投資家の性格分類
あなたがいつも売買している株を、いつも売買しているロットで買った場合に
含み損・含み益になりました。その後買値の上または下で乱高下したらどう思うか。
ロットを2倍、10倍、現物全力にした場合にどう思うか。
その感じ方を基準に、簡単な心理テストだと思って気軽に考えてみてほしい。
どれでも勝てるのでどんなタイプでも問題はない。
分類を単純化すると以下のようになる
含み損・含み益に耐えられる=○、耐えられない=×
1,損○益○ オールラウンダータイプ
2,損×益○ 安定的勝ち組タイプ
3,損×益× デイトレ専門タイプ
4,損×益○ 塩漬けタイプ
株は含み益を大きく伸ばして大きな利益を得ることが基本だと思っている。実際自分も大きく資産を増やした他の投資家も、運であれ実力であれ大化け銘柄で増やしたケースは多い。
そこで問題になるのが、まさに自分がそうなのだが、含み益の銘柄を持ち続けるのが苦痛で難しい点である。これは投資家には一番向いてないと思う。
私は投資家の性格的分類で重要になるのがこの点であると思っているので、ここから分類をはじめたいと思う。
オールラウンダータイプ
分類1 含み益、含み損ともに特になんとも思わないで株を保有できる オールラウンダータイプ
数字上は自分の買値なんて特に意味はなく、資産がトータルで増えるかどうかなのだから、買値を全く気にせず売買できるタイプは一番強いと思う。
しかし含み損が平気ということは、場合によって大損切りのリスクがあるのでその点は注意が必要。資金管理能力が求められる。
損切りを前提としたスイング、仕手株、成長株、順張り向き。
安定的勝ち組タイプ
分類2 含み益は伸ばせるが含み損は耐えたくない 安定的勝ち組タイプ
このタイプは理論上は利益が大きく損は小さいので最強なのだが、損切りラインが浅いため、下手くそだと損切り貧乏になる可能性がある。
とはいえ、投資家としては性格的に向いていて、大相場に乗れば簡単に資産を増やせる可能性がある。損切りするから致命傷のリスクも低いはず。
しかしである。私はこのタイプに疑問を抱いている。こんな理想的なものはないし、入門書なんかでも損小利大にしましょうと株をやったことないアナリストなんかが書いている。
とにかく売買させて手数料を稼げればいい証券会社なんかも顧客の売買が利食いか損切りかなんて知ったこっちゃないから損切りを勧めている。
結論として私はこのやり方は仕手株、IPOのようなハイリスクハイリターンの短期売買を除き、非推奨である。
今回のPF運用では超短期の売買を別枠と考えているので、この方法の売買は別枠と考えてもらいたい。
そして銘柄選択や、エントリーポイントなどの高めの技術レベルが必要で、その技術レベルに達した場合にこの方法が爆発的に有効になるというのが現時点での結論である。
技術レベルが足りなければ養分になるが、いきなりここを目指すのはひたすら損切りの山を築いても平気な強靱なメンタルが必要であろう。
損切りを前提としたスイング、仕手株、成長株、順張り向き。
現金主義・デイ専門タイプ
分類3 含み益も含み損も嫌い、とにかく常に現金が好きなデイ専門タイプ
株を持ってるのが嫌い変動が嫌い、上がればすぐ売りたいし下がるような危険な株を持ってるなんてとんでもない。
本来投資に向いてなさそうだけど、例外的にデイトレなら問題ないから、デイがうまければ儲かるタイプ。
私は昔ずっとこのタイプでした。だからリーマンショックもノーダメージ。
これは性格もあると思うけど、資産が増えて人生に余裕がでてきたり、お金への執着がなくなってくるとどうでもよくなって変わったりします(経験談)。
このタイプはデイトレで過酷な戦いをするしかないでしょう。下手なら消えるけど結果でるのが早いから、勝てなければあきらめて働け。
運良く大勝ちが少ないから、バブルで勘違いして崩壊で消えてしまうのが多いのではないかと思う。常にコツコツ儲けるという発想は長期的に危ないので非推奨。
大勝ちで引退ライフ目指す方がいい。
儲かったら10~20%は出金しておくこと。
損切りを前提としたデイトレ、スキャルピング向き。
塩漬けタイプ
分類4 含み益は耐えられずすぐ利食い、含み損は売らなきゃ損じゃないから塩漬けナンピン 塩漬けタイプ
おそらくこれが一番多いのではないかというタイプ。私も性格的に資金が増えて含み損が平気になり、分類3からここに移行した感じ。
ただし、仕手株、クソ株、IPOの高値つかみみたいなのをナンピン塩漬けは論外。あくまで倒産リスクが低い、そこまで割高でない、配当や優待利回りが高いなどの銘柄を大きすぎないロットで買うのが大前提。
利益も伸ばせるようになるのを目標にしつつ、銘柄選び、資金配分、売買タイミングなどを改善して利益を増やしつつも、負けない投資を目指していくというスタンスで。
損切りを基本的にしないバリュー投資、優待投資、逆張り、ナンピン投資向き。
今回は私が現在やっている分類4をやりながら、1、2を織り込み一気に増やす運用理論を中心に書いていく。
平行して行っている短期売買の手法なんかはもう研究しつくされて、その辺の本やサイトに書いてあることしかしてないと思う。
ある手法に基づいて先に買ったものを後から買いに来る下手くそにいかに売りつけるかである。この原理しかない。
短期はやるけど徐々に減らしている。
あくまで楽してお金を増やし、楽しい人生を過ごすのが目的であり、株で儲けるのが目的になるとその辺に悪影響があるので、労力やストレスを減らすのも含めての構成となる。
常にどれか一つのタイプである必要もないし、人によっては状況によって使い分けたり、変わっていったりするのではないかと思う。
私の実際の運用だと、性格的には含み益はすぐにでも現金化してしまいたいので塩漬けかデイトレ、ロット抑えめの超短期スイングなどをメインに売買。
日経平均が8000円とか絶対値が低い局面や、大クラッシュの最終局面など、下のリスクが少ないと思う場合は一気に大ロットや現物全部突っ込んで一気に儲けに行く。
この状況ではロスカットも辞さずの売買をするが、短期間で大ロット分を片付けてしまえば大きな利益が得られるし、ローリスクハイリターンなので割に合う。
しかしこんなのを何ヶ月もやるのは体がもたないので、普段は現金を大量に持ち、適当な運用をしながら年に3回くらいあるであろう暴落を待つ投資に徹する。
ロスカット前提の大ロット売買をやり続けても平気なタイプはやはり短期売買に向いているんだろうなと思う。
性格を変えようなんてのはそう簡単じゃないだろうから、私は勧めない。
しかし小ロットなら含み益を伸ばせるなら分散していけばいいし、短期なら大ロットでいけるならそういうチャンスだけ待つのもいい。
ファンダメンタルズがいいと理解できている銘柄なら引っ張れる、低位株なら長く持てるならそういう方向にすればいい。
とにかく自分の性格を理解し、最適な投資法を開発することこそが継続的な利益につながるのだと思う。
アベノミクス後のバブル相場の場合、やはりハイリスクな銘柄をロスカット設定して売買したほうがはるかに儲かると思う。
資金がまだ少ない場合は集中投資で増やした方がいいが、自分に必要なある程度のお金があるならそこまで無理しなくていいと思う。
どの辺が自分にとって楽で簡単かをまず把握することで、適切な運用ロジック作成が可能になるのである。