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潜在的核抑止論と「反原発」という準・軍事行動
福島第一原子力発電所の事故からのち、世論の指弾を浴びて守勢にまわっている原発推進派の側から、いわゆる「潜在的核抑止力」を前面に打ち出して擁護する論調が現れて注目されている。原子力の平和利用を続けることによって、いざとなれば速やかに核武装が可能になるので、潜在的な抑止力として有効だというものだ。一貫して原子力推進の旗振りをしてきた読売新聞は真正面から社説で取り上げたし、大前研一氏も以前から、日本は既に「準・核保有国」(ニュークリア・レディ)だと指摘している。
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「原子力の平和利用」 神話の崩壊
福島の事故以降、原発の「安全神話」が崩壊した、という表現をよく見聞きする。この「安全神話」という言葉も、「あってはならない」と同じように、かなり奇妙な使われ方をしてきた言葉だ。事故の前から既に(半ば肯定的な意味においてすら)言われているのだが、「神話」というからには、それがほんとうでないことはなんとなくは知っていた。だとすれば、「崩壊」したのは、実は安全性に対する全幅の信頼などではなくて、フィクションと現実との間で危ういバランスを保っていたわれわれの日常性そのものということになる。
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トイレの素晴らしさ
成功して名を遂げた経営者の中には、ときどきトイレ掃除に強いこだわりのある人がいることは知られている。中には社員に素手で掃除することまで強いて嫌がられているような例もあって、そこまですると行き過ぎなのはたしかだが、それほどではなくとも、客の立場で外食やカラオケ、スーパー・コンビニの店舗に対して、手洗いが清潔なことを贔屓にするかどうかのポイントにしている人は多く、トイレ掃除を自分でするのが嫌いな人も、逆にそういう人ほど、客として利用するときにはチェックがうるさいのが常である。目当ての男性あるいは女性と身を入れて交際するかどうかを決めるのに、自宅のトイレをどんな状態で使っているかという点は、雑誌の恋愛相談などでもひそかな判断ポイントとしてよくあげられているし、個人や企業相手に資金を貸し付けたり取引を開始する際の与信マニュアルでも、トイレの確認は、その企業や個人の経営姿勢なり生活態度なりを外面的な兆候から見抜く審査点のひとつになっているという話はふつうにある。
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「地震酔い」の簡単な緩和法
震災以降、東日本の全域でいまも余震が続き、いわゆる「地震酔い」の状態を多くの人が経験している。これについて人から即効性のある対処法なるものを教えてもらった。特に費用や手間もかからない簡単なやり方で、実際に試した人に聞くと、この方法がいちばん効果が高かったそうである。
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「はやぶさ」の擬人化
小惑星調査のための無人探査機「はやぶさ」が、先日、多くのトラブルを経て奇跡的に帰還を果たしたことは、たいへんな反響を巻き起こしたが、その裏側で多くの注目を集めたのが、その際にこの探査機が強烈に「擬人化」されたことである。
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