本記事では、楽天モバイルUN-LIMITでiPhone SE 第一世代を使う手順を解説します。
楽天UN-LIMITではiPhone SE 第一世代は動作確認されていません。
ただし、高度な裏技により使う方法が発見されました。
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楽天アンリミットでiPhone SE 第一世代は使える?
非公式な方法でなら使える
楽天モバイル公式サイトで「使える」と書かれているのは、iPhoneXS・iPhone XR以降の機種です。
これらのiPhoneは簡単な設定で繋がります。
- iPhone12シリーズ
- iPhone SE 第2世代
- iPhone11
- iPhone11 Pro・Pro Max
- iPhone XS・XS Max
- iPhone XR
一方、iPhone SE 第一世代をふくめ、iPhone8・iPhone Xまでの機種は公式サイトでは使えないことになっています。
しかし、iPhone SE 第一世代も複雑な設定をすれば非公式ながら使えます。
ただし、設定はかなりややこしいですし、iOSのバージョンによって使えなかったり、設定を変えたりする必要があります。
よって、基本的にはiPhone XS・iPhone XR以降の機種を買って使うのがおすすめです。
最新のiPhone12シリーズや価格の安いiPhone SE 第2世代も楽天モバイルで使えます。
iPhone SE 第一世代を使う方法
前章の通り、本来iPhone SE 第一世代は楽天モバイルで使えないのですが、一部の有志の方の研究によりiPhone SE 第一世代も使う方法が見つかっています。
以下の記事で設定手順が解説されており、私もこの記事をもとに設定をして実際に使えました。
手順はのちほど詳しく解説しますが、こちらに記載のやり方だとパートナー回線エリアでもSMSの受信が可能です。
ただし、PCに詳しくない方は少々難しいです。
私でもけっこう大変だったので、よくわからない方はiPhone XS・XR以降の端末を買いましょう。
SMS・テザリングも可能
本記事に記載の設定が完了すればiPhone SE 第一世代でSMSもテザリングも可能で、パートナー回線エリアでもSMSが使えます。
ただし、テザリングをするには、設定→モバイル通信→モバイルデータ通信ネットワークにアクセスし、モバイルデータ通信のインターネット共有欄に「rakuten.jp」の入力が必要です。
iOS14.3やiOS14.4は使える?
iPhone SE 第一世代はiOSのバージョンによって設定方法が異なります。
ご自身の端末の「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」をタップし、現在のiOSバージョンを確認しましょう。
- iOS14.2まで:本記事の手順でOK
- iOS14.3と14.4: 〃
(ただし要問い合わせ) - iOS14.5(β)以降:未検証
iOS14.2までの方は、本記事を読めば設定ができます。
ただし、次章で解説するように自動アップデートをOFFにしておいてください。
iOS14.3・iOS14.4の方も本記事の手順で設定可能ですが、途中で使うファイルは問い合わせページからご連絡いただいた方に配布します。
(連絡方法はのちほど解説)
iOS14.5(現時点ではβ版)は未検証なので、iOS14.5にしてしまうと使えない可能性があります。
自動アップデートをOFFにしておいてください。
自動アップデートをOFFに
本記事の手順はiOSのバージョンによって適用するファイルが異なるため、一度接続に成功しても自動アップデートされると使えなくなります。
また、iOS14.5以降は使えるか検証されていませんので、アップデートするのは止めておきましょう。
楽天モバイルがiPhoneに正式に対応するまでは自動アップデートをOFFにしておいてください。
自動アップデートのOFFは「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から設定可能です。
iPhone SE 第一世代を使う手順
事前準備
iPhoneを使う手順を踏む前に、以下の内容を必ず確認してください。
- SIMは開通済みか?(MNPの場合)
- 別のプロファイルがないか?
他社や楽天モバイルのドコモ・au回線から番号そのままで楽天モバイルUN-LIMITに乗り換えた方は、SIMが届いたあとに回線の切り替え手続きが必要です。
この手続きをしないと、本記事の手順を踏んでもそもそも楽天モバイルのSIMが繋がりません。
my楽天モバイルにアクセスし、「お申し込み履歴」から回線切り替えを行ってください。
また、iPhone本体に他社のプロファイルが残っていると、設定をしても接続できません。
「設定」→「一般」→「プロファイルとデバイス管理」をタップし、プロファイルがインストールされている場合には削除してください。
iOSのバージョンを確認
事前準備ができたら、iOSのバージョンを確認しましょう。
本記事ではiOS13.7/14.0/14.1/14.2用のファイルを配布しています。
iOS14.3とiOS14.4の方も手順は同じですが、取り込むファイルは個別にご連絡いただいたあとに配布します。
一度この記事を全部読んだ上で、お問い合わせページからご連絡ください。(連絡方法はのちほど記載します)
iPhoneを探すをOFFに
続いて「iPhoneを探す」という機能をOFFにします。
Wi-Fiに接続した状態で、「設定」→ 「最上段の自分の登録名+Apple ID、iCloud…」→「探す」をタップし、「iPhoneを探す」をOFFにします。
ネットワークに接続していないとOFFにできないようなので、私はWi-Fiに接続してOFFにしました。
楽天モバイルのSIMを入れる
続いて、楽天モバイルアンリミットのSIMをiPhone本体に入れてください。
これからSIMを契約される方は、楽天モバイル公式サイトから簡単に手続きできます。
契約前には必ずキャンペーン情報を確認してくださいね。
iTunesで操作
ここから、PCのiTunesでいろいろと操作します。
私はWindows PCで操作しました。(Macでの操作はこちら)
まず、iTunesをインストールします。
次に、コマンドプロンプトへの入力が必要です。
個人的に、ここが最難関でした。
まず、コマンドプロンプトを開きます。
左下のWindowsボタンを押した後に表示されるメニューの、Windowsシステムツール内にあります。
ここに、以下のコード(?)をコピペし、ユーザー名の部分を編集します。
赤い四角の部分には、あなたのPCのユーザー名が最初から表示されています。
これに続けて上記のコードを貼り付け、貼り付けた”C:\Users\ユーザー名\AppData…の「ユーザー名」の部分を赤い部分に書いてある文字列に修正してください。
修正後、Enterキーを押したあとに次の「C:Usersユーザー名>」が表示されたらOKです。
iTunesにファイルを適用
つづいて、Makoto備忘録さんが作成されたファイルをPCにダウンロードします。
iOS13.7/14.0/14.1/14.2の方はファイルをドロップボックスに保存しています。
iPhoneの機種と、iOSのバージョンによってファイルが分かれています。
ご自身のiOSバージョンにあったファイルをPCにダウンロードしてください。
▼自身の端末のファイルをDL▼
※上記は6Sの場合
iOS14.3とiOS14.4用のファイルはお問い合わせいただいた方に個別に配布しています。
以下3点に合意いただける方のみ、お問い合わせページからご連絡ください。
- 先に本記事を最後まで読むこと
- ファイルと内容を拡散しないこと
- ファイルは自己責任で使うこと
PCにダウンロードしたらiTunesを起動し、iPhoneとPCをUSBで接続します。
iTunesに表示されたスマホボタンをクリックします。
シフトボタンを押しながらを「iPhoneを復元…」クリックします。
ここで、保存しておいたファイルを取り込みます。
その際、まずは右下のファイル形式を「ipcc」に変更してください。
拡張子を変更しないとファイルは表示されません。
※ファイル名は異なります
その上で、ダウンロードしたipccファイルを選択して取り込んでください。
▼ファイルを取り込む▼
※上記は6Sの場合
「ファイルを更新しています」といった文言が一瞬表示されてすぐ消えます。
不安な方は何度か取り込みを繰り返すと良いです。
取り込みが完了したらiPhoneとPCの接続を解除し、iPhoneを再起動しましょう。
APN設定
iPhoneを再起動したら、最後にAPN設定をします。
設定→モバイル通信→モバイルデータ通信ネットワークをタップし、最上段のAPN欄に「rakuten.jp」と入力します。
また、MMSC・MMSプロキシに入力されている文字列を消し、半角スペースを入れておきましょう。
また、その下に進むと「インターネット共有」という欄がありますので、そこに再び「rakuten.jp」を入力してください。
これでテザリングが可能になります。
念のため、設定 → モバイル通信→ 音声通話とデータ を開き、「LTE」にチェックが入り、VoLTEがONになっていることを確認してください。
これで画面左上に「Rakuten 4G」と表示され、データ通信ができるようになるはずです。
Rakuten Linkのインストール
最後に、Rakuten Linkをインストールします。
Rakuten Linkを使って電話をかければ、国内通話はかけ放題です。
必ずインストールしましょう。
詳細:楽天Linkでできること
iOS版はSMS認証不要でインストールできます。
インストール後、通話ができるか確認してください。
iOSの自動更新のOFF
最後に、iOSの自動アップデートをOFFにしておきましょう。
本記事のやり方ではiOSバージョンによって適用すべきファイルが異なりますので、自動アップデートされると楽天モバイルが使えなくなり、再設定が必要になってしまいます。
「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」→「自動アップデートをカスタマイズ」から、「 iOSアップデートをインストール」をOFFにしておいてください。
以上で設定はすべて完了です。
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設定を元に戻す方法
前章までの手順でiPhone SE 第一世代でも楽天モバイルのSIMが使えるようになります。
しかし、いずれはiPhoneSE 第一世代も正式に対応し、特殊な設定が不要になるかもしれません。
また、今後楽天モバイルのSIMでは使わないという場合もあるでしょう。
その場合は、以下のページに記載の手順でiPhoneを元に戻してください。
方法が2つありますが、素直にiPhoneをリセットするのがおすすめです。
初代iPhoneSE使用時の注意点
圏外になる場合
本記事の手順を踏んでも圏外のままの場合、原因は主に以下です。
- 回線が未開通(MNPの方)
- iPhoneがSIMロック未解除
- 別のプロファイル残っている
- iPhoneを探すがONのまま
- APNの入力ミス
回線が開通していない
MNPで他社から番号そのままで乗り換えた場合や、楽天モバイルMVNOのドコモ・au回線から楽天UN-LIMITに乗り換えた方は、SIMが届いたあとに回線の切り替え手続きが必要です。
この手続きをしないと、そもそも楽天モバイルのSIMが繋がりません。
my楽天モバイルにアクセスし、「お申し込み履歴」から回線切り替えを行ってから、本記事の手順を踏んでください。
APNの入力ミス
多いのがAPNの入力ミスです。
入力するのは「rakuten.jp」だけですが、スペルミスがないか、余計なスペースが入っていないかを確認してください。
また、「rakuten.jp」以外の文字列は全て消してください。
プロファイルが残っている
他のキャリア(格安SIMや楽天モバイルのドコモ・au回線)から機種変更される方は、元のキャリアのプロファイルが残っている場合があります。
「設定」→「一般」→「プロファイルとデバイス管理」をタップし、プロファイルがあれば削除してください。
できればプロファイルの削除だけでなく、ネットワークの設定をリセットするのが安全でおすすめです。
「設定」→「一般」→「リセット」から「ネットワーク設定をリセット」し、Wi-Fiを再設定してから本記事の手順を踏みましょう。
それでも接続できない場合
なお、ファイルの適用は一度だけでは成功しない場合があります。
同じことを何度か試してみてください。
適用後は必ず端末を再起動してくださいね。
ちなみに、私の端末では何度やってもうまくいかなかったので、以下の手順で端末を一度初期化していからファイルを適用しました。
- PCのiTunesに接続
- 「今すぐバックアップ」を選択
- 完了後、端末を初期化
※一般 → リセット → すべての設定をリセット - 本記事の手順でファイル適用
- iTunesに接続し「バックアップを復元」
端末を初期化したあとにiTunesに接続すると「新規のiPhoneとして設定」と「このバックアップから復元」を選ぶ必要があります。
一旦「新規のiPhoneとして設定」を選んでファイルを取り込んでください。
あとでバックアップデータを取り込めます。
もし何度やっても接続できない場合は、本記事を再度よく読んで何度か試してみてください。
それでもできない場合は次章を読んでください。
それでも使えない場合
それでも使えない場合は、以下の2つを試してみてください。
別の方法で取り込む
iOS14.2までの場合、こちらの記事にも詳しく設定が書かれています。
本記事の手順とやや異なりますが、一度ネットワークをリセットした上でこちらも参考にしてください。
アダプターを使う(SIM下駄)
また、本来はSIMロック解除用に使うアダプターを使うと接続できるそうです。
SIMアダプタの購入が必要ですが、手順は簡単かもしれません。
iOS14.2までの方も、iOS14.3・iOS14.4の方も、本記事の手順で繋がらない場合は一度ネットワークの設定をリセットした上で、以下の手順を踏んでください。
テザリングも可能
本記事の手順が成功した場合、iPhone SE 第一世代でテザリングも可能です。
「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信ネットワーク」をタップし、「インターネット共有」の欄に「rakuten.jp」を入力してください。
テザリングは「設定」→「インターネット共有」から「ほかの人の接続を許可」をONにし、つなげたい端末で端末名とパスワードを入力すると接続できます。
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その他キャンペーン一覧はこちらにまとめています。
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以上、楽天モバイルのアンリミットでiPhone SE 第一世代を使用する手順でした。
楽天UN-LIMITではiPhone SE 第一世代は使えないことになっていますが、実際には使えます。
ただし保証対象外なので注意してくださいね。
これから楽天モバイルに契約される方は必ず楽天モバイルの最新キャンペーン情報を確認してくださいね。
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