Interview

1stアルバム『多世界解釈』をリリースする“原因は自分にある。”とはどんなグループなのか? 7人のキャラクターから溢れる魅力を探った。

1stアルバム『多世界解釈』をリリースする“原因は自分にある。”とはどんなグループなのか? 7人のキャラクターから溢れる魅力を探った。

平均年齢約17歳の7人組ボーイズグループ“原因は自分にある。(通称:げんじぶ)”が1stアルバム『多世界解釈』をリリースする。DISH//や超特急を擁するEBiDANの研究生プロジェクト“BATTLE BOYS”発のユニット“BATTLE STREET”として2018年8月に始動し、1年後の2019年8月から“げんじぶ”としての本格的な活動を開始。本誌初登場となる彼らに、メンバーそれぞれの魅力を教えてもらいつつ、ピアノロックと哲学的な歌詞が融合し、聴き手に様々な解釈をもたらしてくれるアルバムについても話を聞いた。

取材・文 / 永堀アツオ 撮影 / 大庭元


アルバムを通して、皆さんにもっと僕たち7人のことを知ってもらいたいなと思います(大倉)

原因は自分にある。 WHAT's IN? tokyoインタビュー

まず、1stアルバム『多世界解釈』が完成した心境から聞かせてください。

武藤 潤 “げんじぶ”らしさがたくさん詰まっていますし、新たな一面も見れるような曲も入っているアルバムになったと思います。『多世界解釈』というタイトル通り、いろんな入口があるし、いろんな解釈を楽しんでほしいです。

杢代和人 今の僕たちの声で、今の僕たちの踊りで見せられる世界観を詰め込んだアルバムになったんじゃないかなと思います。初回限定盤には「ラベンダー」を録り直したバージョンが入っているので、昔から応援してくださってる方は、声の変化や歴史がわかるだろうし、ここがまた新しいスタート地点になればいいなって思ってます。

小泉光咲 まず、率直にすごく嬉しいです! アルバムの曲はそれぞれが全く違うジャンルや雰囲気になっていて。1曲は絶対にピンとくるような曲があると思いますし、僕たちが歌とダンス、パフォーマンス力をつけて、もっとよりよい曲にして行けたらいいなと思います。

桜木雅哉 研究生の頃から、自分の声がたくさん入ってるアルバムをファンの皆さんに届けることが夢だったので、すごく嬉しいです。1つ1つ特徴がある曲ばかりなので楽しんで欲しいです。

吉澤要人 この7人で一緒に頑張ってきて本当によかったなっていう思いがありますね。このアルバムを僕らの1つの武器としたいですし、1つの変化にもしたい。アルバムをきっかけにどんどん世の中の人たちに僕らを知ってもらえる、そんなターニングポイントにしたいです。

長野凌大 要人が言ってたように、デビューに続く、もう1つのターニングポイントになればいいし、このアルバムの曲たちを育てていって、数年後にいい景色が見れたらいいなと思ってます。また、聴いてくださるみなさん、一人一人が違う感性を持っていると思うんですけど、このアルバムはより、いろんな解釈ができる曲ばかりが揃っていて。僕ら一人一人も、それぞれの解釈で飲み込んで、歌って、踊っていくので、皆さんもそれぞれの解釈を通して、何かを感じていただけたらなと思います。

大倉空人 コロナ禍の中で、僕たちの活動が制限されている中で、やっと動けるなっていう気持ちが一番大きいですね。僕たち7人として、新たな一歩を踏み出せて、すごく嬉しいですし。これから自分たちがどう楽曲を表現していくかを考えることが自分自身でもすごく楽しみです。アルバムを通して、皆さんにもっと僕たち7人のことを知ってもらいたいなと思います。

和人がいるだけで自信も持てるんですよね。あの明るさや自信がいい感じに伝染していくので、僕も他のメンバーも自信を持ったり(長野)

原因は自分にある。 WHAT's IN? tokyoインタビュー

今、空人さんがおっしゃっていましたが、メンバー一人一人のことをもっと知りたいなと思います。よくある質問で申し訳ないですが、メンバーから他のメンバーの紹介をお願いできますか。

杢代 いや、久しぶりですよ。ただ、言われたことない人に言ってほしいな。凌大に言ってもらいたい。

長野 俺? 言ったことあるでしょ。

杢代 ないよ。潤が多いんだよね。

武藤 そう。語り尽くしてる。

杢代 名前順で隣の人が多いから、この人、俺のことずっと語るんだよね(笑)。1個飛ばしがいいんじゃない?

(*長野→杢代→大空→桜木→武藤→吉澤→小泉→長野)

長野 じゃあ、そうしよう。俺と和人はお互いにツンデレみたいな感じなんですよ。

大倉 デレある?

長野 あはははは。ツンみたいな感じで。普段、ツッコミを厳し目にいくんですけど、本当は、人生で出会った中で、こんなに自分に自信がある人は初めてなんです。だから、初めて会ったときは正直、びっくりしたけど、一緒のグループでよかったなって思う。和人が現場にいるだけで明るくなるし、グループとして、強い装備を手に入れた感があって。和人がいるだけで自信も持てるんですよね。あの明るさや自信がいい感じに伝染していくので、僕も他のメンバーも自信を持ったり、“この7人ならできる”って明確に言える。それは彼のおかげだなって思ってます。……普段は強く当たってるので、こんなこと初めて言うんですけど、そういうところが好きです。

杢代 (目頭を抑えて涙を流してる)

大倉 ああ、泣いちゃった。泣くほど嬉しかったんだね。

杢代 ちょっと目にゴミが……。

小泉 もっと上手く泣けよ(笑)。

杢代 いや〜、すごい新鮮ですね。結構、いつもはノリでテンションを上げていくのが二人の空気なので、こうして真剣に言ってもらえると、こんなこと思ってるんだって知れて、ほんとに改めて、たくましく育ったなって。

長野 どういうことやねん、こいつ!

杢代 ただ、僕はほんとに凌大には感謝してます。

長野 なんで、今度、こっちにきてんねん(笑)。1個飛ばしじゃなかったのか。

杢代 (無視して)僕がグループに入ったときに超えたいなと思ったのが凌大だったんです。憧れたし、やる気というかモチベーションに繋がったのは、ほんとに2年間くらいずっと凌大で。

長野 今はどうやねん。

杢代 (無視して)2年間くらいずっと凌大だったので、その人と今は一緒のグループにいるっていうだけで感慨深いものがあるし、あんなこと言ってもらえて嬉しかったです。

空人はファンへの思いが強いですね。ファンのことを考えて、いろんなことを発信しているし、ファンのことを思ってパフォーマンスしてるなって思います(杢代)
(雅哉は)自分の中で区切りをつけて、ちゃんと自分の意思を固めて、活動するときはその活動に集中する。意識の切り替えが流石だなって思います(大倉)

原因は自分にある。 WHAT's IN? tokyoインタビュー

(笑)杢代さんから大倉空人さんの紹介をお願いします。

杢代 空人はファンへの思いが強いですね。ファンのことを考えて、いろんなことを発信しているし、ファンのことを思ってパフォーマンスしてるなって思います。誰よりもファンを大切にしている。あとは、空人は新しく入ってきた研究生に優しく接するんですね。声をかけてあげて、緊張せずに溶け込めるようにしてあげる人なので、いろんな人に優しい、思いやりのある人なんだなって思います。

大倉 ファン思いって言ってもらいましたけど、コロナ禍になって、なかなか自分たちの活動を見てもらえない中で、なんかしら自分が動かないと、他のグループに負けるって思ったんですよ。今後、波に乗っていったときに影響すると思って、ブログや日記を更新し続けたっていうのはありますね。あと、優しく接してくれたっていうのは、人それぞれ、何を優しいって思うのかは違いますからね。声をかけたことによって怖がらせてしまった人もいますから。彼(要人)だって、俺が話しかけて、空人のこと苦手になったって言ってたので。

吉澤 それは理由があって。初対面で「お久しぶり」って言われたんですよ(笑)。この人、合わないかもと思っちゃって。今はそんなことないです。

大倉 苦手ってことだね。じゃあ、次は雅哉だね。彼はとにかく身長が大きいです。他のメンバーの中で2番目に大きくて、末っ子っていう立ち位置。いろいろ考えすぎちゃうこともたくさんあると思うんですけど、自分の中で区切りをつけて、ちゃんと自分の意思を固めて、活動するときはその活動に集中する。意識の切り替えが流石だなって思いますし。歌にしてもダンスにしても憧れの人をイメージしながら踊ることで、段々と成長していて。自分の意思が、強いときはめちゃめちゃ強い。結構、波のある子です。

桜木 その通りですね(笑)。空人は研究生時代に同じ企画になることが多くて。彼が言ったように、例えばNissy さんとか、BTSさんとか、憧れてる人を想像してやってるので、ちゃんと成長してるって言ってもらえて嬉しいですね。

ライブではマジでカッコいいアーティスト。ライブDVDを見てて、ここカッコいいって思うところは大体、潤くんだったりするので、ちょっと憧れてます(桜木)
要人はまず、声がいいですね。曲だったら低音パートを担当してます。彼はバレエを習ってたので、動きがしなやかで滑らかでターンも綺麗(武藤)
天然だからなのかわからないけど、常に優しい雰囲気を持ってて。ピリピリするなっていうときでも、光咲を見ると、ほんわかして落ち着ける(吉澤)

原因は自分にある。 WHAT's IN? tokyoインタビュー

小泉光咲/桜木雅哉/吉澤要人

原因は自分にある。 WHAT's IN? tokyoインタビュー 原因は自分にある。 WHAT's IN? tokyoインタビュー

では、最年少で中学3年生の桜木さんから最年長の武藤 潤さんですね。

桜木 まず、包まれてるような安心感があります。真ん中に潤がいて、その周りを6人が囲んでるような感じですね。あと、オンとオフのギャップがすごく激しい。ライブ映像を見ると、まじですごいカッコいいんですけど、オフはちょっとよくわからない……切り替えの凄さを感じてます。本当に人格が変わるんですよ。ライブではマジでカッコいいアーティスト。ライブDVDを見てて、ここカッコいいって思うところは大体、潤くんだったりするので、ちょっと憧れてます。

杢代 やばいやばい。調子に乗るよ!

武藤 いや、もう、むちゃくちゃ嬉しい! 

大倉 ステージ上の潤はね。

武藤 確かにステージ上にいるときと、みんなで話してるときの自分の在り方は、なんか違うなと思ったりしますね。ずっとステージ上の自分のままでいたいんですけど、なかなかそうできない。自分でもどうしてなのかはわかりません(笑)。要人はまず、声がいいですね。曲だったら低音パートを担当してます。彼はバレエを習ってたので、動きがしなやかで滑らかでターンも綺麗。常に軸がしっかりしてるので、すごく見習いたいなと思うし、高身長で大人っぽくて、男性からも憧れられる存在になってますね。で、釣りが大好きで、よく釣った魚を写真に撮って、自慢してきたりしますね。

吉澤 ちゃんと理解してくれてて嬉しいです。メンバーに言ってもらわないと気づかない自分の良さもあったりすると思うし、こういう機会を得て、今、幸せで満ち満ちてます。そして、僕は光咲ですね。彼はとにかく天然さんなんですよ。僕が今まで会ってきた中で一番天然だと思います。天然だからなのかわからないけど、常に優しい雰囲気を持ってて。ピリピリするなっていうときでも、光咲を見ると、ほんわかして落ち着ける。でも、ちゃんと自分の意見を持ってる人なので、グループをよくするための大切な成分になってると思う。7割くらいは何を言ってるかわからないんですけど(笑)。

小泉 おい! 悪口挟むなー。

吉澤 それも僕らの会話のネタになったりしますし、安心感のある存在です。あと、パフォーマンスにかけるこだわりが意外と強くて。鏡越しに角度を研究していたり、ライブで抜かれる表情が誰よりも豊かで、学ぶことがたくさんあるなと思います。

小泉 自分が悪いって思ってるところがプラスになってるのは嬉しいです。そんなに自分の悪いところを深刻に考えなくていいんだなって思わせてくれました。

ダンスリーダーでもあるので、僕たちがダンスでわからないところがあったら凌大に聞きますし、すごく頼ってます(小泉)

最後に小泉さんから長野凌大さんをお願いします。

小泉 凌大はこの中だと……ちょっと小さい方なんですけど(笑)、ステージでは一番大きく見えますね。ダンスリーダーでもあるので、僕たちがダンスでわからないところがあったら凌大に聞きますし、すごく頼ってます。歌も、太くて男っぽい声なので、要人とまた違った良さがある、癖になる歌声だなって思います。MCの進行も凌大なので、僕は全くできないし。ダンス、歌、MC、芸能活動の全てにおいて尊敬するし、さらに向上心もある人だから、どんどん上に行ってて。追いつけるように僕も頑張っていきたいなって思わせてくれる人ですね。

長野 幸せです。普段、ツンデレなので、こういうのちょっと耐えられないんですけど。

杢代 ツンデレって自分で言わないよ。

大倉 その時点でデレデレモードからね。

長野 あははは。普段、光咲とはよくわからない話しかしないので、沁みましたね。

リハーサルが終わった後にみんなでカメラがある場所を見にいったりしたし、ダンスを本番前に合わせたりもした(杢代)

(笑)ありがとうございます。そして、杢代さんからは“歴史”という言葉もありましたが、結成からの1年半を振り返って、どんな日々でしたか。

桜木 序盤とかキツかったよね。

大倉 キツかったー。

長野 目まぐるしく環境が変わっていって。スタッフさんの数も、目の前のお客さんの数も、立つステージもどんどん変わっていって。それに適応するのに頑張った1年半でした。目の前に壁ができて、乗り越えて、また壁ができて、乗り越えてっていう。その繰り返しだったんですけど、やっと慣れてきて、これからっていう時にコロナ禍になって。でも、本当に7人で必死に駆け抜けた、あっという間の1年半でしたね。

杢代 僕は“EBiDAN THE LIVE 2019”(以下エビライ)が終わった後の一発目のリリイベが印象に残ってますね。今と比べても知名度がなかったので、デビュー発表があっても、あまり客足が伸びない時期が続いてて。超特急さんとかDISH//さんとか、憧れの背中がある中でエビライに出演させていただいて。リリイベ〜エビライ〜リリイベだったんですけど、ほんとにエビライの後のリリイベの変化がすごくて。びっくりしたし、びっくりする自分もどうなのかなって思ったんです。これで驚いてたらダメじゃない? って思ってたので、気持ちの変化も含めて、すごい覚えてますね。

大倉 めっちゃわかる! びっくりしたよね。

杢代 出番では2曲しかなかったんですけど、どうよく見せるか。結構、長い時間かけてやってて。リハーサルが終わった後にみんなでカメラがある場所を見にいったりしたし、ダンスを本番前に合わせたりもした。満足とは言わないですけど、めっちゃ頑張ったなって思えたライブですね。

大倉 ほんとにその後のリリイベに来てくれた人の数が相当違ったんですよ。びっくりしました。嬉しかったけど、まじか、こんなに違うんだって思いましたし、エビライをやり切れてよかったって思いましたね。

原因は自分にある。 WHAT's IN? tokyoインタビュー

長野凌大/杢代和人

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目に見えてライブでのパフォーマンスの成果が出たわけですもんね。

大倉 何人の方が僕たちのことを気になって、調べてくれたり、MVを見てくれたりしたのか。実際の数はわからないけど、この目で確認できて。そこで、このグループでいけるっていう自信も出ましたね。あれがあったからこそ、次はどうしようって考えたし、ここから離さないようにするためには自分たちはどうすればいいんだろうって考えたし。びっくりしたし、嬉しかったけど、めちゃめちゃ考えることも多かったですね。

武藤 その日も印象に残ってますけど、僕は配信シングル「シェイクスピアに学ぶ恋愛定理」のダンスビデオをまだ見てない人に見てほしいです。公園で撮ったんですけど、景色も綺麗ですし、新しい挑戦をしてるので。

大倉 あとは2019年7月7日のデビュー発表よ。その時の潤が泣きながら話してて。

杢代 本当は泣かない予定だったんだよね。決意の顔をして前を向くっていう。

大倉 リハでも何回もやってて。でも、本番で1曲終わって、潤がマイクを持って話し出したら、声にめちゃめちゃビブラートがかかってたんですよ(笑)。

長野 あはははは、ちょっと違うぞってなったよね。

大倉 俺らも堂々とするはずだったのに、潤の声を聞いたら泣けてきちゃって。

武藤 泣いたね。泣くはずじゃなかったのにね。

ちょうど夕暮れ時の空をみんなで見た。あの瞬間が僕は一番ですね(吉澤)

桜木さんはどうですか?

桜木 僕はリリイベがどんどん増えていく中で、コロナ禍になって。毎週末にリリイベをやるのが普通だったので、その日常が急になくなって、不思議な気持ちになって。自分の中でライブパフォーマンスをするが当たり前だったのに、コロナ禍でできなくなった。僕の中ではそこでの気持ちの変化が印象的でしたね。より一層、1回1回のライブをしっかりやりたいなっていう気持ちになりました。

吉澤 僕は「シェイクスピアに学ぶ恋愛定理」のMV撮影ですね。大きなお家を使って撮影したんですけど、その庭に7人で出て。ちょうど夕暮れ時の空をみんなで見た。あの瞬間が僕は一番ですね。自分がメンバーなんだなってことも感じられたし、改めて、この7人でずっとやっていきたいなって思えたし。あのとき、とても幸せでした。写真を撮ったんですけど、何回、見てもすごく幸せな気持ちになります。

武藤 あれは見返すね。あれは確実に幸せだった。

吉澤 メンバーっていいなって感じた瞬間でした。

小泉 みんなで撮った中では一番いい写真じゃない?

杢代 たくさん悩むし、たくさん考えてるときに、ふと、自分だけじゃないことを忘れないために見たりしますね。自分を含めて、こんなに楽しそうな顔をしているのを、自分一人の行いで無くせないなって思いながら見てる。悩んだときとか、何か選択しないといけないときとか、必ず見てますね。

家で「カッコつけて歌ってる感じで撮ってください」って言われて(小泉)

青春を感じますね。小泉さんは?

吉澤 青春を感じましたね。

小泉 配信シングル「嘘から始まる自称系」のステイホームバージョンですかね。

長野 あれ、一人でやってるとき恥ずかしかったわ〜。

小泉 本当にいろいろと辛かった。家で「カッコつけて歌ってる感じで撮ってください」って言われて。

大倉 そして、「もう一個、撮ってください」って言われたときの気持ちね。俺、着替えて、風呂出た瞬間に、LINEが来てて。「すみません、角度を右にしたバージョンで撮ってもらえませんか?」って。あのLINEを見てたとき、顔にいっぱいシワができてたと思う。

吉澤 あははは。空人からLINE来たね。「もう1回、撮ってっていわれた」って。

大倉 そう。あのときの絶望感はやばかった。

桜木 ああいう機会ってもうないと思うんですよ。だからこそ、印象に残ったなって思いますね。

長野 1年半前のことが全部、昨日のことのように思い出せるけど、まずはやっぱりエビライかな。僕は今、高2で、小6のときに事務所に入ったんですけど、エビライの後ろの方でキッズとして踊ったのが、初めてのライブだったんですよ。東京国際フォーラムで5千人のお客さんを初めて見たときに、全員が自分のことを見てるかのように感じて。すごく夢を感じたし、これで頑張ろうと思って頑張ってきたけど、いつしか研究生はエビライに出られなくなって。ずっと悔しくて、泣きながらエビライを見にいったこともあったんですね(笑)。でも、高1のときにやっと、自分たち7人で、最高のメンバーで、エビライのステージに立つことができた。しかも、あの日も同じような景色が広がってて、同じように感じたんです。今度は自分たちのワンマンライブで埋めなきゃいけないなって使命感を抱いたし、忘れられない日になってますね。もう一個いいですか?

原因は自分にある。 WHAT's IN? tokyoインタビュー

武藤 潤/大倉空人

原因は自分にある。 WHAT's IN? tokyoインタビュー 原因は自分にある。 WHAT's IN? tokyoインタビュー

はい、お願いします。げんじぶの歴史を知りたいので。

長野 コロナ禍でやった「仮想げんじぶ空間:case.2」です。僕たちの生活の一部になりかけていたライブが急に奪われて。自分たちも辛かったし、お客さんからも「ライブ見たいよ」っていうコメントをたくさんいただいて。その中でのオンラインライブだったので、どうしても生の感じを伝えたいなって、試行錯誤しながらやったんですね。あのときはライブに近いような高揚感を感じたんですけど、なかなか、いつものライブの感覚が取り戻せなくて。でも、「時速3km」をやってるときに、一瞬、アリーナでやってる自分たちが思い浮かべられたし、未来を感じたんです。コロナが落ち着いたら、お客さんも含めて全員でもう1回、ライブしたいなって強く思ったライブでしたね。

<オンライン>とか<半径2m>とか<炎上>とか、この時代ならではの単語が入ってて(武藤)

メンバーの個性、げんじぶの歴史ときて、アルバムには「げんじぶらしい曲と新しい挑戦がある」とおっしゃってました。どの曲がいち推しですか。

杢代 集大成だったら「柘榴」だね。

武藤 みんなの歌の成長も感じられると思う。歌詞は哲学的で、いろんな解釈ができるんですけど、<オンライン>とか<半径2m>とか<炎上>とか、この時代ならではの単語が入ってて。

吉澤 この1曲だけでも深く掘り下げていくと、インタビューの時間では収まりきらないくらい、いろんな要素が入ってるんですよ。

大倉 あとは、げんじぶの特徴であるピアノロックが新曲の中で一番感じられるし。このアルバムでまた新たな一歩を踏み出す僕たちのリード曲なので、新しい僕たちを知ってもらう方にも、今までの僕たちを知っている方にも、聴いていただきたい曲ですね。

吉澤 「どんな曲なんだろうな?」って聴いてくださった方の先入観をズタズタにぶっ壊しちゃう曲でもあると思います。聴いた後には、“げんじぶ感あるね”ってなると思うんですけど、最初に今までのげんじぶと思って聴いてもらうと、え?ってなるんじゃないかなと思います。

杢代 ボーイズグループに興味ない人でも、ただただおしゃれな楽曲だよっていうのは伝えたいですね。僕たちが顔出ししてなかったり、年齢を公開してなくても、きっとコアなところにも届く楽曲になってると思う。音楽のトレンドもおさえているので、学生の方から社会人の方、たくさんの方に聴いていただきたいですね。

振りよりも感情を重視してて。仕草の延長になっている点も注目してほしいし(桜木)

YOASOBIのコンポーザーとしても活動するAyaseさん提供のバラード「スノウダンス」は異色ですよね。

小泉 この曲、人気なんですよね。今のとこ、インタビュアーさん、みんな「スノウダンス」が好きっていう。

長野 挑戦した曲を上げるとすると、表現的にはこの曲が一番しっくりきますね。今までの歌い方では届かない部分を今の自分たちでできることを最大限に考えて歌ったし。これからも成長して歌っていきたいなって思います。

大倉 歌詞が一番シンプルだから、伝わりやすいよね。

桜木 ダンスも感情的なんですよ。振りよりも感情を重視してて。仕草の延長になっている点も注目してほしいし。

大倉 こんなに伝わりやすい歌詞を歌うのも初めてだし、歌い方も初めてだし、感情を入れるダンスも初めてだし。全てが新しい挑戦だよね。

僕たちのことを知らない人に、“ここで歌ってるよ!”っていう存在感を大きく示したい(長野)

他にも“ずっと真夜中でいいのに。”の編曲を手がけている100回嘔吐さん提供の「ネバーエンドロール」や歌い手でラッパーのnqrse(なるせ)さん作詞の「In the Nude」など注目曲が多数収録されてます。最後に、このアルバムからスタートする2021年の目標を聞かせてください。

長野 来年の漢字として、一文字じゃないんですけど、“存在感”ってまとめてて。コロナが終息したときに、今のファンの人も絶対に手を離さないですけど、僕たちのことを知らない人に、“ここで歌ってるよ!”っていう存在感を大きく示したい。そのために、いろんなジャンルを取り混ぜたアルバムを作ったし、いろんなところに出ていって、いろんな出会いを求めていきたい。僕たちのスキルもあげて、もっと大きい声で歌えるように存在感を占めてしていける年になったらなって思います。

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原因は自分にある。

大倉空人、小泉光咲、桜木雅哉、長野凌大、武藤 潤、杢代和人、吉澤要人。
2019年7月7日のデビューから1ヶ月、「BATTLE STREET」から一新し、「原因は自分にある。」という新たなユニット名に変貌を遂げた、スターダストの新たなユニット!
「ある物事や、ある状態・変化を引き起こすもとになること。」という意味を持つ“原因”という言葉を肯定的に捉え、この名前の響きのように、インパクトを与え続ける前衛的なユニットとして躍進し、新時代のエンターテインメントを生み出す。

オフィシャルサイト
https://genjibu.jp

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