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【レポート: Lさん 詐欺に引っ掛かる!?】
~医師のあなたへ~
もしかしてあなたは
このような海外での開業話を
持ちかけられてはいませんか?
・日本の医師免許が現地でそのまま通用する。
・海外生活しながら日本と同様の開業形態を取ることができ、多額の収入を
確保できる。
・現地には医師が不足しており、日本人医師というだけで患者が集まる。
・日本人医師がすでに数人行っており、日本以上に稼いでいる人もいる。
その中には年収7,000万以上稼いでいる方も!
・現地は日本の20分の1の生活コスト。7LDKのペントハウスで月1,000ドル、
生活費で贅沢しても月1,000ドル、それ以外は全部収入になる。さらに、
税金面でも優遇されている。
・アセアンが統合すればLicencerは域内移動が自由化されるので、カンボジア
で3年我慢すればマレーシア、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランド
など、どこでも医療行為ができるようになる。
-こんにちは。
Gr.コンサルでは大変お世話になっております、関西のLです。
本業は麻酔科医師をしておりまして、上記の通り、非常に魅力的な海外の
開業話を持ちかけられました。
けれども・・・
よくよく調べてみると、とんでもない詐欺話だということが分かりました。危うく
引っかかる所でしたが、気付いて本当に良かったです。
実際に引っかかって、悲惨な目に遭っている方が何人もいる様ですので、
その内容を会員さんにシェアしたいと思います。
■きっかけは、私のこんな提案でした。
私は麻酔科開業医として開業をして早5年になりますが、今回紹介する内容は、
私のこんな提案から始まりました。
『もう少し物件を買い進めることができてCFが出るようになったら、2年くらい
英語圏で海外生活をして、英語をマスターしたいな』
これには家内も大賛成で、気の早い私たちは早速海外生活のサイトを検索し始め
ました。
次の日、アジアもいいかなとシンガポール、マレーシアの海外生活&医師で検索
すると、あるサイトにヒットしました。日本の医師免許がカンボジアだと通用するという
のです。虫のいい話ですが海外生活しながら医業もできたら収入も確保でき、私たち
にとってそれは、理想の生活形態でした。
■とりあえず話だけでも・・・
そこで、そのサイトに早速メールすると、すぐにレスポンスがありました。
『カンボジアは日本の20分の1の生活コストですが、私どもの紹介した日本人医師が
複数行き、日本以上に稼いでいる人もいます。東京から伊丹までの航空運賃さえい
ただければ資料をもって伺います。』
とのこと。すぐに家内を説得し、日曜日に会うアポを取りました。
■私たちの目の前に現れた人物は・・・
そして、彼が話す理想的な内容とは・・・
伊丹空港で待ち合わせ、空港内の喫茶店で会った人物は、よれよれのスーツを着
た一見インテリ風の50代後半の男性のK氏。 そこでの話は
『英語は2年もいればマスターできます。医師の皆さんは元々基礎がありますから
大丈夫です。』そう言って、カンボジアの日本人向けのフリーペーパー見せると
ポストイットされている医療の広告を指さし、この人もうちの紹介、この人も・・・、
と
言いながらある女性歯科医師を指さし、
『この人は今、年収7,000万稼いでいます。この方の勢いは、今まさにうなぎのぼりの
状態です。歯科医師は今日本では稼げません。破産も相次いでいますが、カンボジ
アならこんなに稼げます。』とのこと
更に彼が言うには、
・日本人医師というだけで患者が集まる。
・カンボジアには有名なインターナショナルスクールがあるので、子供の教
育も心配ない。
・7LDKのペントハウスで月1,000ドル、生活費で贅沢しても月1,000ドル。
それ以外は全部収入になる。税金面でも優遇されている。
・カンボジアはポルポト時代に知識人がほとんど虐殺され医師が人口3万人
に 1人しかいない、医師は貴重な存在。
・開業支援には 630万円いただく。
とのこと。
私にとって一番効いたフレーズは、日経新聞の記事を取り出して
『アセアンが統合すればLicencerは域内移動が自由化されるのでカンボジアで3年
我慢すればマレーシア、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランドなどどこでも
医療行為ができるようになる。しかしこの話は広まると、あっという間に枠が埋まる
ので、早ければ早いほどいい。』という言葉でした。
別れ際に交通費を手渡すと、私たち夫婦は帰りの車の中で大盛り上がり。この時点
では来春にはカンボジアに移住することになっていました。
■私を思いとどまらせた、あるブログとの出会い
さて翌日、K氏とメールでやり取りする中で
『今、現地法人の担当者と電話で話しまして、医師会会長や病院理事長会の会員
たちとの合弁を行なえばカンボジアの麻酔科業務をほぼ全部手中に収められる
コンストラクションを組める可能性があります。』
との連絡が来ました。
私は2時間ばかり有頂天になりましたが、ふと待てよ、話がでかすぎないか?
なぜ一介の麻酔科医の私なぞにこんな国家レベルの話が舞い込むのだろうか?
と、急に冷静な自分が出てきました。何度もいい物件に出会いながら頓挫した時
や本当にこのまま突き進んでいいのだろうかと思い悩んだ不動産投資の初期の
感情に良く似ていました。
メリットばかり聞かされていて、デメリットは全く聞かされていないことに気付きまし
た。
益々不安になった私は、落ち着かない気持ちを抑えることができず、勤務時間中もiPhoneでカンボジアのサイト等を色々検索していると、【カンボジアどっぷり日記】と
いうブログを見つけま
した。
詳細はそのブログを見ていただければわかると思うので割愛しますが、このブログ
の主の『後藤良一』さんは現在内閣官房副長官の秘書を務めている程の方で、
信頼に値すると判断し、早速相談メールを送りました。
以下、そのやりとりを紹介します。
そこで初めて、自分のカンに狂いがなかったこと。そして、自分がこんなに危険な
領域に足を踏み込もうとしていたということを思い知らされました。
■私と後藤氏のやりとり
- 以下、私から後藤氏への質問の内容です。-
ブログを拝見し初めてメールいたします。
麻酔科開業医として開業をして早5年になります。
先日I社のKさんという方と知り合う機会がありお会いしてカンボジアで同様の開業
形態をとってみないか?とのご提案を受けました。この方は、日本からカンボジア
に医師を招致し、実際に成功されている歯科医師や美容外科医などがいらっしゃ
るとのことです。
カンボジア人の病院長などと合弁するコンストラクションの可能性もありえるとのこと
です。カンボジアは親日家の方が多いことや日本の医師免許がそのまま通用するの
もメリットとのことです。お会いした分には悪い方にはお見受けしませんでしたが貴ブ
ログを拝見して一抹の不安を感じ、ご意見伺いたくメールさせていただきました。
来ます。もし麻酔科医に対するニーズなど、活きた情報がわかれば大変幸甚です。
もちろん私は日本の医師免許を持っています。ご多忙のおり大変恐縮ですが、ご高
配よろしくお願いいたします。
- 後藤氏からの回答 -
L 様
御連絡頂きまして誠にありがとうございます。
カンボジアでは、I社のKは、要注意人物として認識されています。
彼は、カンボジアに医師・歯科医の方々を数名招致してはいますが、高額な契約金
と、全く話と異なる収入などから、カンボジアに来られた方々から大変な不評・不満が
噴出しております。私の所にも何件か相談が来ました。
虚実を織り交ぜた話をするため、被害に会う方が続出している様です。特に最近
では、日本国内で経営の厳しい歯科医の方が多く被害に遭っている様です。
契約書が大雑把でイイカゲンな、どうとでも取れる内容である事と、文句を言うと
凄まれたり脅されたりするそうで、報復を恐れて正式に被害届けを出す方がいない
ため、カンボジア政府としても処分出来ずにおります。
彼の会社のスタッフから、『よくこんな内容の契約書にサインしたね。』 と言われた
という医師の方もいらっしゃいまして、激怒されていました。
また、人の名前を知らない所で勝手に使うため、名前を使われた方が大変な迷惑
をしています。誰一人として、Kの事を良くいう人は居ません。
私は近々、悪心な日本人ブローカーなどを取り締まる役所を政府内に発足させる予
定ですが、 真っ先にブラックリストに載せる予定です。
カンボジアにおける麻酔科医の需要につきましては、現状では、正直厳しいのでは
ないかと思われます。
何故かと申しますと、カンボジアでも大きな病院がいくつかあり手術なども行われて
いますが、決して良い環境とは言えず、少し手の込んだ手術をする場合には、ほとん
どの人がタイやベトナムの病院に行ってしまいます。
カンボジアでの手術費は非常に高額なため、長距離バスで十数ドル、飛行機でも
200ドル程度で簡単に行けてしまうタイやベトナムでの手術・治療をほとんどの人が
選びます。多少貧しい人でも、近所や親類縁者からお金を集めて、(タイより安い)
ベトナムの病院に行きます。
バンコクの病院は高額ですが、下手な日本の病院より
レベルの高い所がいくつかありますので、富裕層はタイの病院へ行きます。
なお、
タイの大きな病院がカンボジアに進出していますが、経営は赤字の様です。
私としましては、日本の病院・医師の方にカンボジアに進出して頂きたいのですが、
収入や事業採算性という意味ではまだまだ大変厳しく、苦労される事が目に見えて
おりますので、現状ではお勧めする事が出来ません。
医療に関しましては、希望と現状のジレンマにいつも悩まされております。
以上、L様の御参考になれば幸いです。
- 回答はここまで-
それまで少々浮かれていただけに、冷や水をかけられたようにいっぺんに目が覚
めました(笑)。
私は家内にすぐにこのメールを送りました。
私たちのカンボジア移住計画なあっけなく頓挫です。
この後、後藤さんは自身のブログにもほぼ同じ内容をアップしていましたが、翌日に
は削除されていました。
圧力が掛かったか、後藤氏の身になにか危険なことでもあったのかと怖くなって
メールをしましたがなかなか返答が無く、心配でたまりませんでした。
数日経ってやっと来た返事は以下の通りでした。
■垣間見た カンボジアでの実態!!
- 後藤さんからの回答 その2 -
L 様
お世話になっております。
お騒がせしまして申し訳ありません。昨日は一日中、日本企業の視察に同行して
いたため、返事が遅くなりまして申し訳ありません。
今回のブログの最新版を削除しましたのは、私に何らかの圧力が掛かった訳では
ありません。カンボジアで私に圧力を掛けられるのは大臣以上の人だけです。
実は、Kの口車に乗せられてカンボジアに進出されたという女医さんから連絡が
ありまして、私のブログを読むと、彼女が私に告げ口した様に見えて、Kに報復さ
れそうで怖いので、どうか削除して欲しいと切実に懇願されてしまいました。
彼女とK氏との間で取り交わした内容など私は知りませんので、これは貴女の事で
はないと再三申したのですが、かなり怯えてお願いされましたので、仕方なく削除す
る事にしました。
被害届けを出して欲しいと言ったのですが、それもバレたら怖いとのことで断られまし
た。Kの悪質さが垣間見えた気がしました。
Kはまた別の形で追い詰めたいと考えております。
- 回答はここまで-
■あなたへのメッセージ
私にとって理想的な話が出た時に、登録料という名目で、既にいくらかの資金を払い
込んでいました。けれども、
『母親が末期ガンであることが発覚しました。断腸の思いでカンボジア行きを延期し
ます。ついては登録料を一旦返してください。』
という嘘メールを送り、翌々日には返金してもらいました。まだ将来的にだませるから
今は返しておこうという判断だったのかもしれません。
文中にもありますように、歯科医師の方が騙されるケースが多いようです。
私の場合は、運良く全額返金してもらったので、被害は無かったのですが、万一
引っかかっていたら大変なことになっていました。
長くなり大変恐縮ですが 、ありのままをお見せすることが注意してもらうには一番
かと思い書かせて頂きました。
全てがこのKと同じとは限りませんが、このような人物も居るという事、新聞等の
メディアだけでは分かりにくいカンボジアの実態を、少しは知っていただきたくシェア
させて頂きました。
海外への展開を考えておられる方の判断材料の一つとして、参考にしていただけれ
ばと考えております。
兵庫県在住 Lさん より
■村田のコメント
深みにハマる前に気付いて本当に良かったですね。
最初の段階でよく冷静になれたと思います。
ご自身でもおっしゃっていますが、不動産投資での「リスクとリターンのバランス」
両方をみる経験やトレーニングが活きたのかもしれません。
Lさんは、しっかり詐欺だと気付くことができたから良かったですが、コロッと騙され
てしまうことも十分にありえる話です。
もしこれをお読みになっているあなたが、ご友人で教えてあげたい方がいる場合は
特にご連絡いただかなくても、このページをシェアしていただいて結構です。
ご友人の被害を未然に防いであげて下さい。
p.s.
もし同様の話がありI社やKの名前を具体的に知りたい方は直接メールでお問い合
わせ下さい。
不動産投資で経済的自由を手にする会 村田