桜の開花だけでなく番組でこれまで注目してきた開花がこちら。世界一背の高い花を咲かせる植物と言われる、巨大コンニャクの花です。
咲けば国内３例目となる「ギガス」という貴重な花だと言われる中、実は種類が違うかもしれないという疑惑が浮上していました。
その花が、２８日夜ついに開花したということで、正体を確かめるため取材しました。

１週間前の取材では、高さおよそ２メートル６０ｃｍに成長し世界一背の高い花として開花を待つ巨大コンニャクの花。まだ、先端の部分は閉じた状態でした。

２９日、開花の一報を受けて早速、取材に。

【中西アナ】
「あー咲いてます。前に来た時には膨らんだ部分が開いていなかったんですが、今日は開いて赤くなっています」

植物公園で、８センチの苗の状態から「アモルフォファルス・ギガス」として４年間大切に育てられようやく開花しました。
しかし、今日の開花を前にある疑惑が急浮上。花の付属体の形や色の違いに職員が気付き、「ギガス」とは違う種類の植物の可能性が出てきたのです。

【広島市植物公園・高井敦雄さん】
Ｑ、ちなみに、「ギガス」の可能性は？「極めて低いかなと。もうひとつの候補の種類に似ているので」

別の種類の、コンニャクの仲間の可能性が高いとの見解です。
とは言え、４年をかけて大事に育てたこの植物、開花では昆虫を引き寄せるための、強烈な臭いがあるということで・・・

【中西アナ】
「あーこれ臭いです。生ごみが腐った臭いが凝縮されたような感じ」

果たして、世界一背の高い花「ギガス」なのか？別の種類なのか？今後、撮影した写真を、東京大学に送り、その正体が判明するということです。