埼玉県朝霞市の路上で女性の体を触ろうとしたとして、強制わいせつ未遂罪に問われた人気バンド「ヒステリック・ブルー」(解散)の元メンバー、二階堂直樹被告(41)は30日、さいたま地裁(任介辰哉裁判官)の初公判で「口をふさぎ胸を触ろうとしたのは間違いない」と述べる一方、強制わいせつの犯意はなかったと主張した。

起訴状によると、昨年7月6日午前2時10分ごろ、帰宅途中の20代女性に対し、背後から口をふさいで着衣の上から胸を触ろうとしたが、抵抗されて目的を遂げなかったとしている。

埼玉県警は同9月、女性を押し倒し軽傷を負わせたとして、強制わいせつ致傷容疑で逮捕。さいたま地検が強制わいせつ未遂罪で起訴したが、罪名以外の内容は初公判まで明らかにしていなかった。(共同)