善人ぶる気はない。買春する私は最低最悪の人間できっと地獄に落ちるだろう。
しかし、これは下衆なりの心のモヤモヤ(偽善なのだろうが)を吐き出すために書く。
推敲はしない。
コロナなど全くない数年前に
昼から酒を飲んで夜は繁華街に繰り出し、ゴーゴーバーや出会い系バーで女性を物色し、
みんなで思い思いの女の子をホテルに持って返ってバカ騒ぎ、最後はそれぞれの部屋でお楽しみを…
タイの女の子はおおむね可愛く、優しく、そして安い。いくらなんでも未成年女性には近づかない。
出会い待ちのたくさんの女性と、女性を物色して回遊するたくさんの男たちで本当にごった返す出会い系バーで、
自分好みのドンピシャの細くて目が大きくて髪の長い美しい女性がいた。
すぐに声をかけて提示された金額で即決し「ロング」で持ち帰った。
簡単にいうと、ショートは泊まりなしで行為のみ、ロングは泊まりありだ。
我々は悪友と女の子たちで大酒を飲んでバカ騒ぎするのでロングである必要があった。
彼女が(失礼を承知で言うが)意外にもこの類の女性としては珍しく、実は頭が良く気が使えて常識を備えた女性であることがわかった。
昼は雑貨店で働き、海外旅行に行くお金を貯めるために出会い系バーに立っているのだという。
民泊の別荘だったので我々以外人はいない。大広間でさんざん飲んだあと、
他の部屋の分も合わせて、彼女の案内で24時間スーパーまで二人で買いに行った。
普通に雑談しているなかで「実は私はタイ人ではなくミャンマー人なのだ」と彼女はすまなそうに言った。
タイにはそれなりの人数のミャンマー人がいることをそこで初めて知った。
「君がミャンマー人だからってなんの問題があるの?」と答えた。
タイで暮らすミャンマー人の日々の気持ちや生活の様子はうまく想像できなかった。
二人でスーパーでタオル他、必要そうなものを二人で仲良く話しながら買い出ししていると、
でも、話はそれでほぼ終わりで、
「ロング」の女の子は、朝起きたらすでに帰っていたりするが、
彼女は疲れていたのか起きてもまだいた。
着替えながら「今度日本に旅行に行くから連絡していいか」と言われLINEを交換して
彼女は部屋を出ていった。
数ヶ月後に「日本に来てる。会えるか?」とLINEが来たが仕事が多忙を極めて会えなかった。
それで連絡は途絶えた。
最悪を承知で書くが、別の国の紛争が完全な他人事でない気持ちになるのは初めてだ。
巻き込まれてないとは思うのだが
でも話はそれだけだ。俺は下賤だし心を痛める資格があるのかもわからない。