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こんにちは、枢です。
今回は、『個別オブジェクトのみのシーンチェンジ』についての記事を書かせていただきます。
どういうことかと言いますと、シーンチェンジは、シーンチェンジよりも手前に置いてあるもの全てを一緒にチェンジさせてしまうのですが、背景などは動かさずに、限定されたオブジェクトだけをチェンジさせたい!といった場合に用いる方法のことです。
何かの参考になりましたら幸いです。
また、あくまでも一例であるということを、ご留意いただきますようお願い申し上げます。
簡単に作ったPFで説明していきます。
↓
これの図形オブジェクトだけシーンチェンジ(クロスフェード)させます。
ですが、このままだと、
どうにかしていきます。
『拡張編集』の左上に、『Root』というボタンがあるので、それを押します。
『Scene 1』を選択します。
新しく何もない編集画面が出てきましたね。
この『シーン』という機能は、メインの拡張編集ではなく、別で新たに編集したいときなどに活用出来ます。
例えば、細かい編集を沢山して、それをさらにまとめて動かしたいけど、レイヤー数が物凄いことになって弄るのが大変!というとき。
もしくは、一つの映像効果を作って、それを何回も使い回したいとき。
単純にオブジェクトがごちゃごちゃするのが嫌だってとき。
そして今回のような場合 etc....
様々な場面で活用出来ると思います。
ただし、一つ気をつけたほうがいいなと思ったのは、後でシーンとしてメイン編集上に持っていったときに、この黒背景も反映されてしまうということでしょうか。
黒背景が埋まるほどの何かを作ったり、動画が全面に敷き詰めてある等してあれば問題はありません。
話を戻します。
このシーン1に、先程のメイン編集上にある、シーンチェンジさせたいオブジェクトのみをコピーして貼り付けます。
つまり今回だと、図形が二つとシーンチェンジですね。
貼り付けました。
次に、後で背景を透過する為の、青背景を置きます。
(状況に応じて背景の色は変えるなどして下さい)
これで準備は整いました。
『Scene1』ボタンを押して、『Root』を選択し、メイン編集画面に戻ります。
図形とシーンチェンジはもう必要が無いので、削除しました。
では、ここにシーン1で作ったものを呼び寄せます。
『メディアオブジェクトの追加』内にある、『シーン』を選択します。
ちなみに、音声もある場合は、別個で『シーン(音声)』も選択して下さい。
シーンが出てきたら、シーンのパラメータ内にある『シーン選択』を開き、『Scene1』を選びます。
そうしたら、透過用に配置した青背景を、『クロマキー』で抜いて消します。
シーンのパラメーターに、クロマキーを追加。
追加したら、青背景を選択して、色を抜きます。
これで、背景はシーンチェンジされず、チェンジしたいオブジェクト(今回は図形)のみにシーンチェンジ効果がかかる映像の完成です。
完成品はこちら(画質荒いです、すみません)。
以上、個別オブジェクトのみのシーンチェンジと、少しだけでしたがシーンについての説明でした。
失礼致します┌( ಠ‿ゝಠ)┘
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>>3
もったいないさん、コメントをありがとうございます。
アルファチャンネルありでシーンチェンジを試したのですが、もったいないさんの仰る通りグレーになり効果が無効となってしまいました。
そこでAviUtlのexedit.txtを拝読し改めて確認してみたところ、『アルファチャンネルがあるとシーンに透過情報を持たせることが出来ますがフィルタオブジェクトが使えなくなります。』と記述されておりました……。仕様で使えないようです。
ですのでやはりこの記事に書いたようにBBを置いてシーンチェンジを行う…というのが今のところ思いつく方法でしょうかね……(;'ω'∩)
Root上で予めシーンチェンジさせたオブジェクトを出力したらどうだろう?とも考えたのですが、Rootは常にアルファチャンネルが無いようなので、出来なさそうです。
もったいないさん、コメントをありがとうございます。
アルファチャンネルありでシーンチェンジを試したのですが、もったいないさんの仰る通りグレーになり効果が無効となってしまいました。
そこでAviUtlのexedit.txtを拝読し改めて確認してみたところ、『アルファチャンネルがあるとシーンに透過情報を持たせることが出来ますがフィルタオブジェクトが使えなくなります。』と記述されておりました……。仕様で使えないようです。
ですのでやはりこの記事に書いたようにBBを置いてシーンチェンジを行う…というのが今のところ思いつく方法でしょうかね……(;'ω'∩)
Root上で予めシーンチェンジさせたオブジェクトを出力したらどうだろう?とも考えたのですが、Rootは常にアルファチャンネルが無いようなので、出来なさそうです。