麻生太郎ならずとも待ち望むマスク解放は「あと5年以上」

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 ワクチン接種が進むまで、英国ではマスク着用が「あと数年間は必要」――。英国の新型コロナワクチンの接種責任者、メアリー・ラムジー博士の見解だ。麻生副総理が「いつになったらマスクを外せるのか。記者なら知ってるだろ」と発言して物議をかもしたが、英国で数年なら日本の「マスク社会」はいつまで続くのか。麻生副総理ならずとも気になるところだ。

 ただでさえ、日本のワクチン接種は世界に出遅れている。みずほ総研は集団免疫獲得の目安とされる全人口の7割の接種終了時期を「来年3~6月ごろ」と試算。政府目標から大幅に後ズレしても、1年後にはマスクから解放されるのか。


「かなり難しいと言わざるを得ません」と言うのは、ハーバード大学院卒で医学博士・作家の左門新氏(元WHO専門委員)だ。新型コロナの集団免疫獲得理論が達成されるには時間がかかる。集団免疫を実現した国はまだないのが現実だ。仮に集団免疫を獲得しても問題がある、と左門氏はこう続ける。

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