渋谷を一望する展望台――
おや、見つかってしまったかな。
この距離で気付かれるなんて、彼のせんさーはすごいなあ。
この距離で気付かれるなんて、彼のせんさーはすごいなあ。
――それで、他のみんなの様子はどうかな、ヨミ?
いささか問題はあったようですが、各自準備は滞りなく進んでいるようです。
それはよかった。みんなぱーてぃーに前のめりになってくれてるみたいだね。
ふふっ。実は、主催は大門じゃなくて僕だって知ったらみんなびっくりするだろうな。
……ずいぶんご機嫌ですね、ナギ様。
え? そう見えるかい?
ふふ。
ふふ。
――ねえ、ヨミ。この展望台が最近できたばかりの新しい場所だって知ってたかい?
……いいえ。
知りませんでした。
知りませんでした。
この街は今、生まれ変わっている最中なんだって。
これからもまだまだたくさんの建物や場所が出来ていくそうだよ。この展望台もその1つ。
……きっと、新しく生まれたこの場所からまた新しい物語が紡がれていくんだね。
そして、僕たちの新しい物語も……。
そう考えると、わくわくしてこないかい、ヨミ?
そう考えると、わくわくしてこないかい、ヨミ?
……ええ、そうですね。
――そろそろ道場に先回りしておかないと、ぱーてぃーに遅れちゃうかな。
じゃあ、行こうか。ヨミ。
はい、ナギ様。
どこまでもお供いたします。
どこまでもお供いたします。
* * *
ハチ公像前――
君たち、いくら格闘家だからってこんなところで暴れちゃダメだよ!
今度また暴れたら、警告だけじゃすまないからね。
気をつけなさい。
気をつけなさい。
……てめぇのせいだぞ、八神。
ったく、いつでもどこでも絡んできやがって。
ったく、いつでもどこでも絡んできやがって。
……フン。
はあ、これだぜ。
しっかし、思えばてめぇとの腐れ縁も長くなったもんだよな。
もう何年目だ?
もう何年目だ?
ハッ。これ以上長引かせるつもりはない。
貴様がこの街にいる間に決着をつけてやる。
貴様がこの街にいる間に決着をつけてやる。
せいぜい今のうちに人生を謳歌しておくんだな、京。
草薙さーん!
みなさんを連れてきましたよー!
みなさんを連れてきましたよー!
って、あれ!?
もうバトル終わってます!?
もうバトル終わってます!?
お。真吾のやつ、やっと戻ってきたか。
全員揃ってるみたいだな。
全員揃ってるみたいだな。
――おい、お前らがなかなか来ねえから八神に絡まれたじゃねぇか。
いやぁ、モテる男はつらいな、京。
ついでに八神のエスコートは任せたぜ。
ついでに八神のエスコートは任せたぜ。
安心しろよ。マネージャーちゃんの騎士の役目は俺がしっかり果たしてくるからさ。
あ、じゃあおれも、そっちがいいです!
はあ? オレだって、八神よりあいつの方がいいに決まってんだろ。……ったく。
んじゃま、マネージャーが待ってるからな。――行こうぜ!