発症10日息苦しさ、歯磨きもきつい、死ぬかと… 感染経験の50代男性「本当の怖さ知って」【鹿児島コロナ禍1年】
新型コロナウイルスに感染し、現在の心境を語る男性=22日、鹿児島県内
始まりはのどの違和感だった。だが、せきや熱はなく、通常通り仕事をした。2日後の夜、悪寒を感じた。次の日の朝に発熱。「念のため」に調べると、コロナ陽性だった。感染経路は分からない。
「ここに住み続けられるのか」「家族や親戚がつらい思いをするのでは」「濃厚接触者が陽性だったら」-。入院当初の症状は発熱だけだったせいか、体のきつさより差別偏見への不安が勝った。
発症10日すぎ、息苦しさを感じ始めた。トイレに立つ数分で息が上がり、歯磨きすらきつい。うつぶせに寝ると少し楽になった。
シャワーを浴びると、息苦しさでその場から動けなくなった。「隔離されており、すぐに助けてもらえないかもしれない。倒れるわけにはいかないと思った」と振り返る。
持病はなく、感染する前はコロナをただの風邪だと甘く見ていた。「治療の効果は分からないのが前提。それでも、希望があるなら何でもして」とすがる思いだった。
「望んで感染したわけではないのだから、早く治して」。入院中、家族や友人からメールや無料通信アプリLINEでもらったメッセージに支えられた。電話もあったが、声を出すのはきつく、文章だと助かった。一方、うわさは街に広がった。「家族が重症」「家族が亡くなった」など誤った情報が流れた。
3週間ほどで退院したが、仕事は在宅でこなし、ほぼ外出していない。体温は一日2度測定。30~60分はうつぶせに寝て、体を休める。感染前の体に戻るのか。差別や偏見は消えるのか。悩みは続いている。
コロナの症状を知ってもらうことが大切だと感じている。「症状の重さによって身体的、精神的負担の度合いも違う。感染した人にしか分からないことがある。正しい理解が、感染防止と差別防止につながる」と訴えた。
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