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黒澤和子・衣装の世界04/斎藤道三

室町のダース・ベイダー。
テーマカラーは黒、差し色で赤を。

質実剛健で、倹約家でもある道三。彼がいる場所には常に生死の緊張感があります。それを、テーマカラーの「黒」と差し色である「赤」で表現しました。室町時代のダース・ベイダーという感じでしょうか(笑)。

①胴服とは、羽織の原型になった上着の一つで、武士の普段着です。

②襟元には、差し色で「赤」を入れてアクセントに。

④道三の存在感を出すために、柄の生地に透け感のある布を重ねてボリュームを。

一族一門一家を示す文様を大きく配置したデザインの直垂(ひたたれ)は、現代でいうフォーマルスーツのようなもので、ランクで言えば直垂、大紋、素襖(すおう)の順。ただ、大紋がはやったということもありますが、直垂、大紋、素襖では生地の違い、袴の腰紐(こしひも)、胸紐(むなひも)、小露(こつゆ)などにも違いがあります。

衣装の世界05 織田信秀へ

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