首相官邸の給湯室で「閣議に出すお茶が薄い」と言って同僚に暴行し、負傷させたとして、傷害罪に問われた内閣事務官の岡ノ谷仁志被告(42)に、東京地裁は求刑通り罰金30万円の判決を言い渡したことが分かった。判決は16日付。
判決によると、2019年7月、同僚に対し「閣議に出すお茶が薄い」「段取りが悪い」などと言い、腕をつかんで引っ張るなどの暴行を加え、けがを負わせた。
弁護側は無罪を主張したが、鈴木巧裁判官は判決理由で「同僚の証言は防犯カメラの画像とも整合しており、不手際をごまかすためにわざわざ自傷行為をしたとは考えにくい」として退けた。被告は控訴した。
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