おはこんばんちわ!にゃたろうです!

 

いやぁ〜〜!今日は暑かったですねぇ。

 

水分取りながら早番頑張りましたよ。

 

そんな「にこにこにゃたろう」ですが、今日はちょっと悲しい話をしたいと思います。

 

皆さんも一緒に考えてくれたら嬉しいです。

 

ある団地に住む「老老介護」のご夫婦。

 

奥さんは寝たきりで失語症があり、ご主人は難聴で普通の声ではなかなか通じません。

 

今日、私は午前中と午後と2回、サービスに伺いました。

 

ご夫婦は結婚60年、年齢も同じ歳で90歳を超えています。

 

午前中は気づかなかったのですが、午後、訪問に行ってみると、走り書きで奥さんがこんなことを書いていました。

 

 

「私は施設に入ることにしました。さようなら。お世話になりました」

 

私が「嘘だよね?」と聞くと、「お父さんが疲れてる姿を見たくない」と書いてきました。

 

「そんなことないよ。お父さん、一生懸命やってくれてるじゃないですか?、私、そんなの嫌だよ」と言うと、

 

奥さんは涙を流してタオルで顔を拭き始めました。

 

「いつも私達のことを気を使ってくれる〇〇さんの顔が見れなくなるの寂しいし、娘さんもちゃんとやってくれてるじゃない?

そんなこと言ったら、娘さんも悲しむよ」というと、うんうんと頷きながら涙を拭いていました。

 

ご主人にも「この家でずっと奥さんと一緒にいたいよね?夫婦だからいろいろあるかもしれないけどやっていけるよね」と声をかけると、「うんうん」とうなずいてくれました。

 

「私達がね、一生懸命、〇〇さんのためにお手伝いするから、もうそんな事言わないで。最後まで一緒にここにいようよ」と奥さんに声をかけると、「ありがとう」が伝えたかったのでしょう・・・私の手をぎゅっと握ってきました。

 

なんか話をしながらこっちが泣きそうになり、「〇〇さん、こんな事書いているのみんなに見つかったらみんなが悲しむから、

この走り書きはどっかに隠しておこう。そして、私も〇〇さんが悩んでいることを他の人には言わないし、心に留めておくから、絶対考えないでね」と、走り書きしてあったメモを他のページに隠してしまいました。

 

「じゃ、〇〇さん、また来るね。」というと、また、手をぎゅっと握ってくれました。

 

そして、ご主人に「鍵閉めお願いしますね」と声をかけると、「あいよ〜〜」と笑って別れました。

 

訪問介護に転向して、2〜3年が経ちますが、こんなに泣きたくなるようなことはなかったし、老老介護の実際が本当に目に焼ける出来事でもありました。

 

よくご利用者さんが「早く死んでしまいたい」とか言っていることがあるかと思いますが、それは本音ではなく、それでも生きたいという気持ちがどっかに隠れていると思うんです。

 

老老介護の実情をここで伝えたかったのは、苦しくてもつらくても夫婦二人が病気を持っていても、認知症になったとしても、

この家にいたい、ここで死にたいという深い思いを知ってもらいたかったからです。

 

特に訪問介護をされている介護職員の皆さん、どうかこの話を通して、「老老介護の現状」を一緒に考えていきませんか?

ご利用者さんがどうしていきたいのか?「心の叫び」にどうか傾けてあげてください。

もちろん、ケアマネさんやご家族のお気持ちもありますが、最後に決めるのはこの二人なのです。

 

どうか老老介護の未来に光が差し込むようにしてあげたいそんな気持ちになった1日でした。

 

皆さんはどう思いますか?

もし、あなたが「施設に入りたい」、「死にたい」と目の前のご利用者さんに言われたらどう対応しますか?

 

私が取った行動も間違っていたかもしれません。

 

なにかあればコメントください。

よろしくおねがいします。

 

 

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