iOS14.2.2のアップデート内容と不具合情報を徹底解説

iOS14.2.2がリリースされました。

今回はiOS14.2.2のアプデ内容やアプデによって発生している不具合など、徹底解説していきます。




iOS14.4.2がリリース

3月27日のiOSの最新のアップデートiOS14.2.2がリリースされました。

iOS14.2.2は新機能の追加などはなく、セキュリティの強化が主な内容になっています。

対象機種などは以下の通りです。

対象機種

  • iPhone 6s以降
  • iPad Air 2以降
  • iPad 5世代以降
  • iPad mini 4以降
  • iPad Proの全モデル
  • 第7世代iPodtouch

また、iPhone 5s、iPhone6、iPhone6Plus、iPad Air、iPad mini 2、iPad mini3、第6世代iPodtouchにはiOS12.5.2が適用されます。

全てのユーザーに推奨されるアプデ・脆弱性の改善

AppleによるとiOS14.2.2は「WebKitのバグを利用した悪意あるWebサイトのコードが実行される可能性」に対応したセキュリティアップデートで、全てのユーザーに推奨されるアップデートとされています。

実際に悪用されたケースも確認されているとのことで、特別な理由が無い場合はアプデをしていた方がいいでしょう。

元々現地時間の3月8日にiOS14.4.1とiPadOS14.4.1、watchOS7.3.2、macOS Big Sur 11.2.3でWebKit関連のセキュリティアップデートが行われていましたが、それを強化した形です。

「Webkit」に関する問題

iOS14.4.2ではSafariを含むブラウザ機能のレンダリングエンジン「Webkit」に関する問題の改善が図られています。

現在、Webコンテンツなどに悪意あるコードを仕込み、スクリプトを処理した端末に任意の操作を実行させる詐欺手法が横行しています。

これはユニバーサルクロスサイトスクリプティングと言われ、表示中のサイトの改竄、危険性なサイトURLへの遷移、認証情報を抜き取られるなど様々な危険性があります。

Safariで「重要なセキュリティアップデート」ポップアップが表示されるスパムの詳細と個人情報が盗まれているのかを対処法を徹底解説

バックアップ推奨

iOS14.2.2はセキュリティのアップデートのみで、大きな不具合が起きたと言う声があまり見られません。

ただしiPhoneのアプデ時はリンゴループなどの致命的なエラーが起きる可能性があります。

以下の記事を参考に、アプデ前にiCloudなどのバックアップの確認をしておいて下さい

AppleIDで接続エラー発生!(iTunesやiCloud、Game Centerも)詳細や対処法を徹底解説

iOS14.4.2へのアプデ方法

設定から「一般」に進み、「ソフトウェアアップデート」を開きます。

こちらからiOS14.2.2へのアップデートを行う事ができます。

バッテリーが50%必要・通信が遮断

iOS14.2.2へのアプデはそれなりの容量を使い、バッテリーが50%以下だとアプデできない様になっています。

またアプデ中は通信が遮断されてしまうとの報告も挙がっています。

アプデを行う時はWi-Fi環境下で、暫くiPhoneを触らなくても大丈夫なタイミングで行うようにして下さい。

iOS14.4.2で発生している不具合

iOS14.2.2では大きな不具合は報告されていません。

ただ幾つかの不具合は発生しているため、気になる方はチェックしておいて下さい。

発生している不具合

  • 楽天モバイルのアプリを開けない
  • 電池の減りが早くなる
  • 5GHzのテザリングができない
  • 5GHzのテザリングができない
  • 連絡先+などの一部アプリが作動しない
  • アプデに時間が掛かる
  • 音割れがする

楽天モバイルのアプリを開けない

iOS14.2.2にアプデした後から、楽天モバイルのアプリを開けない不具合が発生しているとの報告があります。

元々楽天モバイルはiOS14や最新のiPhoneで不具合が発生し易く、アプリを開けない症状や電波を掴めないエラーなどが起きていました。

今回のアプリを開けない不具合もiOS14と楽天モバイルの相性の問題で、iOS14.2.2自体は関係ない可能性も有ります。

iPhone12で発生している楽天モバイルの不具合の詳細や対処法は、以下の記事で詳しく解説しています。

iPhone12シリーズがiOS14.3で楽天モバイルで圏外になるエラーが発生の詳細と対処法を徹底解説

電池の減りが早くなる

iOS14.2.2にアプデして以降、iPhoneの電池の減りが早くなったと言う方もいます。

ただ目に見えて早くなった訳では無く、「早くなった気がする」という体感による報告が殆どです。

また電池の減りが早くなったと言うよりも、「電池が正確に表示されない不具合が直った」事で、バッテリー消費が増えたように見えている可能性も有ります。

5GHzのテザリングができない

iPhone12では5GHzのテザリングができない不具合が継続的に発生しています。

こちらの不具合はiOS14.2.2にアプデした事で発生したと言うよりも、元々発生していた不具合が今回のアプデでも直っていない形になります。

不具合発生率が上がる訳でも無いので、今回のアプデによるデメリットとして考えなくてもいいでしょう。

連絡先+などの一部アプリが作動しない

iOS14.2.2にアプデしてから、「連絡先+」などの一部アプリが使えなくなってしまう不具合も起き得います。

不具合無く起動するアプリが殆どですが、マイナーなアプリ程不良動作が見られる傾向にあります。

これはアプリ側がiOS14.2.2に対応していない事が原因と見られ、アプリ側がアプデなどの対応をしない限りは改善が見込めません。

連絡先管理やスケジュールなど、替えの効かないアプリを使っている方は、アプデを少し待った方が良いかも知れません。

14.5はまだ?の声も

米Appleは2月1日、iOS14.5の最初のベータ版を発表しました。

iOS14.5は、マスク着用中にiPhoneのロックをApple Watchで解除できたり、「Fitness+」のエクササイズ動画をAirPlay経由で見られたりなど様々な機能が追加されます。

また、トラッキングを行うアプリにパーミッション取得を義務付けるなどセキュリティ面での強化も期待されています。

このiOS14.5を待ち望んでいた人は多かったのですが、3月27日のiOS14.2.2はあくまでも不具合の修正がメインのアプデになりました。

こういった期待外れから「iOS14.5はまだ?」との声が少なくありません。

実はAppleの新製品発表会を4月に延ばすなど、全体的なスケジュールが後ろ倒しになっている可能性もあります。

その為「まだまだiOS14.5が出ないのではないか?」と考える方も多いです。

ただ既にβ版が公開され、致命的なエラー報告も無いため、近い内にiOS14.5のリリースが行われると見られています

 

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