことです。ならば、そのまま舐めっぱなしで居てもらいましょう」
「良いんですかい?」
「実害も無くて益があるなら構いませんよ。どうせそのうち龍の卵が偽物だったと気付いて、慌ててご機嫌を取り始めますから」
モルテールン家が聖国人に盗まれたのは、確かに龍の卵である。ただしそれは、イースターにかこつけた偽物の卵であり、龍の卵をイベントの為に模したものだ。御大層に盗んでいったが、いずれは偽物だったと気付くに違いない。そして、気づいた時には後の祭りである。
「えらく腹黒い話で。流石は坊」
「いえいえ。まだシイツには及びませんよ」
「よく言うぜ。お?」
政務がひと段落して、また四方山話が始まったタイミング。部屋の中に、ひらっと一枚の紙が現れた。
こんな突然にどこからともなく物体が現れるなど、魔法以外にあり得ない。つまりは、ペイスの父たるモルテールン閣下からの連絡ということだ。
床に落ちた薄っぺらいものを、拾い上げて目を通した従士長。その顔が一気に険しくなる。
「何ですか?」
「大将から、呼び出しでさあ。すぐにこっちへ来いって話で」
ペイスの顔が思わず渋くなった。
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