テラ株式会社株式の市場外取引経緯について
株式会社BLUE OCEAN ASSOCIATE(代表取締役 山崎平馬)とNEKO PARTNERS INCは2019年11月3日に業務提携契約を締結しています。現在同契約の解消に向けて手続き中です。
本年4月27日に山崎平馬より「テラ株式会社の株式を市場外取引で買わないか?」との申し出がありました。条件は4月28日の終値、決済ならび株式移転は4月30日ということでした。
こちらが山崎平馬の提示してきたテラ社株式の取引条件です。
この時点でテラ社の株価は167円(4月27日終値)であり28日の終値が167円より低い可能性があること、前日4月26日にNEKO PARTNERSの会員向けLIVEで推奨銘柄として報じており、利益背反行為の恐れがあることなどから、当該取引を断りました。なお、LIVEでは山崎平馬が自らコロナ関連銘柄として4社の候補を上げており、テラ社はそのうちの1社です。
その後も山崎平馬は深夜にもかかわらず「120万株のうち何株でもいいので引受けてくれ」としつこく連絡してくるので、共通の知人である井上佳史に打診するよう伝えました。
そして、山崎平馬と井上佳史は、当初30万株×217円の6510万円で、最終的に70万株×217円で1億5千190万円の市場外取引という契約をします。
そして、井上佳史は4月30日に山崎平馬の指定するセネジェニックス・ジャパンの口座へ5つの口座から計8100万円を振り込み、残金の7090万円を現金で、これも山崎平馬の指示通り持参しています。
こちらが山崎平馬と井上佳史によるテラ社株市場外取引の具体的なやりとりです。
そして、井上佳史は4月30日に山崎平馬の指定するセネジェニックス・ジャパンの口座へ5つの口座から計8100万円を振り込み、残金の7090万円を現金で、これも山崎平馬の指示通り持参しています。ところが、テラ社株は1株も交付されず振り込んだ8100万円も、当日は返金されませんでした。弁護士を通じ8100万円が返還されたのは5月7日です。持参した7090万円については、当日4月30日に井上佳史本人が持ち帰っています。
この件について、セネジェニックス・ジャパン社は山崎平馬にテラ社株の市場外取引を依頼したことも株式譲渡の事実もなく、山崎平馬が勝手にやったことという主張をしています。
その主張が正しければ、セネジェニックス・ジャパン社代表取締役印が押印されたテラ株式会社株式買取条件とセネジェニックス・ジャパン社の銀行口座はなんなのか?という疑問が生じます。
こちらは5月11日にセネジェニックス・ジャパン代表取締役の藤森徹也氏がテラ社株を市場外で取得した大量保有報告書です。4/27日に1株151円で1,228,000株を取得していますが、テラ株式会社株式買取条件に記載されている1,200,000株はこの株式ではないかと推測できます。
山崎平馬が勝手にやったという主張に沿えば、5月11日に発表された大量保有報告書の内容を、彼は4/27日の時点でなぜ知っていたのか?という疑問が生じます。
こちらは、山崎平馬と私のLINEによるやりとりです。
大量保有報告書の【事務上の連絡先】竹森郁氏の依頼であることを主張するだけでなく、記者会見や報道スケジュールも把握していたと分かります。
この時点で、山崎平馬がテラ社の株式について何らかの不正に関わっていると考え、NEKO PARTNERS会員に事情説明と注意喚起を行い、証券取引等監視委員会にも報告しています。
山崎平馬については、民事だけでなく刑事事件としても告訴する準備が進んでいます。捜査機関によって事実の解明がされることに期待したいと思います。
2020/7/5