宮城感染者急増の一因か 歓楽街の人出増と“風活”の関連性

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 新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言を22日午前0時で全面解除したのを受け、政府が特にリバウンド(感染再拡大)を警戒しているのが宮城県だ。

 同県では3月に入って感染者が急増し、ここ数日、100人を超える日が続いている。政府は、直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数を感染状況の目安とする指標の一つとしており、「25人以上」となれば、4段階のうち最も深刻な「ステージ4」に相当する。


 加藤官房長官は22日の会見で、同県の感染状況について「直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は約27人、病床使用率も20%を超え、仙台市を中心に感染が拡大している」と説明。23日の会見では、同県に対して緊急事態宣言に準じた対策が可能となる「まん延防止等重点措置」の適用を含めた対応を検討する方針を示した。

 同県と同市はすでに18日に独自の「緊急事態宣言」を発出。市内の一部飲食店を対象に、25日から4月11日にかけて営業時間を午後9時までとする要請を行うことを決めている。接待を伴う店や、酒類を提供する飲食店など約1万店が対象となる見込みだ。

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